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ハチペイのブログ一覧

2024年10月02日 イイね!

SMP前々々々泊

SMP前々々々泊昨年は九州までフェリーで行き、阿蘇山→大阪港から岐阜を経由してSMPにも参加するという、ほどほどの旅をしました。

今年はそこまで長期の休暇が取れなかったのですが、木曜・金曜の休みを確保して、10月2日(水)の勤務後から長野遠征に出発です。

長野市は私が幼少期を過ごしたところで、ご無沙汰していた親戚への挨拶もしたいと思っていました。するとSMP前々泊チームが、今年の経由地に松本市を選んだので、10/3(木)に長野市(親戚挨拶)→10/4(金)に前々泊チームに合流できるじゃん、となったわけです。

私は体がデカいので、セブンの運転席スペースを確保するため、座席や一部の内装パーツを外してます。今ではフロアに座布団を敷いてベタ座りし、靴下or素足で運転するようになりました。足のサイズが29.5cmくらいあるので、シューズを履くとペダル周りのクリアランスが厳しいので、靴下or素足だとペダル裏まで足が伸ばせるようになりますが、長距離運転すると右足の踵が痛くなります。

そこで、右足の踵が当たるフロアマットの部分に厚めのフェルトを貼り、さらに高速道路での巡行時に右足を休ませる時は、左足の爪先でアクセルペダルを操作したりと、正直なところ反社会的な感じになりつつあります。

初日10/2(水)夜の宿泊先は「虹色の飛行船」という、メルヘンな名前のラブホテルです。敷地内には虎と鷹の銅像があり、誰かに必殺技でも習うのかという物々しさがあります。虎と鷹の足元にいる、7人の小人モドキや人工的なヤシの木が不気味で、虹色も飛行船も存在しません。

「虹色の飛行船」は長屋型ラブホテルです。長屋型は各部屋ごとに専用駐車場があるのは良いですが、建物の構造によっては部屋が駐車場と同じくらいの広さで、かなり狭いことも珍しくありません。「虹色の飛行船」の部屋は思いのほか広めでした。この右側の壁には、トップ画像のシロクマ親子のポスターが貼ってあります。

奥には風呂・トイレ・洗面台があります。



ラブホテルは宿泊時間帯が指定されてるので、その開始時刻にチェックインするのがお得です。今回は20:00スタートなので、時間ちょうどに到着し、狙ってた安い部屋の1つ(31号室)を確保できましたが、専用駐車場に屋根がありません。結露すると面倒なので、対策しておきます。

自室から見下ろした図(※ナンバー隠しに注目)。ラブホテルは駐車場の写真をWebで公開しないので、事前にGoogleマップで見当をつけるしかないんですが、なぜか完全に屋根なしの駐車場は31号室だけでした。雨じゃなくて良かった。

「虹色の飛行船」を思わせるオブジェやイメージは皆無で、大人のオモチャの自販機にカップラーメンが混ざってたり…

お茶菓子がウマイ棒3本(※なぜウマイ棒?なぜ奇数?)だったりしましたが、ウェルカムドリンクのほか、深夜ラーメンやモーニングまで無料なのは素晴らしい!

アメニティも充実しており、入浴剤と油取り紙はSMPのお土産に忍ばせることにしました。これらはメイン土産じゃないですからね、サブ土産ですからね。メインは別にありますから、誤解しないで下さい。

ホテルのWiFiが繋がらない点と駐車場に屋根がない点はマイナスですが、1泊7,400円で無料のドリンクや食事が充実しており、アメニティも豊富。建物や設備が少し古いものの、良いホテルでした。
Posted at 2024/10/04 08:29:51 | コメント(4) | トラックバック(0)
2024年05月03日 イイね!

