2012.7.29 ハイパー峠アタック Rd.3 行ってきました!
何ぞこのコース~~~。
峠アタック史上最強 ロングコースかつハイスピードレイアウト
しかも真夏ですよ(笑)
はっはっはー、こいつはすげぇ・・・ 「カナリキテ~ルカンジテ~ル♪」
できる範囲でのクルマのメンテとセッティング、そして人間の体温対策をして行ってきました。

パドックにて
【午前中の練習走行】
一本目(完熟走行)。
見物に来られた知人(群サイ未経験)を乗せて、下見走行へ。
「ここがホットバージョンの撮影区間ですよー」などとガイドしたり。
二本目。
同乗者がいるので慎重に走るも第2パイロンシケインにてパイロンぶっとばし。
三本目。
ダンパー減衰力の調整をする。HARD方向へ。
そしたら最初のギャップでクツが脱げ、そして次のギャップでメガネがずれた。
キックバックも大きくてハンドルから手が外れてしまったり。
こいつはイカン・・・。

タワー前・スタート地点にて
【午後の練習走行】
一本目。
コース上に石灰が撒かれた区間ができたので、路面状況の確認のための走行です。

スタート直後
【高速ストレート対策】
S15シルビアのAT車には手元で変速できるシステムがありません。
ボクはいつもは2速固定で走っていて、レブリミットまできっちりまわすと時速120キロ出ます。
いつもこれで足りてるし、コーナーに届かず吹け切ってしまって足りないときはしばらくレブリミットをキープして耐えます。まさに残念乙。

タワー裏ストレート
ですが今回のコースのタワー裏の下りストレート、ここだけは2速固定では明らかに足りません(笑)
レブリミットまで回してからアクセルレバーから左手を離し(この瞬間=アクセル全閉←残念乙orz)、ATセレクトレバーを動かし、急いで手を戻してアクセルを開け再加速。加速G→減速G→加速Gと繰り返すので挙動が乱れやすいです。
この操作を瞬間的に行うのですが、セレクトレバーが勢い余って「2」から「D」を越えて「N」レンジに入ってしまう可能性があります。←残念乙。それに気付かずにアクセル全開にしたらレブリミット突き抜けてしまいます。
そしてさらなる問題がシフトダウンのときにあります。
2速でカバーできる120キロ以下まで減速してから2速に落とすのですが、その瞬間はブレーキング操作中の左手を離すことになるので、空走時間ができてしまいます。
ブレーキもアクセルも入れてない状態の時のクルマの不安定さは怖いです。
そして強化ATの変速ショックはとても大きいので、この速度域でガツンとつながるとリアがブレイクしてしまいます。
そうならないようにブリッピングして回転数を合わせたいのだけど、操作が間に合わない場合もあります。
失敗したら時速100キロ以上出ているときにクラッチ蹴りするようなもんです。しかも自分の意思とズレたタイミングで。
ここは気合い入れて超絶弾丸操作で対応します。
ブリッピングが間に合わないだけじゃなく、ATFのコンデシションによっては変速が正常に行われずなんとブリッピング終了後につながったりします。
ですから実際には「3→2速へのシフトダウン」の失敗率がけっこう高く、失敗したときのリスクを考えるととてもプレッシャーを感じます。
この操作を群サイでの競技走行中に行う・・・もうこれについては経験と勘と、そしていくらか運頼みです。
少なくともドライ路面でなければ絶対にしたくないです。
周囲の選手に聞くと、150キロ出てるとかもっと出たとか言ってます。
こっちも120キロ縛りという自主制限でもたもたしてる場合じゃないです。
やったるでー。
本番での「2→3」は90点、「3→2」は80点(自己採点)。
ブリッピングの量とタイミングはそこそこ合わせることができましたが、練習走行のときよりも車速が出ていたので軽くビビリました(笑)

タワー裏ストレート なんでこんな端を走ってるのか
【アタック準備】
眼がシパシパするので目薬を差す。
「ああっづあっづぅぅぁああっ!眼がー眼がー!」
目薬が熱湯みたいになっとるやんけ!!!
【アタック出走】
昼過ぎの高気温の中、約6kmの全開走行です。
パイロンシケインの立ち上がりではキックダウンしないようにしてATを温存します。
しかし石垣コーナーから第4パイロンシケイン付近までの登坂セクションで一気にきつくなります。
AT油温、水温、エンジン油温、すべてのワーニングランプが点滅してしまいました。
こんなの初めてです。
ワーニング点灯温度は限界より若干低く設定してるので、あとは温度計をチラ見しながらゴールを目指します。「これ以上は上がるなよ~」と。
ゴール直後にタイムカード記入のためのチェックポイントがあるので急制動で停止します。
そこからパドックまでは徐行、しかも距離がないので十分なクーリング走行ができません。
停車後の温度上昇の追撃がおそろしかった~。
そういえば本番走行中、オリドコーナー(下り区間最後の右ヘアピン)にアンダーガードかインナーフェンダーのような大きな黒い部品が落ちていて、黒いポリゴミ袋にカラスがとまっているのかと思いました(笑) 視界に入った瞬間はドキッとしましたが、走行ライン上じゃなくてよかったです。ゴールしたらスタッフに報告しようと思ったのですが、すっかり忘れてしまいました。さーせん。
この日のコース設定+路面状況、すごくシビレました!感動的というレベルです。ひゃっほーぃ!
変速と油温・水温そして体温にはとても気を使ったけど、ここ2年の中では一番よい走りができたと思う。
さらには、改善すべき点がはっきり認識でき、さらに伸び代のある部分があると感じられたこともよかった~。
順位的には相変わらずな位置だけど、満足度のとても高い一日でした。!
以上、久々の峠アタック参戦レポでした。
追記。
なお、突貫で書いたのであとで書き直したり写真追加したりするかも~。
参戦秘話「夏のリベンジアタック」についてはまたの機会に。