20th May 2020、Volvo Cars大本営部発表、"Every Volvo model now comes with a 180kph speed limit and Care Key"

スウェーデンのボルボ・カーズ広報によりますと、
「同社は、今後リリースする、すべての新車に、時速180kmの速度制限機能を導入すること」
を、さる5月20日に発表しました。

そして、
「"Care Key"（速度制限の任意設定が可能）を導入すること」
も、同時に伝えています。

同社によると。
「これらを装備する目的は、交通事故による重篤な負傷者や死者をゼロにするため」
とのことです。


上記、
TVニュースのアナウンサー（女性）風に、
リリース文の超訳してみた。

ワレながら、キモちワロス。
いつもの調子に戻ろう。

Volvo、
つい先日来からも、3点式シートベルト初採用をハジメとする、クルマの安全装備の先駆者であるコトをアッピールするTVCM、盛んに流してたが、

欧州では禁断とも思える、メーカーお手製、最高速度制限機能装備に踏み切った。

でもこれって、
日本で売ってた国産車は、べつにタイソーに言うほどのコトでもナク、
ムカシはフツーにそうだった。

小生の記憶によると、
小生20代の頃の愛車、ランタボ、

たしか、

スピードメータのハリが、105km/h（だったかな、もしかしたらも少しウエかも）を指すと、
"チンコン・チンコン" と、どこからともなく、車内に音が鳴り始め、
ここからスピードが下がらない限り、ずーっと、うっとおしく鳴り続いていた。

さらに、それ以上にスピードを上げると、
今度は、120km/h（だったかな、もしかしたらも少しウエかも）で、
"ん、ぼぼぼぼぼぼ" とかゆーカンジの音が、エンジンルームから伝わってきて、
じぇんじぇん吹けなくナリ、それ以上には、スピードメータのハリは一切上昇しなかった。

つまりは、燃料カット装置が作動し、120km/h（たぶん）までしか出すことができなよう、
その能力を、メーカーが封印してたんである。

このランタボ、ターボタイマー付けたり（ムカシのターボは、アイドリングでタービン冷やしてからエンジン切らないと壊れた）はしてたが、

その手の改造には手を出さんかった（サーキットじゃなく、未舗装林道じゃ、そんな速度必要なかった）んで、
スピードメータの終点：180km/hにハリが到達するのを目にしたことはなかった。
（それどころか、例えば、150km/hですら見たことナイ）

その後、英国に旅立ち、日本に戻ってきてから買った、
シャリオクランディス（三菱肝いりの直噴GDI搭載のミニバンで、リコール王。GDIエンジンの系譜も不評の内にスグ消滅）

は、
"チンコン・チンコン" も、"ん、ぼぼぼぼぼぼ" もなくなってた。


さてハナシは戻って、今回のVolvo決定、

別にナンかのレギュレーションに従ったワケではない。
クルマ作ってるメーカーが、自社の技術を自由に使ってヨイ権利を行使したダケである。

それは同社の、
“We believe that a car maker has a responsibility to help improve traffic safety,”
（カーメーカーには、交通安全改善の一助を担う義務がある）
との"信念" に基づくモノである。

今回の、制限速度設定をデフォルト機能とする、メーカーの、その持てる技術を使用する権利行使には、
メーカーのエゴ、との疑問のコエ（しり取りでアソんでるワケではない、タマタマ）と、議論が起こっているよーであるが、

Volvoは、
"たとえ潜在顧客を失うことになるにしても、先駆者であり続けるためにはカマワん"
と、ちょー強気である。


Volvoファンの、現時点での意見や、
今後、10年くらいのスパンで考えた際には、Volvoの考えが多数派になるような気はするが、

少なくとも今の時点で、同社に賛同、追随する欧州カーメーカーは、あんまナイだろーナ。
ちゅーか、そうこうする数年のウチに、自動運転が主流になって、こんな問題、
関係なくなるかもシラン。