バイクが来た。

バイクが来た。XSR155が納車されました。

もともと二輪免許は持ってなかったんですね。ところがセブン160に乗ってると、オーナーにライダーが多いんです。みんな「バイクいいよー、免許とんなよー」と言うのです。ある日、セブンで信号待ちをしてたら、隣にハーレーらしき大型二輪が止まりました。サイドカーに車椅子を積んだジョッキーシフトで、ライダーは恐らく70代。バイクならこういうスタイルで、フォーエバーヤングな感じもアリと、関心させられまして。

ひとまず小型二輪AT限定を取り、CT125に乗り始めました。バイクにはバイクの良さがあり、とても楽しい。やがて普通二輪が欲しくなり、限定解除したは良いが、何に乗るか。CT125をボアアップして5速化するか悩みましたが、ヘンにイジるなら最初から普通二輪の方が良いだろうと思い、色々と物色し始めます。

ホンダのレブルも考えましたが、自宅の狭いバイク置場からハミ出る可能性が高く、小さめの普通二輪としてXSR155にしました。国内では売ってない並行輸入車になります。並行輸入車についてはセブン160で知ってるツモリでしたが、ビギナーライダーなのでビクビクしながら乗ってます。

昨日は納車先から自宅まで3回ほどエンスト。ひとまず初給油。


一夜明けて本日は早速、首都高で東雲のライコランドに行きました。いきなり首都高は怖いかなと思いきや、セブン160の方が視線が低いのと、あのクルマのクレイジーさに感覚が麻痺したのもあり、気持ちよく走れました。東雲のAPITオートバックスが9時開店なので、隣のライコランドも9時開店かと思いきや、無慈悲な「11時開店」の文字が。1時間ほど隣のスタバで(なぜか)仕事をして、11時に戻ってみたら隣に色違いのXSR155が止まってました(※トップ画像)。アリガタヤー。

これも何かの御縁と思い、オーナー様を1時間ほどお待ちしましたがお会いできず、薄情にも先に帰宅させて頂きました…スイマセン…。バイクのスマホホルダーを買おうと思ってましたが、店員さんに聞いたら耐震ダンパー機能がないとスマホが壊れるもか、売ってるモデルも多くて良く分からず、何も買わないままオメオメと撤収。

外苑に寄って、

無事に帰りました。

早めにドラレコをつけないとな。スマホはポケットに入れて、音声ナビだけの方が良いのかな?その場合、Bluetoothイヤホンを使う?デジタル簡易無線FC-D301を使うならライダー用PTT配線はどうするのか?などなど、ビギナーライダーとして情報収集中です。
Posted at 2024/05/03 17:43:04 | コメント(3) | トラックバック(0)
2024年03月14日 イイね!

石川県ボランティア2【後半】

石川県ボランティア2【後半】【前半より続く】
トップ画像は奥能登ベースキャンプに沢山あった、宮城建設工業さん寄贈のストーブです。暖かくて助かりました。宮城建設工業さん、有り難うございました。

宿泊用テントは私が立っても背が届かないので、室内の高さは2mくらいあると思います。SNSだと室内が高過ぎると言う人もいますが、立って着替えることができるのは、かなり楽です。全国競輪施行者協議会(全輪協)が寄贈された青い折り畳みマットの上に、持参したシュラフ(mont-bell burrow bag ♯1のロングモデル)を敷き、足元にタオルで包んだホッカイロを突っ込みます。下着の上はハイネックのヒートテックとCW-Xタイツのみで問題なく、全く寒くありませんでした。

ただしっ!体育館の床は物音が響くので、誰かが歩いてると寝ててもすぐ分かります。ちなみに体育館のステージの上にもテントが4つくらいあり、そこで他の人たちを見下ろしながら寝てみたかったですね。
そして、ショッカーといえば怪人です。深夜になると「怪人イビキ男」が現れるのです。そのイビキが音に加えて、床を伝わる微弱な振動で、周囲のテントを襲うのです。「怪人イビキ男」は2,3人現れましたが、いずれも平和なテント村の中央付近に出現したので、幸いなことに私のテントからは遠く、耳栓して比較的よく眠ることができました。

