• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

銀汰狼のブログ一覧

2022年11月10日 イイね!

【夏のど真ん中】 さよなら絶境の地 【秘境・酷道・険道・鉱山・廃墟】

【夏のど真ん中】 さよなら絶境の地 【秘境・酷道・険道・鉱山・廃墟】














【前書き】
ここは僻地や辺境なんてもんじゃない、「絶境」の地。しかもこれで関東だというのだから驚く。俺氏が選ぶ関東ナンバーワンの絶境の地で、大自然・酷道・険道・廃墟、すべてが揃っている。廃墟マニアならその名を知らないはずがない、そんな場所。
 
廃墟群が数多く遺っているが今年の9月までは現役の鉱山で稼働していた。鉱脈が発見されたのは400年前でその後にはあの平賀源内も訪れたという。本格的な採掘がはじまったのは100年前。
 
しかし今年の9月についに閉山となり採掘は終了、そして12月末をもって工場は閉鎖予定とのこと。100年の歴史の終焉だ。これは俺氏にとっては衝撃的な知らせだった。もしかすると工場そのものも廃墟群も撤去されてしまうのかもしれない。文化遺産のように保存されたら嬉しいのだけど。
 
ここは過去にも何度も訪れている。オートバイでも来たし、周辺のオフロード林道は自転車でも走ったし、登山もした。真夜中に来たこともあった(アホです)。俺氏にとってはたいへん思い出深い場所です。
 
閉山前にもう一度行っておこうと思い立った。ちなみに今日現在はアクセスルートの途中で大きな崖崩れがあり、一般車両は長いこと通行止めとなっている。(LINK)
 
 
街から遠くかけ離れた絶境の地にあり、さらには狭く切り立った険しい峡谷の奥であるにもかかわらず、昭和時代の最盛期には約2,000人が住んでいた。
鉱山労働者とその家族、それを支える職業の人々。社宅・学校・病院・共同浴場・娯楽施設・商店などが備わり、鉱山集落が形成されていた。
当時の航空写真を見ると狭い谷間にたくさんの建物が密集していた。この規模だと集落というよりちょっとした町だよね。近年は誰も住んでおらず従業員の方々は通勤してくる。
 
当時の交通インフラの脆弱性からしてまさしく陸の孤島だったと容易に推測がつく。驚くことに初期のころは車道が通じておらず、人は登山道で、物資は索道で運ばれていた。いまでも大雨が降ればすぐに通行止めだし、崖や路面の崩落・崩壊も絶えない。足を運んだこの日も大掛かりな補修工事が行われていた。数年前の大雪では鉱山関係者がトンネルに閉じ込められる遭難もあった。
 
そんな場所へのツーリングです。画像いっぱい貼りますので雰囲気だけでも楽しんでいってください。
 
 
 
--------------------------------------------------------------------------------
 
【本編】
 
真夏。某日。未明~早朝。
 
ようこそ、この先は秘境です。かつては宿場町だったらしい。

 
道中、鹿と何度も出くわした。
 
いまはバイパス道路ができたので廃道になった名物トンネルです。トンネル内部は三叉路になっていて、信号機による切り替えで一方通行方式でした。そのせいで最長15分くらい待たされるんですよね。

 
ここはすでにかなりの山奥。夜なので肉眼では見えないけど急峻な土地に張り付くように集落があり、その景観はチベットを彷彿とさせる。道は狭く離合が困難で、クルマを停めて置ける場所もほぼありません。ちなみにこれでも国道です。

 
集落を抜けて降りてきました。かつてはここが国道の終点で、食事処や宿泊施設などもありちょっとした賑わいがあったのですが。振り返ると先ほどの集落が見えます。東側の空が明るくなってきました。

