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初めての輸入車正規ディーラを訪問する際は、もちろんスーツなんか着ていく必要ありません。（かえって浮きまくります。下手をすると他の客に、店のセールスと間違われて声をかけられます）　
小生なぞ、いつもGパンかチノパンに良くてジャケットを羽織るぐらいです。

特に大都会ではない地方都市では、そこらにいそうな普段着のオッサンが地元企業のオーナー社長で、ディーラにとっての上お得意さんであることが普通にあります。

が、しかし、初訪問のあなたに自ら声をかけてくるセールスマンは、あなたの
している腕時計を判断材料にしているのかもしれません。
必ずしも時計で、車を買い(え)そうな客を選別しているのではなく、セールスとしてもその客の要望リサーチのための話のキッカケに腕時計の話題がもってこいなのです。(と思いたい。経験済みです)

輸入車ディーラに行ってみたら、放置プレイだった。格好で客を選別するな。
と憤慨し、悪い評価を付けている人を見かけますが、向こうも大層高額な商品
を売る商売です。自分も丁寧な客扱いしてもらえる振る舞いだったかを振り返っ
て考えてみるべきと思います。

輸入車であろうが国産車であろうがセールスにもボンクラやクズもはいます。人同士の相性もあります。

住んでる市のある国産車ディーラで、この対応はナイわと早々に立ち去り、隣の市まで足を伸ばしたところ、ハッキリと今は買えないよと前置きしたにも関わらず、丁寧に対応され、後日礼状までいただいたことがありますし、イギリスでは、某欧州車のオフィシャルディーラでボンクラセールスにぶち当たり匙を投げた経験もあります。（汚い言葉遣いスイマセン）

現有のTTは、初対面のセールスさんと相性が良く、何か買うタイミングが天から降りてきたのでしょう。
初訪問のディーラに、アポなしで、レンタカーの軽自動車で突撃し、とんとん拍子に商談が進んでいきました。

輸入車ディーラ初訪問の際は、こざっぱりとした格好で、もし持っていれば一寸したこだわりの時計をしていくと良いかもしれません。

ただ流石に軽のレンタカーは止めといたほうが良いかも。いくら普段着の地元企業オーナーのオッサンでも軽で輸入車ディーラに乗りつける人はごく少数でしょうから。
（決して、小生が軽を下に見ているという訳ではありませんので、ご気分を悪くされた方がいらっしゃるならお詫びしますし、このパラグラフは削除します）

【写真は、メルセデス公式サイトより】

結論です。

話は一挙に飛びます。

近い将来、車はＣＡＳＥ（接続・自動化・シェア/サービス・電動化）により、ガラリと変革するでしょう。
（ＣＡＳＥは2016年のパリショーでのダイムラー社長の発言で、時代はその通り急速に進んでいることをひしひしと感じます）

そんな車に対し、単なる部品の輸入仲介業者はもはや出番はなく、その時が明日とすれば、彼らにはきぃーと、どっちもこっちも何もないでしょう。

何かある明日とは、取付け等のサポートや保証体制完備のショップや業者の対応/順応力が問われるその時であり、「どっち」というのは、彼らがする選択がどのようなものになるかを指すことになる、と思います。

それどころか、ＣＡＳＥによる個人への影響も免れ得ないでしょう。
もしかすると個人の自家用車という概念すらなくなってしまうかもしれません。

何か、書いている内に話が壮大になりすぎましたね。

話を、今この瞬間に戻します。
個人輸入を容易にする環境の充実と心理的ハードルも低くなってマーケットのボーダーレス化が進んでおり、輸入転売業者は早晩淘汰されていくでしょう。
いずれにせよ、彼らには「どっち」にも選択肢はなく、明日は来ないでしょう。


最後に個人輸入に当たっての小生の経験からのワンポイントアドバイスです。
価格には、購入先国でのVAT(消費税のようなもの)が加算されているが、大物や重量物、高額品は、日本の税関で課税され関税の別途支払いが必要なケースもある。

代金決済は当然購入国の現地通貨(USドル、ユーロ、ポンド、AUドル等)のため、円高傾向にある時ほどお得。　ただ円換算の為替レートは注文決済時のものではなく、カード会社がそれぞれ定めている確定日のものが適用されるので変動リスクは残る。

中国発の送料無料やウルトラ安い送料のものは、数か国を経由するため、注文から到着までに１ケ月以上かかるものも多い。トラッキングシステムは、航空会社引渡までしか追跡できず、その後更新されず、行方不明のままある日突然配達される。

中華製激安品の多くに偽物やインチキ品が混ざっているが、工夫次第で実用可。

おわり。

長文、お付き合いありがとうございました。