珠洲市のボランティア組は7時台に出発するため、朝は5時半過ぎから目覚め始めます。このようなスケジュールの違いを配慮して、珠洲市・能登町・穴水町のテントは体育館の中でそれぞれ少し離れて配置されます。朝は談話室で持参したカップうどん・カレーもどき・コーヒーとプロテインバーを食べてましたが、お湯が使えるのは本当に助かります。じゃりん子チエ的には、暖かい食べ物はウルトラ重要ですからね。


同じ作業に入った人は「怪人イビキ男」の餌食にやられてしまい「あんなスゴいイビキは人生で初めて」とか「イビキが止んだと思ったら、今度は寝言が始まるのでキツかった」など、テントの場所によっては天国と地獄かもしれません。SNSだと「奥能登BCに連泊できるようにしろ」とか言う人がいますが、テント間の距離も近く、二日続けて「イビキ三連星」とかに囲まれてアタックされると体調を崩しそうですし、「眠れなかったんで帰らせて下さい」とか言えず、作業中の事故の原因にもなるので、暫くは1泊2日で良いような気もします。そう考えると、避難所として体育館で生活し続ける被災者は、本当に大変なんだと思いました。

2日目は午前限定の作業となり、大きなお宅にお邪魔しました。室内の玄関ホールには立派な彫刻が立っており、動かしたら地下階段でも現れるのではないかと思うくらいの豪邸で、時代劇とかに出てきそうな感じです。こちらでは家具の室内移動や畳の搬出をしましたが、濡れた畳はメチャクチャ重く、何とか1人で運べるかどうか。しかも帰りのバス内で、配布されたペットボトルの蓋を開けるのに手間取るくらい、握力が弱まったのを自覚するほどです。地震だけでなく、やはり水害というのはカビの原因になるなど本当に恐ろしいです。ちなみに2月に覚えたはずの南京結びは、忘れてしまいました、反省。

作業後はバス内で昼食を摂り、BCを経由して金沢駅に帰ります。初日夕食の弁当ゴミはBC内で回収してくれるのですが、二日目昼食の弁当ゴミは持ち帰る必要があります。恐らくゴミの回収はBCでも余力はあるのでしょうが、それを認めるとボランティアが雑誌やタバコの空き箱を捨てたり、色々と面倒なんだろうと思いました。と金沢は東京・名古屋・大阪から直通列車で3時間以内に来れるためか、サラリーマンが多い気がします。北陸新幹線のトレインデスクは平日でもほぼ満席で、ホテルも結構埋まってるんですね。

BCから輪島市へは交通アクセスが悪く、現在も金沢市からの日帰りボランティアに限られてます。能登半島の北岸寄りにBC増設が望ましいものの、運営スタッフの派遣も大変でしょう。校舎は建物が頑強であるものの、普通の学校は4月から始まりますから使えません。その点で生徒が集団で移動した日本航空学園の向洋校舎は最適だったのだと思います。ショッカーじゃないよ、日本航空学園の向洋校舎だよ。

今回の気づきをいくつか…
①自助•共助•公助のうち、共助とは被災者宅へのボランティア活動がメイン。
②同様に、公助とは警察のパトロールやライフラインの復旧がメイン。
③下水道の代用確保は重要。上水道の代用は数日分の備蓄水で凌げば、その後はペットボトル水の配給を期待できるが、下水道はそう簡単ではない。
④食べ物は重要。美味しくなかったり冷たかったりすると、長期戦ではキツイ。電子レンジや電気ポットがあれば、コンビニで売ってるレンジでチンするハンバークや豚の角煮などのほか、白米も有望。
⑤補食にはプロテインバーは腹持ちも良く、少し甘めなのでインスタントコーヒー飲みながら食べれる。味や食感も種類が豊富でオススメ。
⑥各市町村によってボランティア運営に慣れ・不慣れがあり、こちらから随時提案することも必要かも。
⑦屋根の損傷は室内の水害の原因になるため、ブルーシート等で即補修した方が良い。ただし安いブルーシートは2ヶ月くらいで裂けたり、そもそも耐水性でなかったりするので注意。日本製の耐水ブルーシート(※黒いシートが多いらしい)は高いけど、1年近くもつとのこと。
⑧一部のボランティアによる非常識な行動が注目されがちですが、行政の運営のもとで参加している人たちは常識的でマトモだと思います。日本人って結構スゴいと感じました。

