ラバーコーンかコイルか。

ミニのサスペンション、どっちがいいか意見が分かれるところですが、ワタシがコイル化したのには、実は腹痛が関係しています（笑）。。

夜中に仕事が終わって帰るとき、たいていはラーメンを食べるのですが、豚骨ラーメンを食べるとちょっとお腹が痛くなります。
そしてラバコンのミニに乗るとモーレツに痛みがアップします。
当時、すでにフロントのラバコンは完全に潰れていたので、主治医に相談に行きました。

最初は、ラバコンの乗り味は絶対に捨てられない、ラバコンじゃなければミニじゃないでしょう、くらいに思っていたのですが、腹痛や長距離ドライブで腰～脊椎全体が痛くなるので、背に腹は替えられません。体が資本なので、ここはいたわる方向で。。
それからラバコンの寿命の短さと、交換作業の面倒さもコイル化への後押しになりました。
ワタシのように毎日のアシにミニを使っている人間にとって、ラバコンの寿命の短さは致命的です。

そんなわけで、主治医とミニフリークのパーツカタログを見ながら相談に乗ってもらっていると、コイルオーバーという選択肢が急遽浮上。当時は主治医も未体験なので興味がある、という事だったのでノリでコイルオーバーに。
その結果、モーレツな腹痛はほぼ無くなりました。めでたしめでたし。

じゃなくて、今後コイルを検討されている方にちょっとでも参考になればと、ワタシなりの感想を。

コイルオーバーは普通のアシを固めた車に近い感じになります。
ショックも調整式なので、一番柔らかくすると、まずまずの乗り心地。
スプリングのバネレートは不明です。
主治医には何度も輸入元へ問い合わせてもらいましたが、輸入元（亀）の回答は「分からない」とのことでした。
しかし417さんのご指摘通り、オバフェンレスには付かないかも知れません。
12インチローターのまま10インチに出来る超外側にオフセットされているヴァルタンのホイールでちょうどいいくらい。
オフセットが+20近いとコイルに当たります。
筑波を走った感じでは、ラバコンより断然粘りがあります。
恐らく今回挙げている3種のサスペンションの中で、最もコーナリング性能が高いように感じます。
難点はコイルが選べないこと。初めから付いてくるコイルを使う以外の選択肢は設定されていませんので、コイルを変更したい場合は自作や流用といった工夫が必要になります。

ラバコンとコンバートするタイプのコイルサスは、ミニのレースシーンに於いて使っているチームが意外に多いです。それも速いマシンに驕られているのをよく目にします。
実際、ラバコンのような切り込んだ時の初期のクイック感は無くなりますが、ストロークがラバコンよりあるので、理論的にも有利です。
特にハイパワー化したミニにはコイルの方がいいかも知れません。
しかしながらラバコンがレギュレーションで指定されているレースもあるので、レースカーに付けようと思っている人は注意が必要です。

町乗りでもバネレートにもよりますが、乗り心地は確実に良くなります。

ラバコンはステアリングの切り始めのクイック感は群を抜いていますが、ストロークは絶対的に上記2種と比べて短いので、結局コーナリング中～立ち上がりに於いて、不利になりがちです。フルバンプしてしまうと後はタイヤのグリップ任せになってしまうので、急激に滑り出したりもします。

いずれにしても、スタビライザーの装着は上記全てに於いて有効であり、且つ乗り心地が良くなるので、オススメです。


この記事は、コイルが気になる。。。 について書いています。