 
ここまでは準備運動みたいなもので、いよいよここから本日のメインイベントです。いくらか遠回りしましたが長いトンネルで山の反対側へ向かいます。
 
夜明け時のダムと湖。初めて来たときはこの快適な道(橋)もダムもまだなかった。

 
ここから先はトンネルを潜るたびに森が深くなっていく。

 
険しさと湿度の高さ、まさに密林です。

 
それは転がってる石ですか、それとも降ってくる石ですか・・・。

 
周辺には岩肌をなめる滝や吊り橋があります。

 
トンネル口が木々で隠れそう。

 
朝もやが立ち込める峡谷を進んでいきます。道路のすぐ下は渓流です。平野部では連日、日中の気温が40℃に迫ろうとしている時期ですが、ここのただいまの気温は16℃。「涼しい」を通り越して「寒い」です!

 
先述のリンク先にある通り、土砂崩れの現場はこのロックシェッドです。どうやら通行可能になるのは来年の夏の見込みだそうです。

 
除雪車。ここ結構雪積もりますからね。
土砂崩れで現在も2つの集落が孤立していて、そのうちのひとつはここ、住人数はわずか2人。もう一つの集落は住人14人。もうすぐくる冬季にはドローンでの支援物資搬送を検討しているそうですが、技術的な壁、法的な壁があり、簡単な話ではないそうな。なんにせよ十分な生活支援と早期の道路復旧を願うばかりです。

 
山の上のほうには朝陽が当たりだしました。谷間は濃い湿気が立ち込めたままです。このコントラスト、視覚的にも体感的にもまさに山の朝という感じで好き。

 
中央分離帯に残された木。切り倒されなかったのには何か理由があるのか。

 
静まり返ってます。他に誰もいません。

 
岩々の合間を流れてくる。紅葉の時期になると渓谷全体が色鮮やかに染まります。

 
この道でもっとも好きなビューイング区間がここ。道はクネクネしてるけど見通しがよく、いっときの解放感にホッとします。

 
真夏ゆえの葉のボリュームで見えないけど、ここは屏風のように迫り立つ岩壁が続きます。

 
ところどころ岩場で川幅が狭くなります。苔の生えてない部分を見るとそこまで水位が上がることがわかります。

 
ここから先はおどろおどろしいトンネルをひとつ、またひとつと潜るたびにタイムスリップしていく気分がたまらない。道も景観も険しさが加速度的に増していきます。

 
崖面がオーバーハングしてます。ただでさえ谷そのものが切り立っていて狭いのに頭上に迫り出してくるとかなりの圧迫感を受けます。

 
だんだん苔が目立ってきました。見た目が似てるけどそれぞれ別のトンネルです。

 
こりゃ、天狗くらいいるよね絶対。

 
何が出てきても不思議じゃない。

 
おっこと主も獅子神様だっているね。実際数年前にこの近くで2m級の巨大なイノシシと出くわしたことあったし。

 
この道はあちこちで崖崩れが起き、頻繁に修復が行われている。

 
路面も悪化してきた。

 
さて、このトンネルを抜ければいよいよ鉱山に到着です。鉱山と集落の廃墟群、それはまるでタイムカプセルのようなもの。

 
素掘りのトンネル。かつてはこの中を索道が通っていたらしいです。

 
倒壊寸前。

 
こちらも屋根が拉げてきてます。

 
昭和の残り香。

 
給油設備。手書きの文字がいい。

 
現役で稼働中の工場。手前には石灰が積まれてます。
(このブログをアップするときにはすでに操業停止してます)

 
朝露が滴る物静かな朝です。

 
郵便局跡。日本一秘境にあると言われた郵便局で何年か前までは営業していたけど、すでに看板やポストなどはすべて取り払われていました。マニアはここから自宅へ郵便を送ったらしい、すると「秩父鉱山郵便局」の消印が手に入るわけです。