金沢駅で生ビール飲んで、東京に帰るぞー。


Posted at 2024/03/14 19:15:20 | コメント(1) | トラックバック(0)
2024年03月13日 イイね!

石川県ボランティア2【前半】

石川県ボランティア2【前半】石川県のボランティアはこれまでの日帰り型に加えて、奥能登ベースキャンプ(奥能登BC)を利用した1泊2日型が追加されました。私は焚き火は好きですが、あまりキャンプの経験はありません。それでもシュラフやウォーターバックなどは持ってるので、中能登町(日帰り型)と能登町(1泊2日型)に参加することにしました。

日帰り型の集合場所は、3月から県民海浜公園に変更されています。この公園は金沢駅からの公共交通機関によるアクセスが悪く、私が調べた限り朝7:05着の52示野線バス1本しかありませんでした。その場合、県民海浜公園から相乗りするボランティアバスの出発時刻に間に合うのは、中能登町のみです。ボランティアの殆どは車で金沢市まで来るので、駐車場確保を最優先した結果と思いますが、金沢駅から行くには注意を要します。ちなみに帰りは海浜公園と60金石線バス停の間に天下一品ラーメン金石OMEGA店があるので、そこでラーメン&ビールしながら金沢駅行きのバスを待つ予定でした。3/12(火)は雨天のため中能登町ボランティアは中止となり、3/13(水)〜3/14(木)の1泊2日型(能登町)のみの参加になりました。1泊2日型の集合場所は、これまでと同じ金沢駅西口です。


バス移動中に見かけたEIZOの社屋。業務用の液晶モニターでは有名な会社で、旧社名は七尾市に由来するNANAOです。同社のモニターは私も愛用させて頂きました。EIZOさん、頑張って下さい!
西山PAでトイレ休憩を挟み、バスは奥能登BCに到着しました。SNSでは奥能登BCは「ショッカー」とか呼ばれてます。この建物は日本航空学園の向洋校舎ですから、架空上の設定とはいえナチスの残党であるショッカー呼ばわりは少し失礼だろうと思いましたが……

…ん⁉︎

こっ…これは…!

確かに似てる!…というわけで、今夜からショッカーにお世話になることになります。この校舎は体育館が2階にあり、そこに男性用テントが張られてます。テントの場所は入館受付の時点で指定されるので選べません。「壁際は寒そうだな…」と恐れていましたが、あっさり壁際に当選しました。※実はこの場所、夜になってラッキーだったことが発覚します。

廊下には注意事項も掲載されてます。11項で飲酒は禁止されてますが、煙草は解禁されておりました。ちなみに6項に『施設内を濫りに撮影し、SNS等に投稿…』と注意書きがあるので、肝に銘じます。

石川県は奥能登BC利用者限定でアンケートをしており、恐らく全国スモーカー連合の阿鼻叫喚がアンケートを通じて県を動かしたのでしょう。ただし!多数の銘酒を輩出している石川県が、酒を禁じてタバコを認めるのには違和感を覚えます。石川県産の日本酒だけでも、キャンプ内で販売してくれればなぁ…。天狗舞のミックス酒、東京で飲んだけど美味しかったし。
BC内は寒さが厳しいこともあり、アンケートの結果なのか、希望者には毛布が無料配布されてました。ただし…


