
プレスリリースとは若干意味合い違うが、
広報、それもU.S.A.は、
California Public Utilities Commission、
つまりは、カリフォルニア州公益事業委員会(略称:CPUC)広報
(4月20日付)である。
ナゼに小生、今回、
米国、しかもカリフォルニア州といった、
日本からハルカ遠い地のローカルニュースを取り上げたのか?
"CASE"、
というコトバ、早耳さんなら聞いたことがあるだろう、
或いは、自動車関連の製造やIT業界に身を置いているなら、
並々ならぬ興味を持って注視してるハズである。
小生は後者であり、"CASE" については、昨年の過去ブログ(2019年6月28日付け)、
8S TTパーツ個人輸入に思う、輸入転売業者の明日はどぉっちだ(その3/3)
でウルトラカンタンタにざくっと触れてるんで、今回は説明しない。
何が言いたいかとゆーと、世界は、CASE(接続・自動化・シェア/サービス・電動化)に向け、
加速度的に進化してる。
(今回のニュースは米国発だが、そもそも"CASE" 自体は、
ダイムラー、そうメルセデスが言い出した)
で、本日のブログ題材とした理由である。
このままだと、我が日本、この潮流に乗り遅れてしまうんではないか、
と、激しく危惧してるからである。
確かに本邦でも、国交省イニシアティブ、官民産学協同の、
スマートシティ・プロジェクトは、各地の地方公共団体で始動はしてるし、
トヨタに至っては、
静岡・裾野にスマートシティの、巨大実証実験都市:Woven City(ウーブン・シティ)
を20221年、つまりは来年、建設着工する、とブチあげてるのは、
さんざんに打ってたTVCMや報道の通りである。
(パンデミック影響で、計画どおり着工されるかは疑問の残るトコだが)
しかし、こと、CASE(接続・自動化・シェア/サービス・電動化)の分野においては、
トヨタ(だけ)がスーパージャイアントになるようなことには、最終的にはマズならん、
いや、そんなコトしてたら、却って出遅れる、
と小生は思う。
例えば端的に言えば、"S"は、"Shearing/Service(シェア/サービス)"、
コレ、平たく言えば、"相乗り" である。
ここで一番のキーとなるのは、相乗りする者同士のマッチングであろう。
そうなると、俄然、チカラを発揮するは、
やわらかアタマが揃い、柔軟な発想で、アイディアを具現化し、
ITにはめっぽう強い、スタートアップ、つまりは新興企業の出番である。
そして彼らを、官民産学が後押しすることが必須、だと思うんである。
(トヨタみたいな既存大企業が、国内の閉じたスタンダードを作っちまうと、いずれガラパゴス化する。
DOCOMO携帯TELと同じである。そーいや、Woven CityではNTTがトヨタのパートナー。
ますますアカンやん)
さて前置きがながくなった。
最初の、CPUC広報内容に戻ろう。
CPUCは、4月16日、VOYAGE AUTO. INC.(在シリコンバレー、自動運転技術新興企業)に対し、
加州公道での、同社自動運転ビークル使用による、乗客輸送パーミッション(有効期間3年の認可)を与えた。
これにより、同社は、加州San Jose(サンノゼ)の高齢者居住地区私道から、
加州全域に亘る公道にまで、自動運転サービス(小生注:つまりは自動運転のタクシー、乗り合いも可、みたいなもん)を展開できることとなる。
以上、2つのパラグラフが、ハイパー凝縮超訳による広報要旨である。
で、追加情報、
タイトルに入れたとおり、加州では、すでに6社が、自動運転での乗客輸送認可を得ており、
車両テストに至っては、州内70社近くが、The Department of Motor Vehicles (略称:DMV、加州自動車局)より許可されてる。
その6社は以下なんだが、
スタートアップ(新興企業)とは言え、その出自や出資者は錚々たるカオが並んでおり、
ウカウカしてると、
我が日本、ほんまに置いてけぼりを喰らうゾ!
ちょっと古いが、チコちゃんよろしく、「ボー、としてんじゃねぇ!」、である。
【Voyage】

(JAGUAR LAND ROVER出資)
【Zoox】

(アップル退職エンジニア17人スピンオフのスタートアップ)
【Waymo】

(グーグル傘下)
【Pony.ai】

(中華)
【Aurora】

(Amazon出資、テスラとグーグル退職者スピンオフのスタートアップ)
【AutoX】

(中華)

(会社設立チームCOO = 最高執行責任者の、Dr. Jewel Z. Li)
めちゃくちゃ、ホンマ、得も言われん位のトンデモナイ超絶美人である。
しかもドクター、博士号持ちなんで、ウルトラかしこい。
でも、自分の名を、"Jewel"、宝石、と、
どーどーと名乗るあたり、気位もそりゃー高いんダロな。
(中国語の名前が、宝ナントカなのかもしれん、たぶん)
【Cruise】

(GM子会社)
今回のような、米国のニュースに触れると、
我が日本、何もしてないとは言わんが、
パッとしたハナシがなかなかに聞こえてこない。
(これは、マスコミにも大いに帰すべき責がアル)
米国加州にあたる、本邦、我が日本の官(国でも地方公共団体でも良い、なんしか行政府)、
そして民は、スタートアップ(R天やY風/えすびーから飛び出たような天才集団)、
たとえパンデミックの現状があろうとも、
まさに今、本腰入れてかかっとかんと、のちのちエライ目に合うのは火を見るよりも明らか、
と、小生は心配で心配でタマランのである。