8月。某日・某所・某時刻。
真夜中のリゾートステーションにて。終電がいったあとは人の気配がなくなり居心地の良い静けさになる。避暑地ならではの涼しさが気持ちよい。
いつも通り、まずは撮影会から(笑)
今回は白線内にしっかり停めた。
シルビア
インプレッサ
照明が半分消されてよりムーディーに。早く帰れよってことだろうけど;
某所(ぇ
インプくんも撮影を楽しんでました。
駅前でずいぶんな時間を過ごしたけど、概ね予定通り。ではリスタートする。今回は例年とは違うルートを選んだ。シルビアでは初めて走るルートだ。森が深く、湿度も高い。漆黒としか表現のしようがない険道区間だ。ハイビームでも光量が足らない。しかし路面は整備されていた。さすがはリゾートエリアってことだな。この日はカモシカばかり出てきた。初見のコースをなかなかのペースで走ったので少し疲れた。険道区間を無事に走り終え、主要道へ。森の中の真っ暗な一本道をうちら2台だけでひたすら快走する。昼間だったらこうはいかない。深夜ならではの借り切りタイム。
高原地帯からいったん麓へ降り、夜食と朝食を買い込んでリスタート。
平成最後の夏の真夜中に、星の大海原を目指して弾丸ヒルクライムを敢行する。
目指す峠の標高は2,000mオーバー、最大標高差は約1,400m。
今回はトランシーバーのヘッドセットを変えた。これまでのは耳に掛けるタイプだったのだが横Gで外れてしまいやすく、なかなか走行ペースを上げられない理由の一つでもあった。今度のは頭部を挟み込むタイプのもので見た目が大仰しくなってしまうが、走行中どんなにGがかかっても問題なし。マイクの感度もスピーカーの音質も悪くはない。これで走りに集中できる。今夜はやる気満々だぜ。
ここから弾丸ステージ。ここは本来快適なはずのワインディングロードだが、とても窮屈に感じてしまうくらいに楽しんだ。
中略(笑)
峠に到着。
インプはオイルクーラーをつけているにもかかわらず油温に余裕がなく悲鳴を上げていた。燃料も満タンスタートだったにもかかわらず、3/4を消費し、残りは1/4だ。Myシルビアは2/4を消費。お互い、どんだけ踏んでんだよと(謎) この辺りは麓まで降りても深夜早朝は給油所が開いていないのでガソリン残量が気になる。
峠に到着後、インプはクーリング走行をしにどこかへ消えていった(笑) 標高2,000mを超える高所でクーリング走行をするなんてなかなかないことだよね。
気温は6~8℃。平野部の日中は39℃前後だからかなりの気温差だ。もう、避暑どころではない。さっびぃぃぃYO!
インプが戻ってきたところで撮影を始める。かじかむ指でシャッターを切った。峠の南側には薄い雲がでていたのが残念だったけれど、
山の中腹にある温泉街の灯りが反射して良い具合に撮れた。
これはこれでありなんじゃないかな。寒い中、頑張った甲斐はあった。
もうすぐ夜が明ける。満天の星の次は朝焼けタイムの到来だ。
今年は真っ赤だった。
陽が昇ったら駐車場も空いた。
今年も来ることができてよかったよ。
峠からの展望。
HDR。
どてっ腹からも白煙が出てる。
眼下に広がる湿原地帯。ここで積雪3mのとき雪上ダウンヒルをぶちかましてやったこともあった。本当の刺激というのは道路の向こうの世界にこそ存在するんだよ。クルマじゃその1/100にすら満たない。
稜線だけが浮き上がって折り重なっている様子がとても好きなんだ。
年々、周辺の木の背が高くなり、日の出観賞の妨げになってきている。国有林ゆえそう簡単には伐採できないのだろうから、せめて折り畳み式に改造してくれ。駐車場からスイッチを押すとパタンって倒れるやつね。おなしゃす。
モニュメント。
羽の下から覗いてみたんだ。
山脈の向こうまでずっと空だ!いや、当たり前か。
弾丸ヒルクライム、満天の星、凍える寒さ。そして朝焼け。
なかなかドラマチックで贅沢な展開。すばらしーぞ。
後編に続く。
ではまた。
Posted at 2018/09/05 20:31:03 | |
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