使ったら持ち帰る義務があり、これも断水で洗濯やクリーニングが難しい事情があるんだろうと思いました。持ち帰るのは大変なので、今回は断念しました。
BCにチェックイン後、約20分で荷物を整理したのち、各ボランティアセンターに移動し、そこから被災者宅へ行って作業に従事します。今回は地震で屋根が損傷したお宅へ伺いました。天井は雨や雪の影響で崩落し、布団や畳だけでなく押し入れの中の写真や表彰状なども廃棄せざるを得ない状況でした。地震だけでなく水害は本当に恐ろしいと実感しました。
今回の軽トラはATとMTが半々でした。久々に軽トラを運転しましたが、やっぱマニュアル車の運転は楽しいですね(※愛車は入院中)。布団や毛布は可燃物なのですが、ぬいぐるみが廃棄処分場で別に集められてまして、プーさんやリラックマたちがいました。

廃棄物ですが、ひっくり返したりせずに全てのぬいぐるみがキレイに置かれてるのが印象的です。現場の作業員さんも何かしら思うことがあって、こうしてるのでしょうね。
今回の作業でも瓦は重くて・数が多く・割れると形がバラバラになり・非常に嵩張ることを痛感します。割れてない瓦だと、私でも1度に6枚までしか持てないほど重く、運搬も大変です。今後の屋根は一体成形できる軽くて丈夫な素材に切り替わり、瓦という文化は日本から消えていくと思いました。また、液状化現象は埋立地でしか起きないと思ってましたが、能登町は内陸の山側でも起きており、地盤次第で何処でも発生しうることを知りました。
作業を終えてBCに戻るとオリエンテーションがあり、弁当を食べた後は22時消灯まで自由時間になります。BCは上水道・下水道ともに断水してますが、電気やネット環境は問題なく、Space X社によるSTARLINKの接続速度も良好です。Verizon社はアメリカ大手の携帯電話事業者で、日本国内では展開してないはず。もしかしてアメリカ国内用の回線を能登半島で開放してるのでしょうか?

しかもアンテナは正方形で小さい!これで衛星回線を通じてネットできるとは、スゴい!!

BCには電子レンジと電気ポットがあり、お湯を使う場合は未開封のペットボトル水を寄付するルールになってます。つまり2Lペットボトル水を寄付すれば、現地の電気ポットで2Lのお湯を使えます。私はこのルールを勘違いしてて、カップ麺やコーヒーのためにペットボトル水は350mL×2本と500mL×1本をバラで持参しました。カップ麺やコーヒーごとに毎回ペットボトル水からお湯を沸かすと誤解してたのです。現場には未開封のペットボトルが20本近く置いてあり、石川県の職員が随時お湯を沸かしてました。今回は生活用水として水道水を4000mL持参しましたが、2000mLは余ったので清掃用水としてBCに置いてきました。

このように上水道はペットボトル水でカバーできるものの、下水道は代用できません。トイレは勿論ですが生活用水も流せないので、顔を洗う場合はBC外の駐車場でウォーターバッグの水を使用しプチ行水のような感じになり、歯磨きも駐車場で行って最後のガラガラペーは仮設トイレ内で済ませます。自分が被災した場合、下水道の代用=簡易トイレとかの確保は重要だと思いました。
BCでは理科室と家庭科室のような教室が談話室として開放され、各机にコンセントがついてるので、消灯までは電気やお湯などに事欠きません。女性たちは初対面でも仲良くオシャベリしますが、男どもは互いに牽制し合い、距離を置いて離れて座り1人でスマホをイジることが多く、何やら『野生の王国』みたいな雰囲気です。弁当だけだと足りないので、21時過ぎに持参したカップヌードルを食べつつ、やはり持参したインスタントコーヒーとプロテインバーを摂って、22時消灯前に体育館のテントに戻ります。そして夜には、奥能登ベースキャンプがショッカーと呼ばれるべき、ある出来事が起こってしまうのです……。【後半へ続く】





Posted at 2024/03/14 17:18:51 | コメント(1) | トラックバック(0)
2024年02月15日 イイね!

