第1話はこちら→
【 飽きるほど廃墟探索 】
第2話はこちら→
【 哀愁街道 廃道×紅葉×湖 】
続きです。
某日・某所・某時刻。
廃墟探索や廃道突撃などたくさん寄り道をしてきましたが、ここが本日メインの目的地です。川に沿って遡ってきて、舗装路で到達できる最奥地です。たくさん寄り道したせいでやたら遠くに感じました。
来た道をダムの上から振り返る。
思いきり攻めてみたくなるワインディングロードです(笑)
錆色の桃源郷です。雪の白さが際立ちます。
いまにも雪が降り出しそうな分厚く暗い雲の下、湖を囲む山は紅葉がほとんど終わり、落葉が進んでいました。ここへ来るまでの道中はすっかり閑散とし寂れていました。時勢がもたらす変遷には抗えず廃れていく様子が窺えましたが、自然の美しさはたぶん昔も今も変わらず。それらがすべて相まって「錆色の桃源郷」というサブタイにしてみました。
ダムの管理施設の裏側のところどろに雪が残ってました。どうやらすでに降雪があったようです。ちなみに今日現在、積雪2mあるそうです。雪国ですしね。
後輩にカヤッキストがいるのですが、ここから漕いで上流側まで行って上陸してキャンプするんだそうです。いいなぁ。
ダムの散策も済んで去る直前に少しだけ晴れ間が。写真の写り具合が格段に良くなりますね。
今日はたくさん寄り道をしたこともあっていろんな景色を見ることができました。もうお腹いっぱいです。体力的にも疲労が出てきてます。
もうここで引き上げてもいいのではないかとも思いましたが、せっかく来たのだからもうひと頑張りします。
では次の目的地へ向かいます。
陽の向きが変わると葉の鮮やかさも変わって見えます。
支流側に古い橋が見えます。後で調べたら林道でしたが橋に柵がついてないですね(危ねぇ)。それにしてもこの流木の量。
たぶん廃校。詳細不明。
さぁ、本日最後のダムが見えてきました。これでダム何個目だよ(笑)
近づいてみます。このダムはかなりデカいな~!
ダムの上に向かいます。道中もずっと錆色の世界です。
デカい、そして高い。遠近感が麻痺します。この斜面、駆け下りたくなりますね(笑) IYH♪
でっかいドーナツです。
86を停めた脇にも雪が残ってました。
少し移動します、さらに上流側へ向かってみます。
いいところだー。
クレストの向こうに期待が膨らみます。
この付近が本日一番美しいところだった。これは予想してなかった。
この景色には「はっ」とした。一瞬だけ晴れ間がきて陽が射す。ものすごいコントラストで感激した。日本も捨てがたいもんです。来てみて良かった。
美しいの一言。もうね、溜息が出ました。
花鳥風月とか山紫水明と言えばいいのでしょうか、紫要素ないけど。
森が浮いてるみたい。
訪れようとしていた主要な場所はこれでコンプリートしました。
これで引き上げます。満足満足。
ここからはエクストラステージみたいなものです。
日没までもう少しあるのでちょっと寄り道します。
湖面に反射する古い橋。
湖面が鏡みたいです。ふたたび火曜サスペンス劇場の主題歌が脳内再生されます。
となりにあるのは廃橋。かつてはクルマが通っていたようでした。
自分がいる橋もかなり傷んだ見た目でした。
湖畔をゆっくり探索します。
ナビはこの道を行けと言ってるけど・・・いやー、この道は行く気になれないな。急坂だし、下を見たらこんなだし。
対岸の岩壁に道路が見えます。このあとの帰り道です。
のんびりと休息するのに適したスペースがありました。
めっちゃオレンジ色な木のとなりでコーヒーブレイクにします。
出発してくる前に目星をつけていた食事処は軒並み臨時休業中の札がかかっていて、まだ昼食にありつけていません。そうなることは想定内だったので、今回も食料とコーヒーセットを持参しています。
湖に流れ込む沢の音以外、何も聞こえません。鳥のさえずりもなく、とても静かです。そんな景色をお一人様貸し切りコースで過ごしました。
空を見上げると雲の移動速度が速くなってきていました。それで晴れ間がチラチラ出てきたようです。ここは山の合間なのでまだ風の影響はなく、存分にくつろげました。コーヒー美味しかった。
今日は廃墟三昧・ダム三昧・ワインディング三昧。冷や汗かくような険道もありました。景色とてもよかった。上出来すぎです。
どんよりした暗い雲空がこの錆びついたかのような雰囲気をいっそう哀愁深いものにしていました。晴れの日だったらまた大きく違った様相になるでしょう。
ということで、また来たいなと思うコースでした。自分の好みに合ったということで、このツーリングに180点をつけたいと思います。
ではまた。
Posted at 2020/12/17 21:43:54 | |
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