 
吊り橋のような何か。

 
あの橋を渡れば工場です。

 
札のようなもの。何か書かれていたのかも。

 
以前訪れた時よりだいぶ傷んでます。

 
坑道の奥行きは数kmにもなり、一部は高さ30mの吹き抜け構造になっているとのこと。坑口は山中に無数にあり会社も把握しきれていないそうです。

 
早朝なのに煙が出てる建物がある。24時間操業なのか。

 
社宅跡かな。それと屋根だけが見える廃屋。現存はしていてもこのように木々に覆われていっていて、訪れる度に見える数が減っていってます。

 
悪路すぎでしょ。

 
この林道は過去に何度か来ているが、現在は数年に及び通行止めになっている。
表示は見落としたことにしてください。

 
この少し先はかつて社宅がたくさんあり生活エリアだったと思われます。森に飲み込まれ、苔が美しくファンタジックな空間です。

 
社宅跡。

 
見えてきたのは共同浴場跡。

 
何年か前まであった「男湯」・「女湯」の看板はなくなっていました。出入り口も厳重に塞がれてました。以前は浴槽も見えたんですけどね。

 
だいぶ朽ちてきてます。

 
かつては浴場の前で道が90度に折れ、ここに橋が架かっていた。

 
商店跡。いまでいうコンビニだよね。初めてここを訪れたとき、この店はまだ営業していた。


 
訪れるごとに石垣が苔で覆われていっている。とても美しい。

 
廃道、その先には何らかの工場跡。どうしたらこんなにグニャるんだ、いったい。

 
日差しが当たって鮮やかな緑の中に隠れるように廃屋が。社宅なのかな。オシャレな洋館っぽい雰囲気がある。

 
石垣と石段と苔と森と。これを建てたときこんな幻想的な佇まいに変貌すると予想してたでしょうか。

 
こちらも社宅跡。

 
この先にもまだ遺構や廃墟が点在してるのですが険道レベルが跳ね上がります。進んでも通行止めなので今回はここら辺で引き返します。

 
石の苔むすまで・・・。

 
苔が眩しい。

 
橋の先にも社宅や保育園だった建物が多くあるはずですが木が育って見えなくなってます。

 
もう燈ることのない街路灯。寂しげだな。

 
積まれた石灰の向こうに社宅跡が見えます。本来はもっと横に長い建物でしたが数年前の積雪で大半が倒壊したようです。ここも木々が育って飲み込まれていってます。ちなみに赤いシャッターの建物は消防設備。

 
木々がどんどん育ち、緑のトンネルになっている。陽が届かなくなりひどくじっとりしている。

 
苔で覆われた石垣が溜息が出るほど美しい。かつて栄え賑わった鉱山集落はいまや深い森と苔に覆われたファンタジーワールドと化している。

 
いずれすべて森に飲み込まれてしまうんだ。

 
集落の中に滝があることにも驚く。

 
繁栄と衰退。そしてこの夏でついに閉山となり100年の歴史に幕が下りた。
 
さて完全に陽が上り、急激に気温が上がってもう暑いです。未明は16℃で寒かったというのに。

 
ではこれで帰ります。

 
タイトルには「さよなら」と入れたけどいずれまた来ると思う。しかしそれはもう閉山後で、工場も廃墟群も解体されてしまっているかもしれない。この日に見た光景はもうないのかもしれないと思うとなんとも寂しい気分になるのでした。
 
おまけ。
何やら小屋が。「第一警備員詰所」って書いてありました。

 
トンネルをひとつ、またひとつと潜るごとに現代へ帰っていく感じがまたたまらない。


 
路面から立ち上がる水蒸気が朝陽に当たり、密林の雰囲気満点です。

 
かつて走った道はいまダムの底に沈んでいる。

 
この圧倒的な夏感に打ちのめされて悶絶する。日差しが熱いというより痛いです(笑) 猛暑到来。
 
保冷バッグに入れて持ってきたキンキンに冷えたアイスコーヒーがあるんだった。この景色の中で追憶に浸りながら一服する。サイコーじゃん。

 
 