ボランティア 追伸

今回のボランテイア対象地区は珠洲市・輪島市・穴水町・七尾市・志賀町・中能登町・羽昨市でしたが、現在は能登町も追加になっています。このなかでも珠洲市・能登町・輪島市・穴水市は奥能登と呼ばれる地域で、金沢市からの移動に3〜4時間を要します。移動にかなりの時間を要するため、石川県は2月15日にボランティア宿泊拠点の整備を公表しました。

私は志賀町のボランティアにエントリーしました。定員が多めだったことと、金沢市からのバス移動が2時間未満だったことが理由です。私は体が大きくてバスの座席が窮屈なことが多いので、初めての災害ボランティアだったこともあり、移動距離が短い所を希望しました。

石川県の公式サイト経由でボランティア登録をしたのち、1月下旬から日曜・火曜の夕方に登録先アドレスにメールで募集が通知されます。エントリーは翌日の月曜・水曜の正午から始まり、数分で満員になります。土日祝は希望者が多く、エントリー開始から1分以内に定員が埋まりました。月金を除くと火水木は希望者は少なめで、定員が埋まるまで2,3分ほど要してました。エントリーそのものは、正午にPCやスマホを構えてダッシュで入力すれば可能ですが、問題は往復の新幹線やホテルの手配かもしれません。新幹線もホテルもエントリー前から予約は済ませてましたが、金沢市に前日入りした2月12日(月祝)は、連休最終日だったこともあり新幹線は満席でした。

私はそこそこ体力に自信がある方でしたが、被災地でのボランティア活動は作業だけでなく移動やホテル宿泊でも疲弊しますので、初めての場合は2〜3日に留めておいた方が良いかもしれません。もともと火水木の3日間の予定でエントリーしましたが木曜が急遽中止になり(※作業の進捗に合わせ、ボランティアセンターが人員配置の再計画をするため)、ホテルは20%のキャンセル料を払って1日早く帰京しています。2日間の活動でも疲労困憊でして、今日は自宅で休んでいます。

今回、初めて知ったことをいくつか列記しておきます。

①当日
【バス】参加者の9割は金沢市内まで車で来てたようで、その場合は石川県地場産業振興センターの駐車場に車を停めて、そこからバスに乗ります。バスは金沢駅西口を経由し、私のような県外から電車等で来た参加者を乗せて現地に向かいます。
【持ち物】石川県がリストアップしている持ち物のほか、バイクやスケボーで使う肘/膝のプロテクターはあった方が良いかもしれません。瓦礫の上でしゃがんで作業する時、膝をつけるのは安心です。防刃手袋とはいえ、釘の上に手をつくのは避けたいので、少しバランスを崩したときもプロテクターがあると肘•膝を使えます。私自身は持参して良かったと思いました。一般のWeb情報だと雨具は上下セパレート式が良いとされますが(※石川県はカッパで良いとしている)、恐らく避難所での配給品の移動や仕分け作業に限った話だと思います。家屋や建物の作業は、雨天だと倒壊や周囲の土砂災害を避ける必要があるため、ボランティア活動そのものが中止されることが殆どのようです。内履きは避難所の作業では使うかもしれませんが、災害ゴミの作業だと室内であっても釘や割れたガラスなどあるため、安全靴でないと危険です。天気予報が雨だったので「長靴+踏み抜き防止インソール」で参加しましたが、ちょっと重かったです。あとゴーグルは何かしらあった方が良いと思います。私は安い透明なアイウェアを持参しましたが、実際に使う状況は限られるものの、瓦やコンクリートを割る作業や石膏ボードを剥がす際など、破片や埃が眼に入る恐れがある時だけ使用しました。
【不要品】断水していると思い、初日は水8Lとポータブルトイレを持参したのですが不要でした。他の参加者に聞いた話ですが、災害ボランティアの殆どはライフラインが復旧している所に配置されてるそうです。ただし、奥能登は分かりません。
【その他】疲れると甘い物が欲しくなるので、作業の合間に森永ハイチューを口にしてました。ライフラインが確保されていれば、休憩場でお湯を頂くことができます。その場合は昼食にカップラーメンやカレーメシのような、お湯だけで食べれるレトルト品を持ち込めるので、気温が低い時は重宝するかもしれません。

