
小生と嫁さんが居住するマンソンの通りをはさんだ向かいに、県内でも大手のT車ディーラがあります。
ココのショールームに、数ヶ月前から、モスグリーンのセリカ(Celica)1600 GT が展示してあります。(ナンバーがついてるのでオーナーカーの模様)
今日からお盆休みのようですので、チョとお邪魔して、小生のO-Lineとのツーショトを撮ってみました。

小生の8S O-lineの方が、ショーウィンドに反射したシルエットになってます。
こちらは、セリカが小さすぎました。
もーこの際、O-Lineだけの写真も載せときます。
1970年から1977年に生産、販売された、初代セリカはそのボリューミーなボディデザインから、"ダルマ"とよばれました。
このクルマの発売時、米国で人気だったフォードマスタングにを参考に、オーダーメードシステム = エンジン、サスペンション、ミッションの組合せを選んで注文できました。
セリカ以降は、他社他車でも、このシステムで自分の好みのクルマを注文するといった、お好み焼きシステム(命名、小生)、結構、一般的になっていったと記憶してます。
のちに、マンマ、日本のマズタングかっ、と思えるフォルムのセリカ1600GTリフトバックもリリースされ、当時、カーキチの小生の叔父さん(母親の弟さん)が乗るそのクルマに、小学生の小生は良く乗せてもらい、大はしゃぎしてました。
ただここのディーラに展示の1600GTとGTVには、YAMAHAの名機、2-TGエンジンが搭載されており、
お好み焼きでは、このエンジンは選べず、
結局、売れたのは、2-TGエンジンのGTと、GTVバッカで、現有するクルマもこの2車種がほとんどみたいです。
因みに、GTVは、モタースポーツ(要はレースやラリー、ジムカーナなど)用ベース車として、GTを強化(サス等)を強化したものです。
YAMAHAは、DOHCエンジンの名門で、トヨタ車の高性能モデルは過去からズーとYAMAHA(あの、バイクと楽器のヤマハ)で、かのトヨタ2000GTもYAMAHA謹製で、エンジンのヘッドカバーの結晶塗装には、"YAMAHA"の文字が輝いていたハズです。
因みに、2-TG、関西では、普通、ニーティージーと呼びます。
関東では、ツーティージーと呼ぶらしいです。(マクドとマックみたいなもんですネ)
この名機、2-TG、小生、人生発のクルマ、TE47トレノにも搭載されていた、小生にとっても思い入れの深いエンジンです。
TE47(ティーイー ヨンナナ)も、その前のTE27(ティーイー ニーナナ)同様、全くのファミリーカーに、ムリクリ、強力エンジンを積んで、走りやの要望に応えてくれたクルマです。
27も47も、もとのクルマ、ボディは、カローラと、その兄弟車スプリンターです。(販売チャネルの違いで、ガワだけ違う)
当時のカローラは、今風のカッコイイセダンではなく、パブリカやスターレット上位のファミリー、オッサンカーでした。
このころ、「いつかはクラウン」というCMが盛んに流されており、まぁマイカーを持ちたいが、クラウンは買えない庶民が買うクルマでした。
この、カローラ、スプリンターに、DOHC 2-TGを積んだのが、レビンであり、トレノです。
27レビン、トヨタの名エンジニアで後のトヨタ副社長、トヨシャ(トヨタ車体)会長の、故久保地氏の「セリカの2T-Gをカローラに積みたい」との声から、開発されてます。
因みに、2-TGは、有鉛ハイオク使用です。(って、若人はシランか)
(レギュラーの、2T-GR型もありましたが)
47では、ノッチバック(段差アリ)クーペがレビン、ファスト(まっすく)バックで奥目(当時のフェアレディZを想像してください)がトレノです。
今の86は、レビンを祖にするといわれていますが、ぜーんぜん違います。
それは、TE27、47の直系ではなく、
次に出た、まったく別モンのAE86型(小生が新卒2年目時代の1986年にリリース)が祖先だからです。
TE47は、1974年リリース、でも2-TGが、翌年の50年排ガス規制をクリアできず、翌年、生産中止に追い込まれちまってます。
人気があったのは、走り屋やラリーストばっかで、商売的にも成功とは言いがたかったのかもしれません。
学生時代の小生は、前者の方で、中古で手に入れたヨンナナ トレノで走り回ってました。
その後、47はTE71にバトンタッチしてますが、このナナイチがなんとも。
キバなんて、すっかり抜かれまくって、どんくさいこと。
その後、TEという型式から、AEにすっかり別モン(サスは、71の延長だが、エンジンは、4A-GEU)に生まれ変わり、大ヒット。
とうふ屋の藤原のセガレが、オヤジに変わって乗りまわしていたあのクルマです。
当時の会社の先輩が、このAE86レビンを買いましたが、小生にはなんともチャッチく感じられ、
47の方がもっとチャッチかったのですが、スパルタンさでは、圧倒的に27か47です。
小生の中では、レビン、トレノといえば、AE86(ワザワザ、AEを付けます)なんかじゃなく、
ブリブリのビス留メオーバーフェンダーの27か、カッコイイ47トレノに固定されたままです。
すっかり、セリカ1600GTからはなれてしまいました。
Posted at 2019/08/11 18:37:03 | |
トラックバック(0) |
国産車 | 日記