
前日というか、当日の午前2時頃までホテルでビールを飲んでいたので、徹夜続きの疲れもあり大会当日は二日酔い状態。去年はワインを飲みすぎで二日酔いだったので今年はビールだけにしよう!と作戦を変更したにもかかわらずまたしても二日酔いとは…。
念のためアルコールチェッカーでチェックしてみたところ、無事アルコールは検出されず。しかし頭が痛い。さらに寝坊したため、「7時サーキット入り」の予定が、8時8分にサーキットに到着。ドライバーズミーティング(ドラミ)は相棒トミーに任せて取り敢えず準備。ドラミから返ってきたトミーに聞くと、無意味なドラミだったと。説明しているサーキットの担当者がこの大会のルールをまったく把握していなかったらしい。大会運営側からも特に説明がなかった、ってそんなんでいいのかい!?と話をしているうちにキャブレーションが始まり、最初はトミーが、続いてワタシが出動。
出場枠がチューニングクラスなのに、かなりなノーマルエンジンです。ノーマルのシリンダーブロックにノーマルピストン、ノーマルコンロッド、ノーマルクランク、ステージ2のチューニングヘッドにウェーバー40パイ、マニホールドはスワンネックという頼りない仕様ではありますが、むむ、けっこう走れるかも。キャブレーションは無事終了。
戻ってきたところで、ボンネットから白煙が!明らかに水蒸気。あわててボンネットを開けてみると、ラジエターキャップの付け根から白煙が!もしかして穴空いた!?と早とちりして主治医に電話をすると、主治医チームの緊急医療班がチェックに来てくれました。よ~く見ると、キャップマウントからオーバーフローした水が抜けるパイプが抜けていて、それがキャップの根本に溜まり水蒸気を出していただけでした…。昨日から早とちりの連続で穴があったら入れてやりたい今日この頃。
主治医がエンジンのセッティングをしている間にシートポジションがイマイチだったので、シートとステアリングの調整をし、一休み。しばし、他のレースを傍観。モンスタークラスはすごいデス。土屋圭一先生が大人げないフルチューンのハチロクで1分フラットと聞いているので、ミニで1分3秒は速い?と思いますがどうでしょう?N1仕様のS13シルビアNAと同じくらいと思うとちょっと寂しいですが。
998も熱い展開でなかなかおもしろかった。ジツは998も出てみたいと思っていたりして。
そうこうしているうちに漸く今回出場する60分耐久レースです。
スタートは変則ル・マン方式。最初にメインストレートのコース上、右側にレースカーを並べ、最初に運転するファーストドライバーはグローブを片方外してセカンドドライバー(3人のチームはサードドライバーでも可)に渡し、運転席で待機します。セカンドドライバーはそのグローブを持って道路の反対側に立ちます。
シグナル消灯でセカンドドライバーが道路反対側に停めてあるレースカーに走り寄り、ファーストドライバーのグローブを渡し、グローブをはめてエンジンスタート、発進となるわけです。ドライバーは2名以上、交代2回。一人の連続ドライブ時間は15分以上25以内。ウチのように2人で出場する場合は最初に走ったドライバーが最後もう一度交代して走ります。
スタート時、トミーは完全にシグナル見ていなかったです。で、まわりが走っているのを見てあわててダッシュ。もともと抽選で決まった?後方スタートなので、まあいいかと思いながら発進。路面温度が高いのでちょっと心配でしたが、案の定タイヤがズルズルです。1周目で1000ccクラスの車両をかわし、2周目へ。
1コーナーでリアタイヤがズルズルズル、おっとー!カウンター&アクセルをちょい緩めると一気にスピンモードへ(T_T)/。1コーナーの縁石を乗り上げガードレールにまっしぐら。そこそこ距離があったのでギリギリ止まるか~と淡い期待もむなしくコツっと右前が刺さりました。
しかーし!ここで諦めるわけにはいきません。この日のために努力してくれた人のためにもエンジンよ!火を噴け!きゅるるるる…「むむ…」もういっちょー。きゅるるるる、ガー(クランキングしているのに焦ってセルを回してギアの削れる音)、落ち着け、落ち着け。一呼吸置いてきゅるるるる、ガウ!かかった!よっしゃー!レッツゴー!もう最後尾だし、怖い物はないぜー!と前に誰もいないサーキットを走ります。
