俺氏のツーリングカメラを紹介させてもらいまっする。
ここ数年、愛用しているのはオリンパスのStylus1(スタイラス・ワン)。
発売は2013年末。センサーはコンデジにしてはちょっと大きめの1/1.7。
最大の売りは「F値2.8固定の光学10倍ズーム」。
F値が小さいほど明るいレンズということになるのだが、一般的なレンズはズームを使って倍率を上げていくとF値が大きくなっていき、光量が不足して暗い画になってしまう。それを補うためはシャッター速度を遅くするかISO感度を上げるしかない。しかし光量を稼ぐためにシャッター速度を遅くすると手ブレしやすくなってしまうし、ISO感度を上げるとザラザラした画質になりやすい。
しかしこのカメラのレンズなら1倍~10倍までの全域でF値2.8のまま。
コンデジでこれはとってもすごいことなのです。
これが「手のひらサンニッパ」。手のひらに乗るサイズで、焦点距離300mm、F値2.8のカメラ。
ボクがこのカメラを選んだ理由は、
① 片手で撮影準備できること(自動開閉レンズキャップ搭載) これが最重要 撮影のたびにキャップを外したりつけたりはNG
② 軽量コンパクトであること (気軽に持ち運べることはもちろん、狭い車内での取り回しに優れていること)
③ 電源ボタンを押してからの起動時間とフォーカス時間が短いこと (閃いたらすぐ撮れることはとても大事)
④ 高倍率かつ全域で明るいレンズ
⑤ そこそこの画質 (レンズ性能とセンサーサイズに依存する)
ズームを使う理由は2つ。
・もちろん被写体を大きく捉えるため。
・そして個人的にもっとも重要なのがフットワークを補うため。
自分が被写体に近づけない場合、たとえば画面の端の電柱やガードレールが邪魔だな~とか通行人が邪魔だな~といった場合に、ちょこっとズームUPすることで画面の外へ追いやるわけです。
ツーリングフォトで大事なのは撮影場所・構図・タイミング。最初も最後も結局は撮る人しだいだと思う。
後継機を出してほしいのだけど、この路線の機種はディスコンのようです。最近はスマホやiPhoneでもそこそこの画が撮れるので、コンデジ市場は縮小傾向にありますね。購入したときはたしか5万弱だったのだけれど、大ヒットカメラにもかかわらず後継機がないのでいっときはプレミアがついて10万近くとなっていました。
【拡張性(オプションパーツ)】
このカメラの画角は広角側がすこし狭い。(28mm)
そこでこの【ワイドコンバージョンレンズ】をアダプターを介して装着すれば画角を広げることができる
28mmが22mmに!(0.8倍)。これでより広い景色を捉えることができるようになる。しかもF値は2.8のまま。
望遠側は約10倍あるので困ることはほとんどない。しかし欲をかいてそれ以上を望む場合、この【テレコンバージョンレンズ】が活躍する。10倍が17倍に!(300mmが510mmに=1.7倍))。しかもF値は2.8のまま。
駄菓子菓子、これらのレンズを持ち歩くことも付け外しすることも面倒に感じてしまう。それでもツーリングの際、とくに遠出する際は必ず持っていくのだけれどほとんど出番がない。
カバンから出して、ケースから出して、カメラ本体の自動開閉キャップを外して、コンバージョンレンズを取り付けて、カメラ本体の設定をコンバージョンレンズモードに手動で切り替え(この手順はしないでも撮影は可能)、撮影。撮影が済んだらコンバージョンレンズを取り外し、ケースにしまって、カバンにしまう。最後に自動開閉レンズキャップを取り付ける。
これだけの手間がかかる。もたもたしてツーリングのリズムが狂うんだよね。これまでツーリングで使ったのは2回くらいかな(笑) 完全に持ち腐れです。
【レリーズリモコン(社外品)】
ボクの用途だとセルフタイマーを使えばいいので出番なし。
【スマホ連動】
内蔵Wi-Fiを使ってスマホをリモコン代わりにできる機能もあるけれど、カメラを電源ONするごとに設定しないとならないのでとても面倒。セルフタイマーで十分(笑)
そんなわけで活躍しているのはカメラ本体だけです。
以上、ここ数年のツーリングブログはStylus1でお送りしております。
ではまた。
Posted at 2019/01/30 21:59:49 | |
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