
【写真は、ザ・リッツ・カールトンホテル京都のイタリアンレストラン、"ラ・ロカンダ"内に移築された、
明治41年に建築の、藤田財閥創始者、藤田伝三郎の京都別邸、"夷川邸"】
さて、昨日の続きの最終話である。
今回でムリクリ終わらせよーとしたんで、スッゴク長い。
(この回、2回分の内容を詰め込んじゃったが、分けるべきであった。
一気には読みにくいかもしれんので、ゆっくり、読んでやってくだされ)
伊勢丹9Fのゴールドラウンジから、下の階へと攻め下っていくことにする。
ここで、早速余談である。
デパートで買物をする際、皆さんはどのフロア、あるいは何の売り場からスタートして、他を巡るであろうか。
(目的のモノだけ買ったら、他には目をくれずにとっととデパートをアトする場合は除く)
買いたい目的のものもあるし(あるいはナクても)、折角来たんだから、アチコチの売り場を覗いて、気に入ったモノがあったら立ち止まって検分したりして、
最後は地下で、何かオイシイものを買って帰る、
ちゅー、ことが多いんではなかろうか。
小生の場合は、必ず一番上の階から順に攻め下っていき、最後に地下食品売り場に到達することにしてる。
マイルールである。
なぜか。
小生が一人でデパートに買物に行くケースは、まず稀である。
だいたいは、嫁さんの付き添いとなる。
この場合、上記のマイルールを適用してないと、婦人服フロアに行ったり、化粧品やコスメフロアに行ったり、催事場フロアに行ったり、地下の食品売り場に行ったり、
上へ下へ、また上へ(上がったら当然また下らなきゃならん)と、何度もフロア上下運動をしなきゃならんので、途中でヤんなっちまうんである。
こーなると、もーイケない。
小生はだんだんと不機嫌になり、嫁さんから服のフィッティングについての感想を求められても、
もーどーでも良くなって、おざなりなコト言って済まそうとするし、
そーなると今度は、それが嫁さんの機嫌を損ねることになってしまう。
下の階から攻め上がる方法でも、ヤッパ、途中の階でヘトヘトになることもあり、ヤッパ、途中でヤんなっちゃうんである。
この点、先にまず一番上の階まで上がってしまって、順に下の階へと、攻め下がって行くルールを適用すると、途中でヤんなっても、必ず一番下までは降りなきゃならない。
マイルール、途中でヤんなることになったとしても、仕方がないとして、はなっからあきらめてまうよーに自らを追い込む方法であり、コレは夫婦円満ための方策である。
この方法、我が敬愛する作家(だけじゃなくマルチタレントでもあった)、故、中島らも氏の、飛び込み営業の極意について書かれた、
ものすっごいムカシのエッセイを読んで以来、ソコから取り入れたものである。
氏は自身の、印刷屋営業の経験から、こう言っている、
そーカンタンには売れそうもないモノを売り込む(印刷営業)では、
例えば、10階建てビル総当たり戦の飛び込み営業では、
フツーにビルの1階から始めて、1軒1軒、訪ね歩いて売り込むような方法だと、3階か4階くらいで、もー心が折れてしまい、
ヤんなって、営業活動を放棄して帰ってしまう。
これが、最上階の10階からスタートすると、帰るためにはどうしても1階までは降りてかないとイケないんで、途中でヤんなっても、ナンとかやり切れる、
ちゅーよーなハナシだった。
当時、なーるホド、と感心したもんである。
余談終わり。
で、
攻め下っていくんであるが、
8F - 食器、キッチン回り、寝具なんでスルー。
7F - ベビー、子供服なんでやはりパス。
6F - メンズなんで、グルッと一周はするが、特に心動かされるものナシ
5F - 婦人服なんで、ときどき立ち止まり、商品を手にする嫁さんに付き合うが、今回は何も買わず。
4F - NHKのキャラクターショップがあった。
小生、子供じゃないんで別に買いたいものや、気になるものは一切なかったが、
等身大(以上)のチコちゃんとワンワンとのスリーショットを撮るよう、嫁さんに提案されたので、
恥ずかしながら立ち寄った。

(でもサスガにスリーショットはミリ。 チコちゃんのアタマの右からホンの少しカオ出してるのが小生)
3F - クツ、バッグ、アクセなんかで、嫁さんがチョッとアクセ売り場には立ち寄るが、何も買わず。
2F - 婦人服のセール特別催事場が設けられてたんで、ココで思いっきり足止め。
嫁さん、ワンピやらコートやらお買い上げ。
1F - プラダやら、シャネルやら、世界の高級ブランドのブティックだらけなんで、目に入らないようにする。
B1F - 京都の有名ドコの和菓子店、洋菓子店が軒を連ねている。
京都の土産物を買うのには、ココがうってつけ。
今回は、自宅へ持ち帰る土産として、以下のものを買った、
阿闍梨餅5個(1個108円からバラ売り可)

(小生ページの、先般のおすすめスポットで紹介済み)
紫野和久傳 艶ほくろ(税抜き 1,050円)

(明治期創業の料亭、京都和久傳より派生した紫野和久傳プロデュースの黒豆菓子。
お茶うけ/酒肴にするとウマい。
本年のアルファロメオ バレンタイン試乗プレゼントでも提供されてた)
長岡京 小倉山荘
嵯峨乃焼 ご愛食用袋(2枚入り11袋 税込 540円)
定家の月 えび ご愛食用袋(1枚入り19袋)(1枚入り19袋 税込 648円)

