星景撮影のためのロケハンを兼ねて真夜中を走る。
気になるスポットがいくつか溜まってきたのでまとめて下見をしてくることにした。コーヒーを飲みながら地図上で各スポットをつなぐルートを検討する時間も楽しい。
できあがったルートは険道・快速ワインディング・田園地帯と変化に富み、走り応えのあるミッドナイトツーリングになると予感させてくれた。
まずはダムの奥地から。
だ~む。数年前にも来た。さらにその前に来たときは建造中だった。そのときはMTBだった、心臓破りの激坂で未舗装だった。それがいまは舗装されクルマですいすい登ってこれる。嬉しいような嬉しくないような。
数年前は工事中で閉ざされていた橋だ。おや?ゲートが取り払われている・・・。
ということはつまり?行けということか(解釈)・・・。
うわぁ、これは嫌だなぁ、無理でしょ物理的にも(笑)
岩山に挟まれ切り立った谷間に天の川を捉えたらいい画になるかなと期待した。しかし草木が取りついて岩肌が見えなくなってるようだった、暗くてよくわからないけど。
狭い空に天の川が見える時間は短いので、狙うなら入念な作戦が必要だろう。
次のスポットへ向かう。
石灰工場を潜り抜け、快速ワインディングをひた走り、高原みたいな様相の場所へ。
暗くて景色がよくわからない。山なのか森なのか、肉眼では見分けがつかない。
振り返ったら肉眼でも天の川が見えた。天気が良ければばっちり狙える場所であることを確信。今この瞬間でも三脚を使ってしっかり設定を駆使すればもっと鮮やかに写せるだろうけど、今夜は先を急ぐ。
高原みたいな様相の場所だが起伏があるので丘上の場所でないと展望が利かない。クルマでアプローチできる丘をひとつひとつ調べていく。
真っ暗なので肉眼では鉄塔がわからない。もちろん電線も。ISO上げて試写してそれで初めて気づく。上空はそこそこ晴れ間があるが地表は水蒸気で蒸している。このあたりでも天の川がうっすらと。
水蒸気のおかげで本来わずかな町明かりが誇張され、山も際立つ。こういうのって狙って遭遇できるものじゃないから貴重なシーンだと思う。
高波みたいに巻き上がる水蒸気。「見えるぞ、わたしにも見えるぞ」、大気の流れが。
ここは撮れる撮れないにかかわらずいいところだな。また通うことになりそうだ。
次は麓へ向かう。
真っ暗な水田地帯で見かけた踏切。もっと雰囲気よく撮れたらいいのに。
さてさて本日メインのスポットです。
田園地帯でたまに見かける穀物倉庫です。
城みたいなデカい建物です、傍の民家と比べるそのデカさがわかりますね。
『ハウルの動く城』ではなく、
『ハチロクと動かない城』が正解でした。
タイトル詐欺で、さーせん。
晴れ間が来るタイミングをうまく見極めて撮影開始。
クルマが通過していった。ハイビームだったからレンズ反射が起きて台無しになるかと焦ったけど、却っていい具合に撮れた。ラッキー。
ISO上げてるからこその写り具合で、実際は真っ暗です。周辺は広範囲にわたりほぼ水田。カエルの大合唱が盛大に聞こえてきます。持参したスピーカーでロックを聞かせてやりました、カエルに。「カエルたちよ、これがロックサウンドだ」。
雲が増えてきたので撮影は打ち切り。ぐるぐる約30分。
時間が余ってしまったのでこれからエクストラステージへ。
工場夜景です。
ファンの間では「ミッドガル」とか「ラピュタのワンシーン」などと言われているそうです。
駄菓子菓子、工場あるあるなんだけど背の高い塀・フェンス・並木などで目隠しされてることが多いんですよね。ここもそうでした。傾斜地に建っているので特定の角度からなら狙えるといった感じでした。歩道橋や高架道路などからハイズームレンズで狙うしか手がなさそう・・・。
正門前まで近寄りたいけど守衛さんがいるようなのでやめておきました。あまりうろちょろして通報案件になってもあれなので。
また来るとしたら三脚使ってガチりたいです。
そうこうしてるうちに夜明けが近づいてきた。これにて撤収。
この夜はたくさん走った。86楽しい。
ではまた。
Posted at 2022/06/05 22:31:42 | |
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ドライブ | 日記