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HEP号、3〜4速で低回転のままアクセルを開け、引っ張るとノッキングっぽい音がします。
でも猫たけ氏のcindy号も同じ音がしてたので、SUツインのニードルピストンがガタガタしてる音かな？と都合のいい解釈を…。

そして翌日、ガレモでアイルトン先生に相談すると、ノッキングで間違いないと診断されました。
SUのニードルピストンはFCRみたいなガタガタ音は出ないそうです。
そう言えばBUKIRI号もSUツインだった時代がありますが、そんな異音が出たことないな…。
この日は閉店間際だったのでまた翌日の閉店間際に訪れる事に（笑

そしてさらに翌日。
アイルトン先生にタイミングライトでタイミングを診てもらうと、回転が上がって行くに従って徐々に変化する進角が、ゲージ（クランクプーリーのところにあるギザギザの山）の範囲を大きく超えて大暴れします（汗
原因はおそらくデスビとの事。
取り敢えずは一度分解清掃してみる事を勧められました。
ノッキングはエンジンブローに繋がる、もっとも大きな原因のひとつです。

ノッキングとは、異常燃焼の事です。
プラグがかぶったりして、ガタガタとエンジンがうまく回らない事や、低回転時にうまく車が進まない事をノッキングだと思っている人がたまにいますが、違います。

ノッキングの主な原因は、点火時期の早すぎか、デトネーションか、プレイグニッションです。
点火時期の調整ミスは簡単に直せますが、デトネーションとプレイグニッションはちょっと厄介。
デトネーションは下記が原因の異常燃焼。
・圧縮比の高すぎ
・燃料のオクタン価が合っていない
・燃料が薄い
・エンジン負荷の掛かり過ぎ
・ターボではブースト圧の高すぎ
など。

プレイグニッションは下記が原因の異常燃焼。
・熱価の合っていないスパークプラグが熱源となり早期着火
・燃焼室内のカーボンが燃えたり、熱源となり早期着火
など

ノッキングの音は、ディーゼルエンジンの音によく似ています。
ガリガリ、というかカリカリというか、そんな感じの音。
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンで言うところのノッキング状態でエンジンが動作しているので、ノッキング音と似ているのです。
音の大きいレースカーでレース中に聞き分けるのはかなり困難です。

という訳で、もしHEP号でDHMに行っていたらブローしていたかも（汗
まさにノッキン・オン・ヘブンズ・ドア…

という訳で猫たけ氏さん！
cindy号もノッキングしてますよ！！！