2019年07月20日
僕自身、自分が『変人』である自覚は既にあります。
（『変態』である自覚も）
それでもこれは流石に皆が引くだろうなと理解してる変な癖と言うか拘りが合って 身近な仕事仲間や友人は知ってることなのですが・・・
17歳の夏から30年間、蚊や蠅などを含み
一切の生き物を殺していません。
蚊が腕に止まったら腕をブンブン振り回し逃げます。
それでも無理ならあきらめ吸わせて後でムヒ塗ります。
子供たちが小さい頃に夏場外に出かけるときは全力のウチワ扇ぎで子供たちを守ってました。
引いたでしょ？ 絶対引きましたよね？ｗｗ
ああ成程・・やばいタイプの奴か て思いましたよね？絶対。
ビーガンとかグリーンピースの崇高な強い意思のそれとは違って
肉だって全然食べるし ただ自分がする殺生を控えてるだけなんです。
なんで17歳の夏とはっきり覚えているかと言うと
とても仲の良かった友達が死んだんですよね バイクで。
悪い乗り方してたんです 人に迷惑かける乗り方をしてました。
たまたまその日だけ一緒に走ってなかったんです。
身近な人が死ぬなんて事を頭の中で理解も整理も出来ないまま
お通夜になり葬儀になり火葬場に連れて行かれちゃったんです。
経験のないことでどう悲しんでいいのかわからない、泣こうと思えば泣けるけどそれをすれば自分がイイ奴になるためのウソ泣きになってしまいそうで・・
葬儀が終わり他の友人達とその日は一旦解散し家に帰って放心状態のまま横になっていつものようにブラウン管テレビを点けたんです。
無気力なままテレビを眺め観てるようで見てない番組の最中、
画面に蚊が止まったんですよね
何も考えず足の親指で潰しました。
観てるようで見てない番組の片隅に僕がさっき何も考えず潰しました蚊の亡骸がずっとあるんです。
伝染病の媒体になるから？刺されると痒いから？そんなことすらも考えず
ただ踏みつぶしたんです。
突然とても悪いことをした自覚が本当に大きな波のように襲ってきて
3日分そこでやっと泣けたんです。
そこから半日ここには書ききれないような事をたくさん考えました。
『死』という大それたテーマに結論など出す能力も器も持たない子供だった僕が
友人の死を理解し受け入れるために出した結論が
『絶対殺したほうがいいという理由が見つかるまでどんな命でも自分では殺さない』でした。
まあそれくらい多感な時期ですし皆考えますよね？
何がビックリって かれこれで30年間それ実行しちゃってるんです。
普通止めますよね？大人になったらそんなこと馬鹿らしくてやめますよね？
なので自分でも思うんですよ 変人（そして変態）だなと。
まもなく友人の命日です。
博文 俺馬鹿だからまだやってるぞｗ
先週、家族での外食から帰りリビングの電気を点けると
目線の先 なんとそこには1匹の黒い昆虫が！
我が家に久しぶりに出た その黒い昆虫と目が合います。
僕の後ろには 妻、長女、次女、長男と彼に抱かれたショコラ
誰一人黒いのを好きな人間はいません（フツーいない）
父親がそんななので子供たちも無駄な殺生などしないほうなのですが
流石に黒いのはマズい・・
とくに妻に見つかったならば
『パパ殺してよ！』と指令が下るのは間違いない。
が 今日の黒いのはいつものようにわざと外し『あ～追い駆けたけど逃げられたわ～』と芝居も出来ないほどに弱っている。
想像するに近所で焚かれたバルサンから逃げてきたのか。
残された時間はわずか
全精神力を注ぎ話しかけることにしました。
（頼む・・逃げてくれ・・今すぐ逃げてくれないと俺は君を攻撃しないといけなくなる・・）
靴を脱いだ妻がリビングに近づきます。
（頼む・・・早くしてくれ・・そこの窓の隙間から出て行ってくれ）
気持ちが通じたのか黒いのは 軽く会釈をした後（してるわけないがそう見えた）弱った脚を動かし立ち去ってくれました。
たぶん 秘密結社が作った何かの化学薬品であの日の黒い奴が巨大化して暴れることがあっても恐らく僕だけは助けてくれると思います。
僕はけっして黒い奴が好きなわけではなく 間違っても彼の肩に乗り
『滅びろぉぉ人間どもめぇぇぇ！！！』とはならないのでご安心を。
引きました？少し引きましたよね？
まあ別に偉いことをしてるわけでもなく普通にガンガンに焼肉も食べてますし・・・
気のせいかもしれませんが僕
あまり蚊に刺されない←気のせい
Posted at 2019/07/20 18:52:10 | |
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