②運営側も全国から集まっている。
【社会福祉協議会】被災地にあるボランティアセンターにいる運営スタッフの多くは、日本全国から集まった社会福祉協議会の方々です。彼らも面識のない状態から運営を始めており「誰がどこまで説明したか」「ボランティアから受けた質問や報告を、誰が確認中か」など、多少ドタバタしています。参加者のなかには普段の感覚で「少し待っててと言われたど、いつまで待たせるんだ」みたいなノリで尋ねるのは失礼な気がします。やはり被災地では確認や連絡など、普段より手間がかかります。むしろ参集メンバーを中心に、社会福祉協議会も良く運営できるなと感心しました。今後は被災地と支援自治体をペアにすることで役割が明確化される予定で、東京都は輪島市を支援する(自治体ペア対口支援)そうです。ちなみに私はボランティア休暇を利用して参加したので、ボランティアセンターで参加証明も発行してもらえました。
【運営に迷惑をかけない】禁止されてるにも関わらず、なかにはボランティアセンターまで自車で来る人もいるそうです。石川県の正式な手続きを踏んでない場合、本人確認や保険加入など各地のボランティアセンターは独自でやらないので(※そもそも時間がない)、すべてお断りするそうですが、なかには居座ってゴネる人=余計な仕事を増やすボランティアもおり、運営に迷惑はかけたくないですね。

③自主性が重要(※スマホ必須)。
【自分らで計画を組む】ボランティアセンターから被災者の住所や電話番号は教えられますが、そこまでの移動ルートや現地での作業手順などは、全てボランティア側で判断しなくてはいけません。軽トラにナビはついてませんので、助手席に乗った人がスマホ片手にナビる必要があります。ボランティア当日は最初にQRコードから参加登録を済ませる必要があり、実質的にスマホなしでは足手まといになります。災害ゴミは仮集積場に運搬しますが、地域に1,2ヶ所しかないので1日に3〜4往復できるかどうかでした。
【リーダーが重要】ボランティアセンターから指示書が1チームに1,2枚配布され、連絡先や大まかな作業内容が記されています。1人1枚ではないので「あれ?さっきまであった指示書、どこにある?」状態になりがちです。お互い名前も分からないので、なんて声を掛ければ良いかも分からない。チーム内LINEグループもない状態で、リアルタイムに連絡も取れません。2日目にリーダーをされた方は自身が被災経験のある職人さんで、指示出しから時間配分までキッチリこなされ、さらに指示書にない他のチームとの連携まで同時に行ってました。ロープワークの南京結びを教えてもらったので、次回までに練習せねば。2日間ともリーダーが適任者で良かったものの城戸沙織(:聖闘士星矢)や海のリハク(:北斗の拳)のような人がリーダーになると、作業は進まないかもしれません。

④自助・共助・公助
政府の防災計画では自助・公助について触れることはありますが、共助については具体的なマニュアルがありません。災害も地震だけなのか水害も加わるのか、水害も河川によるのか下水を含むのかで、悪臭や腐敗の進み具合も異なるようです。そういう意味で今回は東日本震災・熊本地震と同じ地震や津波でも、被災内容は異なるでしょうし、北関東や房総半島の水害もそれぞれ異なるようです。
正月に発生した震災は備えの必要性を実感しました。面識のない人たち(※2,3人ですが外国籍の方も参加されてました)と共同で作業する留意点だけでなく、徴兵制や軍がない日本が実施する共同作業の実際の現場を見聞きできました。
Posted at 2024/02/15 17:12:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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