 
【後書き】
いまは鉱山の下流側に大きなダムが造られ、それに伴い2車線完備の立派な道路が敷かれた。トンネルも多く造られ直線的かつ快適にアクセスできるようになり、秘境感が大幅に下がってしまった。当時の道の大半は廃道となり湖の中へ沈んでいるが、ところどころでその痕跡を垣間見ることができる。かつては鉱山から鉄道基地までを往復する大型トラックが連なって走っていた。道幅はけして広くなく離合が困難な区間も多かった。
 
秘境というのはアクセス困難なほうがありがたみが増す。とはいえ高速降りてからも長いし、鉱山の辺りまで来ると今もなお深く険しい山と森が待っている。「やはりここが関東ナンバーワンだ」。
 
後日、こんな書籍を手に入れた。
中身は主に最盛期(昭和中期)の写真が多数、当時の従業員へのインタビューやデータなども充実していて非常に読み応えがある2冊となっている。元従業員で存命の方々もかなりの高齢者となり、編纂には多大な時間と労力が要ったと思うが後世に伝え残したいという筆者や協力者たちの熱い使命感が感じられる。
秩父鉱山マニアのためのバイブルと言えるでしょう。

 
 
 
そんな西暦2022年の真夏のエピソード。
 
ではまた。
 
( 突貫で書いてUPしたので後で読み返して必要に応じて校正します) 
 
 
 
Posted at 2022/11/10 22:10:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2022年08月05日 イイね!

【初夏ツーリング】 夏への入り口 (後編)

【初夏ツーリング】 夏への入り口 (後編)














中編・後編とさらに2話に分ける予定でしたが、このあと他のツーリングネタ(大作になるかも)が控えているので画像大量投下していっきに片づけることにします。

前編はこちら

某日・某所・某時刻。

ここはダムの袂です。何か建物が。


正面。水力発電所です。


見下ろすと翡翠色の川。



エントランス。
発電所の内部を見学させてもらえるということで開館とほぼ同時にGO。


建物への通路は橋になってます。


職員がこの水力発電所とダムについて説明してくれました。とても興味深い内容でしたが出てくる数値が膨大極まりなくてイメージ湧かなかったです(笑) とにかく大電力を発電していて、関東へも送電してるとのことでした。しかも管制室は埼玉県川越市にあり通常時は遠隔操作されているんだそうな。

でっかい空間です。画像左側にある説明パネルと比べるとその大きさがわかります。水色の凸型の装置は水を汲み上げるための巨大ポンプの頭頂部です。


こちらはそのカットモデル。この階の下層に本体があります。でっかいですね。


こちらはそのポンプを分解オーバーホールする際に使われるクレーン。2基あります。梁のような部分が水平方向に移動する構造です。1基で285tを吊り上げ可能とのこと。



下の階へ行ってみます。

湾曲した壁の中にポンプ本体があるようです。


計器やスイッチがたくさん配列されてます。






発電所見学を終えて外に戻ってきました。
ダムとでっかい滑り台と送電鉄塔。送電線はもちろんここが起点です。



夏雲。今日はゲリラ豪雨あるかも・・・。


車内はどうせ高温になってるに違いない。まだ午前中だけどもう疲れたので帰りたい気がしてきた。


ダムと湖を見に行きます。

びゅーてぃほー! それにしても、あぢ~。




では来たトンネルを戻って次の目的地を目指します。


ロープウェイは休業中っぽい。


またまたスノーシェッド。



夏のど真ん中、快適な道を走る。暑くてテンション上がらない。もう惰性で過ごすだけの空白時間。


麓に降りてきた。遠くに見えるのは3階建ての線路。


水田地帯からさっき走ってきたほうを振り返る。あの谷間を走ってきたわけです。



暑くてどうにも気力も体力も回復しない。川の水辺なら涼しいかなと期待してやってきてみたけどちっとも涼しくない。無駄に疲れただけ。


その後はしばらく街中(といってもド田舎だけど)を走って、昼食を買い込んでいく。

ここから峠を越えていくがルートは2択、旧道か新道か。どちらも2車線路らしいのでコーナー数が多い旧道をチョイス。

「このクルマ、タービンが止まってるんじゃねぇのか? あ、このクルマはNAだったわ。」

きつめの勾配とエアコンONと吸気温(外気温)の高さが相まって、86が非力で非力で登坂がつらいのであった。

峠を越えた先で少し脇道へ逸れる。行き当たりばっ旅。そういえば昼食買ったけど食べてなかった。空腹を忘れるほど暑さで消耗している。どこか休憩に適した場所があればいいのだが。

