冬の間は撮影に行かなかったけど、何もしていなかったわけじゃない。これまでの復習と検証と反省、そして新たな知識の蓄積に努めていた。自宅バルコニーからのコソ練も。
撮影を始めて約4年。1年休んでいたので正味3年。そんな短期間でモノになるとは思ってないし、けして舐めているわけでもないけど、そろそろいくらか本格的な星果をあげたいところ。
目指せ、脱初心者(笑)。
今年の春の星撮り活動、まずは前編です。
某日・某所・某時刻。
以前にも撮りに来たことのある湖にて。
そのときより経験値もスキルも上がってるはずなので、星果の上書きをしたい。
すぐそこに86がいるんだけど暗くてわからないね。気温2~3℃。ほぼ無風。
狙うのは天の川。これまでで一番具合よく撮れた~。冬の間の蓄積が大いに役立った。めっちゃ嬉しいわ~。対岸を通るクルマがいなかったのでいかにも山奥のような画になった。手前は真っ暗だけど湖面です。市街地が近いので光害はやむなし。
天の川は十分に撮れたので満足。堤体の反対側を撮ってみる。
バッテリーの残量が少なく、夜明けも迫ってきているので、手短に約30分間の光跡グルグルショット。ちょうどクルマが通って行った。ヘッドライトの光跡が良い具合。
撮影を切り上げて撤収準備をしだすころ、風が出てきた。堤体は高台にあるし遮蔽物がないので僅かな風でもとてもつらく感じる。
これは以前来たときの撮影。
夜が明けた。
ここから中編です。
また別の日。某日・某所・某時刻。
ロケハンついでに少し撮影もしたい。
この日は天の川がある方角に月が出ているので天の川は諦め、月明りをうまく活用した星景を狙う。
この日も気温2~3℃。
事前に目星をつけていた撮影ポイントは畑の柵が高くてフレームに入ってしまい、画的によろしくないので困った。周辺をうろちょろ何度も何度も行ったり来たりして都合の良いポイントを探す。危うく撮影地難民になって途方に暮れるところだったけど、どうにか妥協できるポイントを発見。
駄菓子菓子、山側に接近しすぎて山塊の横幅が半分しか収まらない。後日明るいときにロケハンをやりなおさないと。ちなみにカメラが傾いてるのではなくて、畑のほうが傾いてます。
でも光跡画像はうまく撮れた。月明りで岩山も鮮明に写せた。星果としてはよろしいのではないでしょうか。
北斗七星。
装備を片付け、86を数十分ほど走らせて次の撮影ポイントへ向かう。幹線道路でもあり道中いくつも集落を抜けてきたにもかかわらず、一台もすれ違わなかった。真夜中とはいえ、みんな本当に寝静まってしまったんだね。路面もよく快適な貸し切りドライブを楽しめたけど、静かすぎて却って不安になってしまった(笑)
さて、今度は水辺で北極星を中心にした光跡を狙う。クルマを降りてから撮影ポイントまでは何百メートルも離れている。しかも、月明かりがあるとはいえ肉眼ではほぼ真っ暗だ。持っていく装備をトランクの中で仕分けして最小限に抑えることにした。
設営を済ませ撮影開始。駄菓子菓子、撮影中にレンズが凍結してることに気付いて、思わず悲鳴が出そうになった。このショットは台無しだ。だから横着せずに最初から対策をしてからにしろとあれだけ・・・(以下略)。
気付いたのが撮影開始から15分後くらいだったのでまだマシだけど、これがもし数時間後とかだったらショックのあまり魂が抜けてしまったことだろう。
ええっと・・・レンズヒーターは、っと・・・(カバンがさごそ・・・)
がーん! ない! クルマに置いてきちゃった!
(思わず魂を大気解放しちゃって気力ゲージがほぼゼロに)
この寒さ、この暗さ、この距離をまた往復すんの!?いやだわー。でも星果なっしんぐも、いやだわー。
猛ダッシュではるばるクルマまでを往復して対策装備を持ってきた。何年ぶりだよこんなダッシュしたの。息を切らしながら凍結を取り除き、ついでだからともっと構図の良い場所まで移動する。展開してしまった装備を移動させるのってすごくたいへんなんだよね・・・。
大幅に時間をロスし、夜明けまでもう時間がない。撮影時間は控えめの30分くらい。分度器をあてがって北極星をフレームのセンターに持ってくるように狙ってみた。
でもって撮れたのがコレ。諦めなくて良かったです(笑)
あっという間に夜明けがきた。朝焼けの中、湖面から立ち上る水蒸気が幻想的です。熱いコーヒーで一服しながら夜明けのマジックタイムを満喫。
気力ゲージが回復したところで帰路についた。
教訓:星撮りで横着は厳禁
さて、後編はこれまでの星撮り活動の集大成となる【会心の星果クライマックス編】になります。
後編 coming soon !!!
ではまた。
Posted at 2021/06/15 21:08:53 | |
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