で問題の1コーナー。FFはリアが滑ったらアクセルオン!といろんな人に言われ続けているのに、FR歴が長かったので、リアが大きく流れ出すとついアクセルを緩めるクセが。しかしすでに怖い物はないので、一か八かリアが滑り始めると同時にアクセルオン!おー!スライドが止まってアンダーになる!オモシロい!へーFFってこうなんだ~!スゲー!と一人感心しつつ次々とコーナーをこなします。
映画マトリックスでキアヌが開眼したときのような気分です。もしくはカンフーハッスルで主人公シンが、え?もういい?そうですか。レースの後で友人に覚醒したぜ!とマトリックスの話をしようとしたら、「あれか?さか上がりができたみたいな感じか!」と言われ、「あーまぁそっちの方が近いか」と思ったのでした。
さて、レースに話を戻しますと、車載カメラを稼働させていないことに気付きました。バックストレートで後ろに手を伸ばして、なんとかスイッチを入れようと試みますが、シートのショルダーサポートとガチガチのベルトに阻まれなかなか届かず。あっという間に最終コーナーに差し掛かってしまったので、断念。次の周に再度試みると、おお!スイッチ入った!よしよし。ん?前方には謎の車が…。これってミニのワンメイクじゃなかったっけ?オースチンヒーレーとかいう物体が前を走っています。コーナーは大したことないのだけれど、直線が速い!3000って書いているって事は3000CC!?反則じゃー!などと叫びつつ、2周ほどやきもきしながら、チャンスをうかがいます。隙を見てインをつきなんとかクリア。そしてドライバーチェンジです。
ギアの使い方がトミーと違うのでどういう走りをするか、どこまで順位を上げてくれるか楽しみです。3周目まで順調な戦いぶりでしたが、4周目にバトルをしていた他の車は返ってくるのに、ウチのマシーンは帰って来ない!クラッシュ?トラブル?だいぶ遅れて帰ってきましたが、明らかにおかしい。
吹けきっていない感じで遅~い!しかしその状態ながらラップを繰り返し、ドライバーチェンジのためピットイン。主治医にタイヤをチェックしてもらっている間に交代。「ぜんぜんスピードでないよ。ほら」とアクセルを指さすとペダルがやたらと奥にいます。ぐお!昨年に引き続き今年もアクセルワイヤーのトラブルか!?「おかしくなったときにピットインすればよかったのでは?」と聞くと「あっそうか」とまるでそんな選択肢があることを忘れていたかのコメント。
でタイヤを見ていた主治医にその旨を伝え、急遽修理モードに突入。なんとか復活!ピットアウト!ちなみに空気圧は2.5に跳ね上がっていたそうです。その後順調にラップを重ね、あと数周というところで、ピットを見るとなにやら盛り上がっています。よく分からないまま、歓声に(聞こえませんが)ノって親指を立てます。後ろからなにやらモノスゴイ速い物体が近づいて来て青ハタが出たので、おっとー、またしても上位チームには周回遅れにされちまったー、と思いバックストレートで譲ります。そのあとガレージモーリスの黄色もきて、またもや周回遅れ。そしてゴール!パドックに戻るとなんかお祭り騒ぎです???「何位だったの?」と聞くと「4位!」おー!ノーマルシリンダーで4位か!一度は最後尾だったのでまさか上位に食い込めるとは!スゲー!やったー!おー!ひゃっほー!と浮かれまくり、ふと車の右前を見るとライトまわりに凹みが…。お気に入りのスペクトラムのホイールはリムがグニャっとひん曲がっています。どうりで走行中安定しないと思った…。パンクしなかっただけマシか。しかもストレートで譲った青いミニは同一周回だった???とほほ。あ~二日酔いで頭が痛い…。そんなこんなで筑波ミニデーは終了です。
Posted at 2007/05/02 02:18:15 | |
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レース | 日記