なにやら不思議空間へ迷い込んだ。手前から案内板があったし、どうやら景勝地になっているようだ。ここは印象深かった場所なので画像多めに貼ります。



この先は物理的に無理。こういう表示はもっと手前に出しておいてほしい。バックモニターなかったら詰んでた。


紫陽花とボンボリ、そして夏の空。紫陽花は旬を過ぎていたようだけどまだまだ奇麗に咲いてるものもあった。









近くには東屋のようなちょっとした休憩小屋があり、一休みにちょうどよさそうであった。展望もよく中は日陰でもあるし風抜けもよく快適だろう。

でも中には踏み入らなかった。

中の壁には数多くの写真が貼り付けてあった。色褪せてしまっているものもあるし、比較的新しそうなものもあった。記念に撮ったのか数人の集合写真であったり、一人だけのものであったり。すべて御老人だ、しかもかなり高齢の。すぐに思ったよ、これらはすべて遺影なんじゃないかって。

ここはきっと黄泉を想定されている。
日が暮れてボンボリが燈ったらそんな雰囲気になりそうだし。


見晴らしいいな。冬になれば豪雪で一面真っ白のはず。


地元の方々の「花と散り、灯が尽きる」を表現した終の地なのでしょう、きっと。美しいところだったな。

では次の目的地へ。

森と水田を縫いながらワインディングを降りてきて麓についた。電線がないということはディーゼル線。


ここもまたち~っとも涼しくなかった。


ぐるっと田園。ひたすら田園。




スフィンクス(に見えたんだよ俺には)。


水門。


こっちも水門。


またまた水門。渡ってみます。


水門の上から。道の下から滝状に流れ落ちる音が聞こえてくる。ちょっとだけ涼しかった(いまごろかよ)。


これからまた峠を越えて帰路につきます。

長閑だな~。


景色よさそうなところに限ってスノーシェッドになってる・・・。


帰りの高速での長い登坂区間にて猛烈なゲリラ豪雨に遭遇した。路面の排水が追い付かず川のようになっていたし、ワイパーも追いつかず前がまともに見えない。電光掲示板は時速50km制限に切り替わっているがリヤがふらふらで50kmも出せやしない。大型トラックに追い越された際のスプラッシュを浴びたときは何秒間も視界を失ってヒヤリした。もう停車したいです!

帰宅してからボディを見たらピッカピカになってた。
あの豪雨はナチュラル洗車機だったのか(笑)

ではまた。




Posted at 2022/08/05 21:45:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2022年07月30日 イイね!

【真夏の深夜】 ホットドライブ in クールナイト

【真夏の深夜】 ホットドライブ in クールナイト














『夏への入り口』の後編の前にこちらの記事をUPします。



夏。某日・某所・某時刻。

静まり返った深夜のパーキングエリア、この雰囲気がとても好きだ。


これから山村を抜け、更なる山奥へと向かう。

ヘッドライトの明かりだけが頼りの漆黒のワインディングルート。集中力を高め、熱くしかし冷静にハッスルタイムを楽しむ。もう夢中になってひたすら走りこんだ。涼しい夜にもかかわらずいっぱい汗かいた、頬を伝って垂れていく。

(ハッスルタイムにつき、その間の画像なし)

