
本記事は、おなじみMotor 1 の英国支店(U.K. Motor 1)からのご紹介。
オートバイレースの最高峰、Moto GPに関わる記事で、小生的には大変興味深い内容が多く含まれてる。
一つ、ハイサイドはほんまにコワい
一つ、若きライダーのタフさ
一つ、レーシングスーツの、とんでもないハイテク進化
一つ、ハイテクスーツから取得されるデータとその解析
ほんまもー、枚挙に暇がない。
では早速、例の如く、小生超訳を交えながら、署名記事本文を紹介
"It’s all in the numbers."
"数字はすべてを物語る"
Motorcycle crashes are no joke, I’m stating the obvious. It’s not only the slipping and sliding we have to be mindful of but also the impact.
モーターサイクル(オートバイ)のクラッシュが冗談なんかじゃないのは明白。
注意しなきゃイカンのはスリップとスライド(両方滑りですね)だけでなく、impact(衝突)もそう。
Highsides, in particular, can have dire consequences.
特に、ハイサイドは悲惨な結果を招く可能性がある。
(ハイサイドはほんまにコワイ。小生も一度盛大なハイサイドになりかけ、もーアカン、みなさんサイナラ、と心の中で思ったことが一度だけある。
コーナリング中、リアタイヤがズズ、ズズズ、と滑り出し(これはゼンゼンいー、十分対処できる。でもその時は違った。)、ちょいカンター当て気味でペースダウンすれば(詳しいテクは説明しづらいんで割愛)グリップ戻るな、と、そういう具合の操作し始めで、グリップ完全復活。バイクはいきなり立ち上がる、小生もつられていきなり起き上がる。ほんで、そのままバイクごと吹っ飛びそーになる、ちゅーよーな、それはそれは恐ろしい経験。
そん時は、いかな天の配剤か恵みか、ナントカ押さえ込むことができ、奇跡的に転倒やクラッシュを免れた。 自分のどの操作が、良かったのか思い出せないぐらいコワかった。)
本題に戻る。
It’s no surprise everyone held their breath when MotoGP Marc Marquez highsided during a practice round prior to the Thailand Grand Prix. Thankfully, he walked away unscathed, but the force of the crash was spectacular.
MotoGPのマルク・マルケス(小生注:スペイン人の若きモトGPライダー)がタイ(アジアのタイ王国のタイ) グランプリ決勝前のプラクティス(公式練習走行)でハイサイドしたとき、誰もが息を止めたのは驚くことではない。
幸い、彼は無傷で立ち去ったが、クラッシュの力は壮観だった。
The airbag suits worn by MotoGP racers, whether they are Alpinestars or Dainese, are equipped with a flight of high-tech sensors which include a GPS and a gyroscope.
彼らMotoGPレーサーが着用するエアバッグスーツ、アルパインスターズやダイネーゼ(小生注:どっちもバイクウエア/スーツの超有名高級メーカー)は、飛行機で使うGPSやジャイロスコープなんかのハイテクセンサーが装備されてる。
These sensors allow the suits to react almost instantly and inflate the airbag during a crash, but they also collect precious data when something goes wrong.
これらのセンサーにより、スーツはほぼ瞬時に反応し、衝突時にエアバッグを膨張させると同時に、何か問題が発生した場合にも貴重なデータを収集する。
(ココまでハイテク化されてるとは、小生、ゼンゼン知らんかった。いつの間にこんな進化してたんだ!
ホンマ、びっくりした。 これも小生の興味を引いた大きな一つ)
こっから、メンドいんで日本語だけ、
今回の例は、MotoGPのタイグランプリでの出来事で、
レーサーのマルク・マルケスが、練習セッション中にレプソルホンダのレースバイクのコントロールを失い、バイクから投げ出され、激しく地面にぶつかった。
マルケス君、ここまでのクラッシュをしながら、Twitterで自身のクラッシュ、つぶやいてます。

(コイツ、めちゃめちゃ、メンタル、タフやん。これもホンマ、びっくりした。 これまた小生の興味を引いた次の大きな一つ)
若いレーサーは立ち上がるのに少し時間がかかったが、不慮の事故からは逃れることができ、アトで地元の病院に行った(英語ではチェックインと表現)したが、ほんの数箇所の打撲で済んでいる。
(コイツ、めちゃめちゃ、フィジカルも、タフやん。これもホンマ、びっくりした。 またまた小生の興味を引いたその次の大きな一つ)
クラッシュした、まさにその同日中にはトラックに戻って(バイクの)サドルにまたがり、続く日曜日のレースで素晴らしいパフォーマンスを発揮する前に、その日の最速タイムレコードをたたき出してる。
(どんなやっちゃ、コイツ、スゴイわ。めちゃめちゃヤ。
ほんまにすごいヤツか、ひっとしてあたまイカレとるアホなのかもしらんと思うぐらい、メンタル、フィジカルとも、タフのヒトコトでは済ませられんわ。
これには、ホンマ、びっくりにトドメを刺された。)
スンゲー恐怖とタブンいくつか負った打撲傷に負けず、マーク・マルケスはレースに勝ち、そのレースキャリアで6度目のMotoGPチャンピオンシップを獲得した。
マルケスがどれほど激しく地面にぶつかったのか、アルパインスターズは彼のクラッシュからの、そのデータを公開している。

グラフは、レーサーのスーツの路面(元記事では、tarmac = 舗装路と表現)への最初の衝撃が26gの力だったことを検出したことを示しており、
その衝撃は、時速30マイル(≒ 48km/h)走行でレンガ壁にぶつかる車に乗ってる人に匹敵するもので、マルケスは文字通りアスファルトの壁にぶつかった。
グラフは非常に興味深いもので、クラッシュのストーリーを示し、この出来事のタイムラインとそれがどのように展開されたかを、かなり明確に見て取ることができる。
グラフはインパクト(衝突)2秒前に、マルケスがバイクのコントロールを失った瞬間を指し示すことから、
その後、彼がバイクから投げ出された瞬間まで続いている。
エアバッグは、マルケスが(バイクから)放り出されて数ミリ秒、地面に衝突する0.585秒前に正確に展開している。
(すげー。ココまでの詳細データ収集と、そしてここまで緻密な解析できるなんて、ほんまオドロキ。
小生が知らん間に、レースの世界の科学は遥か彼方まで行ってまってた)
と、この記事はとってもタメになったちゅーか、世の進化のキャッチアップの良い機会になった、
というか、ホント、感激モノの記事であった。