アリとキリギリス

アリとキリギリスをご存知だろうか？

働き者のアリと怠け者のキリギリスの話だ。
冬のためにせっせっと食料を貯めておくアリに対してキリギリスは自由奔放に生きるも冬には食料が無くなりアリに助けを求める話だ。

元々怠け者を揶揄する物語だがアリとキリギリスの寿命を考えたことはあるだろうか？

アリの寿命は一年～二年に対してキリギリスはたった二ヶ月しか生きることが出来ない。
そもそも冬なんて一生涯やって来ないのだ。夏の間でしか生きることが出来ない。

だからキリギリスは冬の備えなんて最初から考える必要なんてなかったのである。

どっちが幸せなのだろうか？

人間はアリ社会と同様だ。王アリと女王アリがいて働きアリがいるピラミッド社会。

ちなみに働きアリは全てメスだそうだ。オスアリは何をしてるのかというとただの繁殖要員で女王アリと交尾をしたら死ぬのである。

『交尾したら死ぬんです！！』

なんて切ない超ジェンダー格差！！

この物語においてアリの冬というのは人間にとっては老後である。
老後に備えてコツコツと貯蓄に励みなさいというものだ。

中にはキリギリスのような人もいる。やりたいことやって社会の歯車にもならずにひっそりと朽ち果てていく。

どっちが幸せかって話だよ。

私はキリギリスの方がいいなって思った…。