トンネルを抜けたらまたすぐトンネルの図。


道中まったくクルマとすれ違わなかった。いまこの世で起きてるのはオレだけなんじゃないかと不安になる。

川沿いのレストスポットで休憩していく。


走ることに夢中だったので月があることに気づかなかった。


テラス席で月明りでぼんやり浮かび上がる渓流を眺めながらくつろぐ。


月があっても持参の照明が必要だ。


クワガタ。俺に捕獲されてイキってる様子。


夜明けが近づいてきている。



至福の納涼空間でついつい長居してしまった。

86たのしい。ワインディングルートにFR、最高でしょ。



空が白ばんできた。

川に沿ってまだまだ続くワインディングルート。後半もまたまた走りに夢中になってしまった。





静寂、暗闇、清涼感、そしてこれでもかというほど続くワインディング。夜明け時も美しい。
いいルートだな、また来よう。

納涼&トレーニングミッション終了。これにてR.T.B、高速へ向かう。

ではまた。






Posted at 2022/07/30 22:25:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2022年07月23日 イイね!

【初夏ツーリング】 夏への入り口 (前編)

【初夏ツーリング】 夏への入り口 (前編)














画像多め・文章少なめでお送りします。

7月。
某日・某所・某時刻。

夜明けころスタート。
オーディオから流れる音楽を楽しみつつのんびりハイウェイクルーズ。
降りてから朝食を済ませ、山登り区間へ。
ヒルクライム中に雨が降ってきてしまった。どうなってんの天気予報。

どこかの展望スポット。早朝にもかかわらず先客が何台もいました。しかし絶賛ガスってます。


麓に降りてきたら降ってなかった。でもいまにも降ってきそう。



次の目的地、田んぼアート。到着と同時に強めの雨が降ってきたので車内からの撮影です。



またひとつ峠を越えて麓にて。また降ってないですね。でも向かう先の雲の様子が・・・。


雲が低い。


いつか見た橋。橋の上からの展望が良いらしいのだけど今回もスルーします。



次の峠を目指します。晴れなの曇りなのどっちなの。


どんどん標高を稼ぎます。残念ながら峠へ向かうワインディングは雲の中でした。




峠は開通したばかりの新しいトンネル。路面快適。


トンネルを抜けて山脈の背中側へ。

トンネルを抜けたらスカイブルー。どこかで聞いたことあるようなフレーズだな。


あっづい・・・肌がジリジリ灼ける感触がする。
トンネルの出口は夏への入り口だった。

夏の雲。入道雲パイセンお久しぶりーっす。


スノーシェッド。ここから先は冬になれば豪雪地帯。


あぢーよ。


冬季リゾート街だね。夏なので閑散としている。


新緑の中を行く道は交通量もほとんどなく爽快です。


と思ったら工事渋滞があった。


待ち時間はとくにすることもないし、音楽聴きながら夏の空をボヘーっと見上げるのでした。


エアコン効いてても日差しであづいです!

わき道に逸れてトンネルくぐって本日メインの目的地へ。出口付近の角度差が大きくて変な錯覚を起こしそう。



クルマから降りるのをためらうほど暑い。アスファルトも熱い。
キャビンだけだけど木陰に駐車できてよかった。


川の水が翡翠色。見た目は涼しそう。


暑くて暑くて・・・気力がもう限界スレスレだ。
そんなとき自販機を見つけて俺氏歓喜。まずはうまい水をくれ(ラル)。


「Summer is here !」


(後編に続く~)

ではまた。




Posted at 2022/07/23 21:47:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2022年06月28日 イイね!

【工場夜景】 スチームパンクな世界 【濃霧・雨】

【工場夜景】 スチームパンクな世界 【濃霧・雨】














今回の記事は深夜の工場探索レポートで、いつも以上に画像がたくさんあります。お時間に少し余裕があるよという方、ボクと一緒にナイトツアーにお付き合いくださいませ(笑)