(ココのせんべいも、小生の中では京都土産として人気が高い。
小生的にはせんべいなんて、ドコのもんでもおんなじ、と思うんであるが、嫁さんホカ、他都府県の女性に言わせるとチガうらしい)
さて、これで買いもんもすべて終了。
京都駅ビル駐車場に戻り、20分ほどで伏見区の実家へ着き、仏壇のオヤジに、線香焚いて手を合わせといたアト、
夕食までの間、チョっとにゃーにかまってやる。

19:30頃、別に市内ワンルームマンションで一人暮らしの、我が娘が仕事帰りに実家へ合流、
一緒に夕食をとり、その後は一服、歓談(ちゅーか、小生母、嫁さん、娘のおんな3人が入り乱れて喋りまくってる)を、
横目に、小生は本日の写真整理にいそしんでた。
(娘は、22:00頃、自分のマンションへ帰って行った)
翌日は、小生母親の誕生セレブレーションと銘打った、ザ・リッツ・カールトンホテル京都のイタリアンレストラン、"ラ・ロカンダ"でのランチである。

(ここは、まだ駐車場入り口で、ヒトの出入りする玄関は、ココを入って奥にある)
クルマの駐車はバレーサービスである。(駐車係のホテルマンにキーを預けて、停めといてもらう方式)
先客にカイエンがいた。

前回、ココに来たのは、今年の正月だったが、その時は、マクラーレン、ポルシェ、フェラーリ、ロールス、ベントレー等、並みいるウルトラハイソカーばっかで、我がTT O-Lineでも気が引けるくらいであり、
小生のスグあとにやって来たプリウスの若いアベックは、"どこに迷い込んだんだ、しかもバレー"、ちゅー、なんとも悲しげで困惑した様子で、印象的だった。
(前回来た1月は、小生、まだみんカラは始めておらず、ちゅーか、始めようなんて思ってもなかったんで、よそ様のクルマの写真を撮るなんて思いも付かなかった。んで、そん時の写真はナシ)
ザ・リッツ・カールトンホテル京都の前身は、1970年(昭和45年)に開業した、京都人にはお馴染みの老舗、ホテルフジタ京都であり、
江戸期の豪商、角倉了以の屋敷跡(京都市役所近く、中京の鴨川二条大橋畔)に建てられたホテルで、
往年の銀幕スターなんかの好みだったそーだ(因みに京都市職員であった、小生のオヤジが開いたあるパーティや、親戚の結婚披露宴なんかもよくココを使ってた)が、
2011年に、(タブン、聞くトコによると黒字)廃業。
替わって、世界資本のザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーにより、建て替えられ、
最高格付けのホテルとして、2014年に開業した。
(つまりは、ウルトラエクストリームハイソサイエティな超高級ホテルに生まれ変わった、ちゅーことである)
スゥイート17室(最上級スゥイートは広さ212㎡)と、和室1室を含む全134室で、デラックス(フツーのベーシックの部屋)で46㎡、平均でも部屋の広さは、50㎡以上あり、京都市内では広さ最大級。(モチロン、お値段も最上級)
ただ、部屋が広いだけではモチロンない。
最上級のホテルのホスピタリティを経験できる京都のホテルは、今のところココだけ。(当然、小生独自基準による)

(ホテル正面入り口は、ワザとこじんまりした造作にしてある。
豪華で堂々としてないトコがイキちゅーよーなもんだろー)

(三輪自転車もリッツ仕様)

(間口が狭く、むっちゃ奥行きがある典型的な京町屋のウナギの寝床形態を完全再現してる)
同クラスのホテルとしては、東山七条に、フォーシーズンズがある(ココも駐車はバレー)が、
小生は、リッツの方が好きである。(京都なのでドッチにも宿泊利用することはナイが、リッツの方は海外で作ったリワードカードは持ってる)
そのリッツにある、イタリアンレストラン、ラ・ロカンダのランチ利用である。
(前回、1月に訪れた時に、ホールのマネージャ以下、数名のスタッフにイタリア在住経験があることが判り、チョッとしたイタリア語での会話も楽しめた)
このレストラン、バー併設なんで、ココ一番ちゅー全力投球しなきゃならんデートなんかで使うには、良いだろう。

(ただしお金持ちに限る。 そんなことにも情熱を持ってた頃の小生に当て嵌めると、当然、ゼンゼン無理であっただろーな)
そしてランチである。

モチロン、ランチと言えど、コースである。
バイキングなんて、トーゼンやってないんである。
アペリティーボ(食前酒、女性軍はプロセッコ = スパークリングワイン、小生は運転なんで、ノンアル)に始まり、
アンティパスト → プリモ → セコンド → ドルチェ → カッフェ、
と続く、正統派のイタリアンのコースである。

誕生祝ケーキとして、オプションオーダーしといた、現代パリの超一級パティシエで、マカロンの第一人者、ピエール・エルメ(パティスリー界のピカソ)のイスパハン(マカロンを使った生ケーキ)にチョコのメッセージプレートを添えたもの、

(因みに、リッツの中にも、エルメのパティスリブティックがあり、また、さっきの伊勢丹B1Fにも出店しており、ココのマカロン、買うことができる)
ただし、これがマカロンのプライスかちゅーくらいバカ高い)
で、ばーさんのこれからの健康も祈念して締めくくった。