馴染みのホンダのセールスマンから「新型タイプR、試乗車来ましたけど乗ります?」とのお誘いが。
「買わないと思うけどいいの?」というと全然OKとのことで、お言葉に甘えて試乗してきました。
メガーヌで乗り付けると、買わないと言った意味を察したようで、「メガーヌとの比較も教えて下さい」とのこと。
軽く説明を受けて、価格は乗り出しで600万を軽くオーバー!(もう市民ではないです)
早速乗り込みます。
ハンドルは最近のスポーツモデル定番のアルカンターラ素材。
径はGR86と比べるとちょっと大き目。
シートはこれもタイプR定番の赤いセミバケタイプ。
ただ腰回りのホールド性は低く、サーキットでは足で踏ん張る必要あり。
サイドブレーキはFK8同様、ボタン式の電動パーキング。
便利かも知れませんが、僕個人はNGです。(サイドターン好きなもので・・)
乗り味は至って快適で、脚は硬いのに角がなく段差も上手くいなしてくれます。
シフトも節度感があり、クラッチもつかみやすく、まずエンストすることもない。
ハンドリングも100キロ程度でのコーナリングまでしか試せませんでしたが、オーバーもアンダーもない終始ニュートラルな特性。
モードによっては、MTなのに自動でワンテンポ早く回転を上げてくれて、ブリッピングの必要なしの致せりつくせり状態。
少々ラフにアクセルを開けても、300馬力オーバーを感じさせない見事に電子制御で調教された優等生。
メガーヌとの比較も現行型ではないので、フェアではありませんが、スタビリティの高さ、エンジンの完成度は正直タイプRの圧勝です。
ただ乗ってる時の高評価も、クルマを降りるとちょっと変わります。
乗ったら最高の新型のFL5ですが、マジマジ眺めると全体のバランスが?。
もちろんデザインには人それぞれ好みがありますが、この「でこっぱち」な顔と、スペシャルティ感を感じさせない汎用的なシルエットは、今のホンダのデザインの迷いを感じさせます。
ダウンフォースを稼ぐためには必須のウイングも、取って付けた感丸出しでボディとの一体感に欠けている気がします。
ちなみにタイヤは「265/30r19」の4本通し。
そりゃスタビリティも高くなる訳です。
当初、限定販売とのふれこみで、「もう買えない・・」と諦めている人に朗報です。
セールスの話では、今度のタイプRは国内工場で月産1万台以上(国内割り当ては3分の1程度)で決まったそうで、台数の制限は設けないので注文すればいつかは手に入るとのことです。
ちなみに今申し込むと、2~3年後だそうですが・・
なのでFK8のようにプレミアが付く事もないのでは?
FL5は、乗っていると(見るのは別で)とてもいいクルマで、そして尋常じゃないほど速いです。
それは間違いないので、幅広い層におすすめします。
試乗を終えてメガーヌでちょっと飛ばして帰りましたが、ドライバーが当たり前に色々介入するこのクルマの方が、自分はやっぱり好きだなと感じました。
もちろんニュル最速の称号はタイプRにお譲りします。
Posted at 2022/09/23 16:48:19 | |
トラックバック(0) | 日記