テーマは「ダークファンタジー」と「スチームパンク」、そして漂う高度成長期の残り香。



6月、梅雨の時期の思い出。
某日・某所・某時刻。

肌にまとわりつくような重苦しい霧がその世界をより陰鬱な様相へと変えている、そんな真夜中。今宵は深い森と山に囲まれた暗い谷底にそびえる工場群を巡っていこうと思う。

スタートはここから。
棚田の向こうにぼんやりと浮かび上がるその妖しい姿はまるで不夜城。このランドマークは24時間休むことなく稼動している。


ズームで。手ブレしちゃいました。この先も全部手持ち撮影です(またかよ)。


すでにダークファンタジーのニオイがしてきました。


フェイバリットショット。


まるでファージみたいなデザインだな・・・。


おや?けっこう大きい建物かも・・・暗いせいで上のほうは肉眼では見えづらいのですが。


よーく見たらとても背が高かった。


よし。


ジャングルジム。



とても複雑で難解な構造をしてる。薄汚れていて継ぎ接ぎだらけに見えます。



屋外には剥き出しの通路が張り巡らされている。



積み込み作業中の大型トラック。出荷待ちの石灰。至るところに「禁水」と書かれていました。



見上げてばかりで首が疲れた、しかし撮れ高もあって一安心。


さて、これからさらに盛り上がる後半戦へ・・・と思ったら大粒の雨が降ってきてしまった。

一旦ふもとへ降りて休憩することにしました。激しめの雨だけど雲MAPには反映されていない。おそらく局所的で短時間だけの雨だと思われる。もしあと30分待って止みそうになかったら引き上げることにします、それ以上だと夜明けも迫ってくるし。

窓ガラスを激しく叩く雨粒。


期待通り、予想通り、雨が止んだ。それでは後半戦へ向かいます。

冒頭に登場したランドマーク。さっきよりも霧が濃くなってるような気がするんだけど・・・。


地面がずぶ濡れです。


雨に引っ張られて霧が抜けるかと期待したけど、逆に霧が増してました。
この先、撮影大丈夫だろうか、行くだけ行ってみる。


フェイバリットショット。
霧の中に浮かび出てきた建物。


ここから先は今宵もっとも迫力がある光景。フェイバリットショットの連続です。

濃い霧。雨で濡れて黒光りする路面。ところどころで排気口から噴き出る水蒸気。ダークファンタジーとスチームパンクを掛け合わせたような光景。



大型車の出入・往来が多い。



頭上に迫りくる要塞。中二病、大歓喜。



ここも背が高い建物なんだけど上半分は暗くてうまく写らなかったです。正面の建物の左半分は「メルツ炉」と「ベッケンバッハ炉」というものが納まってるらしいです。



SF映画に出てくる宇宙船のドックみたい。



構内は迷路みたいで迷子になりそう。


少し標高が上がっただけでどんどん霧が濃くなってきました。




メタリック・モノトーン。


手前の白いトラックの上方に見える図太いパイプはおそらく「ロータリーキルン(回転式の炉)」です。




霧があるおかげで工場から漏れ出た明かりが光芒になってます。


建物の壁も窓も作業車も石灰まみれ。



うーん、ミスティで妖しい雰囲気がたまらん。青信号のところを左に入ると採掘場へ続くようです。大型車両が出てくる際は赤色灯がくるくる回転します。



水蒸気もくもく。



至るところ石灰だらけ。最奥に見えるのは「ローラーミル」かな。




艦橋の如く。


「霧・石灰まみれ・黎明」が詰まった一枚。


もうすぐ夜明けです。これにて撤収します。

眩むほどダークファンタジー、むせるほどスチームパンク。そんな夜でした。

ではまた。




Posted at 2022/06/28 21:12:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記

プロフィール

「ビッグ ウェンズデー」
何シテル?   07/09 13:16
    ◆ ◇ ◆ 「 フォロー大歓迎。無言フォローでも大歓迎。ぜひどうぞ。」 ◆ ◇ ◆ 【BALANCE is ART.】 信条 :...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

      12
3 456789
10111213 141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

トヨタ 86 トヨタ 86
294SPL. 詳細は追々。
日産 シルビア 日産 シルビア
NEUROMAX SILVIA 294 special version with pil ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation