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イイね!
2020年01月16日

GR Yaris

スポーツカーが大好きなワタクシとしては、また気になる車がトヨタから発売されますね。
Bセグメントに属する「ホットハッチ」『GR Yaris』です。

2013年に限定200台で発売された『Vitz GRMN Turbo』は、ある冬季運転教習会で知り合った某氏が開発していた車だったので凄く興味がありました。彼はドイツ・ケルンにあるTMGでF1の設計に携わった経歴がある秀才で、その後『GR Supra』の開発のためドイツ・ミュンヘンに転勤になってしまったので、2018年に限定150台で発売された『Vitz GRMN』は、パワーも上がり、より魅力的な車になったものの、関心が薄かったのですが(笑)、今度のGR Yarisは35GT-R並みに凄味があって気になります。

口の悪いアンチトヨタの人からは、
“ヴィッツに400万円以上は高すぎる。俺だったら外車を買うね。”
“3気筒かよ~、安っぽそう。”
“後席が狭い。”
“車幅が広すぎる。”
“女性受けが悪そうで、モテそうにない。”
なんて声が聞こえてきそうですが。😅

この車の凄いところは、一般的なスポーツカーとは成り立ち方して違うということです。
一見、ノーマルのヤリスを3ドアにしてワイドボディ化し、パワフルなターボエンジンを搭載して、4WDと組み合わせた……と思われがちですが、『GRヤリス』は開発の発想から異なります。
そのプロセスは「市販車をモータースポーツのレギュレーションに合わせて改造する」というものではなく、「モータースポーツで勝つために市販車を開発する」というプロセスで作られたと言います。WRCで勝つために生まれたモデルです。

  • 大型リヤウイングを装着した際に最大のダウンフォースを確保できるよう、ルーフエンドを下げた3ドアボディを採用した。
  • ルーフにカーボン、エンジンフードと左右ドア、そしてバックドアにアルミを採用したのは、WRカー化の際に素材置換が認められないため。
  • 水冷インタークーラーにしなかったのはラリー競技中のクラッシュ時の作業性を優先したからです。水冷式インタークーラーだとクラッシュ時の配管修復などに手間が掛かるから。
  • サスペンションのストロークを犠牲にしないような補強の入れ方など、モータースポーツでの使用や改造を最大限に考慮した設計が随所になされている。
  • 3モードある前後駆動配分は、WRCドライバーからヒントを得てモードを決めました。前30:後70はクルマを縦に使うオィットさんが、前50:後50の等分は横に使うラトバラさんが好むモードです。

ヤリスはトヨタ自動車東日本の岩手工場で生産されますが、GRヤリスは豊田市の元町工場に専用ファクトリーラインを設けて生産されます。

● RZ“High-performance・First Edition”

RZ“High-performance・First Edition”

RZ“High-performance・First Edition”



RZ“High-performance・First Edition”

RZ“High-performance・First Edition”



グローバル車種である新型車「ヤリス」をベースとしながら(※ 新型ヤリスは、ヨーロッパ仕様も含めて全車5ドアになったが、GRヤリスは3ドアのみ。)、ヤリスで採用する直列3気筒 1.5リッターダイナミックフォースエンジン「M15A」とまったく異なる直列3気筒 1.6リッター直噴ターボエンジン「G16E-GTS」を採用。さらに駆動方式は、新開発のスポーツ4WDシステム“GR-FOUR”、ボディはヤリスで初採用となったTNGA(Toyota New Global Architecture)のGA-Bプラットフォームをフロントに、プリウスなどのGA-Cプラットフォームをリアまわりに組み合わせた専用2ドアボディで、ノーマルのヤリスとはまったくの別物の「専用設計」。 アッパーボディには、エンジンフード/トランクリッド/ドアパネルにアルミ素材を、ルーフパネルにはCFRP(炭素繊維強化プラスティック)を採用するなど、徹底的な軽量化が図られているとのこと。


ライバル車種として思いつくのは、国産車にはなく、強いてあげればLUTECIA R.S. TROPHYでしょうか?
ただし、こちらは前輪駆動車なのでちょっと違うかな?と思います。
ならば、Golf RFord Focus RS.AMG A 35 4MATICなどがありますが、こちらはBセグメントと言うよりもCセグメントと言った方が正確で、デカくて、重くて、更に高価です。

■ スペック比較

(型式)
Vitz GRMN
(NCP131)
GR Yaris
(?)
LUTECIA R.S. TROPHY
(ABA-RM5M1)
エンジン形 式2ZR-FE改G16E-GTSM5M
種 類直列4気筒DOHC
+スーパーチャージャー
直列3気筒DOHC
+ターボ(空冷インタークーラー)
直列4気筒DOHC
+ターボ
燃料噴射ポート噴射D4S(直噴+ポート噴射)筒内直接噴射
排気量1,797cc1,618cc1,618cc
内径×行程⌀80.5 × 88.3㎜⌀87.5 × 89.7㎜⌀79.7 × 81.1㎜
圧縮比 :110.010.59.5
最高出力212ps/6,800rpm272ps/(6,300)rpm220ps/6,050rpm
最大トルク250N・m/4,800rpm370N・m/(2,900-4,500)rpm260N・m/2,000rpm
燃料タンク容量42㍑?㍑45㍑
トランスミッション6速MT6速iMT6速EDC
駆動方式FF4WDFF
寸 法全 長3,975㎜3,995㎜4,105㎜
全 幅1,695㎜1,805㎜1,750㎜
全 高1,510㎜1,460㎜1,435㎜
ホイールベース2,510㎜2,558㎜2,600㎜
フロントトレッド1,468㎜1,530㎜1,505㎜
リアトレッド1,454㎜1,560㎜1,500㎜
最低地上高115㎜?㎜125㎜
最小回転半径5.6m5.4m5.4m
重 量車両重量1,140㎏1,280㎏1,290㎏
乗車定員(名)54 5
タイヤ/
ホイール
タイヤ205/45R17 84W
(POTENZA RE050A )
225/40ZR18
(Michelin Pilot Sport 4S )
205/40R18
(Pilot Super Sport)
ホイール17×?J
(BBS製 鍛造アルミホイール)
18×?J
(BBS製 鍛造アルミホイール)
18×7.5J
ブレーキ対向4ピストンキャリパー/
ベンチレーテッドディスク
対向4ピストンキャリパー/
ベンチレーテッドディスク(356㎜)
/
ベンチレーテッドディスク (320㎜)
/
ディスク
対向2ピストンキャリパー/
ベンチレーテッドディスク(297㎜)
/
ディスク(260㎜)
サスペンション方式前 マクファーソンストラット式
後 トーションビーム式
前 マクファーソンストラット式
ダブルウィッシュボーン式
前 マクファーソンストラット式
後 トレーリングアーム式
車両本体価格4,000,000円4,560,000円3,402,000円
備 考150台限定RZ High-performance・First Edition50台限定




新開発スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”

ダブルウィッシュボーン式リアサスペンション


フロント ディスクブレーキ



インテリア

インテリア


マルチインフォメーションディスプレイ

ワタクシがこの車に魅かれる理由は、
・トヨタ独自開発のスポーツカー。
86やスープラと違い、他メーカーに製造や開発を任せたのではなく、沢山売れて儲かる車でもないのに、自社で開発製造したスポーツカーであること。日産やホンダのスポーツカーと違い、2000GTからLFAまで、トヨタのスポーツカーのエンジンは常にYAMAHAの影が見え、トヨタの技術力がユーザーに伝わらなかった。それがアンチトヨタを生む要因の一つだったように思います。
・3気筒であること。
3気筒であることをネガティブに思う方もいらっしゃると思いますが、ワタクシは逆です。昔、4気筒DOHCのミラと3気筒SOHCのトゥデイで軽自動車の耐久レースに参戦したことがありますが、ポート研磨したライトチューン4気筒DOHCエンジンのミラがノーマル3気筒SOHCのエンジンのトゥデイにコーナーの立ち上がり加速勝負に負け、燃費も良くなかった経験から、多気筒より、1気筒当たりの排気量が大きい方が、トルクがあって乗りやすいと感じていた。BMWやメルセデスでも1気筒当たり500㏄のモジュラーエンジンが主流になっており、1.6ℓエンジンであれば、4気筒より、3気筒の方が適しているのではないかと思いました。ボアが大きければバルブ面積も大きく取れるのでパワーアップにも有利ですし、排気量を小さくしただけのダウンサイジングエンジンと違い、部品点数も減るため、軽量化できるし、エンジンの大きさも小さく出来る。横置きエンジンの場合、エンジンの幅が大きいと、ドライブシャフト長も左右差が大きくなりがちで、駆動系のトラブルにつながりやすい。(GR Yarisの写真をみると、前後のドライブシャフトとも等長?っぽい。)
3気筒特有の振動に関しても、バランサーシャフトを備えるので、問題ないのではないか。
・ハイパワーなエンジン。
1.6リッターで最高出力:272psもさることながら、3.5リッターNAエンジン並みの370Nmと言う最大トルクは凄い!
・駆動力配分を後輪よりにできること。
GRヤリスは、Normal:前60:後40,Sport:前30:後70,Track:前50:後50 の3つのモードで前後駆動力配分を変えられる。
ワタクシとしては、スポーツカーは速さより、振り回して遊べる方が楽しいので、駆動配分を後輪よりにできることは重要。(メカニズム的には0:100も出来なくはないらしい)
・4輪駆動車としては軽量であること。
WRX STIより210㎏、Golf Rより230㎏も軽い。
・モータースポーツを前提として造られている。
普通の車はボディーやエンジン・駆動系にしても、モータースポーツで使うと、負荷が大きいので耐久性に不安がありますが、メーカーであれば、その点もしっかり考えて開発していると思うので安心。


ワタクシがこの車に残念に思う点は、
・前後駆動力配分を前0:後100に変えられるモードも欲しかった。😅
・Bセグメントの小型車とは言え、1,800㎜を超す車幅はコーナリング性能のためと理解するものの、日本の道路や駐車場環境を考えると大きすぎる。
・性能を考えると、バーゲンプライスかもしれませんが、ワタクシのような貧乏人では、10年落ちの中古車だとしても買えそうにない。😭


関連情報ホームページURL:
https://toyotagazooracing.com/jp/gr/yaris/
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Posted at 2020/01/16 17:00:12

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