
6月23日のエントリ、「所有車遍歴」で書いた、Ford Mondeo Mk2の写真が出てきました。
小生の、人生、第4台目のクルマです。
その他の昔のクルマも、写真なんかが出て来次第、思い出なんかとともにエントリしていこうと思います。
今のところ、第3台目のユーノス500は出てきましたが、一番の思い入れのある、第2台目A175AランサーEX1.8インタークーラターボGSRや、次に思い入れのある、イタリア在住時の第6台目アルファロメオ147が見つかっていません。
残念ながら、ホントの一番のクルマ、マイファーストカーのTE47トレノだけは写真に残した記憶はありません。ただ走ることだけが楽しく、他に興味はなかったからです。
第5台目シャリオは特段の思い入れはありませんが、写真はどっかにあるハズですので、平等に扱います。
写真の場所は、イングランドはウィンザー城近くのどっかのパークだったと思います。
写真には95年8月の日付があるので、写っているのは、小生の上の子供の息子が2歳の頃です。
本人に写真使用許諾はとってはいませんが、すでに本人は四捨五入すると30歳の方が近いぐらいで、すっかり顔かたちも変わっており、ウチからも出て独り立ちしてますので、良しとしましょう。
下に娘がいるのですが、この頃はまだ嫁さんのお腹の中で、毎週、このモンデオをM4(モーターウェイ=高速自動車道4号線)を東へ飛ばし、サリー州の片田舎(マクラーレンの本拠地が近くに在ったことは後に知った)のウチから2時間くらいかけて、ロンドン市内の産婦人科(英国人だが、多くの日本人の出産を担当したという医者が主治医)へ連れて行ってました。
この季節(英国は緯度が高いため、夏の季節は、夜10時頃まで十分明るい)、仕事を終えてから、モンデオで良く家族で、写真の公園にピクニックにお出かけしたり、一人でゴルフに行ったりしてたこと(日本とは違います。セルフカートを自分で引っぱります)を懐かしく思い出します。
今思えば、ゆったり時間が流れていたなー。小生も30代前半だったし。
その一方で、このU.K.(United Kingdom=連合王国、英国のことです)在住時に日本では阪神淡路の大震災が発生、当地でも大ニュースとして報道され、京都で健在だった両親に安否を問うための電話をかけても、ダイレクトコールは全く通じず、オペレータコールでも、日本との回線はゼンゼン空きませんとかの返答で、ずいぶん心配したものです。被災地の方々には今でもお見舞いを申し上げますが、幸い京都はまったく無事でした。
クルマに話を戻します。
このクルマ、ファミリーカー然としてますが、全くその通りでした。
日本ではまだオプションのエアバッグやABSが標準装備だった一方、エアコンがオプション(緯度の高いU.K.は、夏場でも結構涼しい。でも日光を浴びた車中はヤハリ熱く、日本人にはエアコンなしではムリ)で、もひとつ言うとガラスサンルーフが標準装備(冬は夏と逆で、日照時間が短く、明るいのは、朝10時頃から昼15時頃までで、少しでも日光を取り入れたい欧州人向け仕様)だった。
カンパニーカーだったが、自分でフォードのディーラへ買いに行ってます。
以前のディーラに関わるエントリで少し触れましたが、このディーラの英国人セールスがボンクラで匙を投げたいわくつきです。
結局、勤めていた会社の総務担当英国人を引っ張り出して、交渉に付き合わせ、購入まで漕ぎ着けた、とっても思い出深い一台です。
このMONDEO Mk2、ファミリーカーとしての顔のほかに、U.K.ではBTCC(British Touring Car Championship=英国ツーリングカー選手権 )にも参戦していた過激ベースの側面も持ってました。
ちょっとピンときませんでしたが。
クルマに纏わる思い出はいろいろあるのに、クルマそのものについては、その走りも含め印象が薄い、とういうチョと変わったインプレッション。
どっか尖ったとこがあったでもなし、かといって取り立てて不便を感じたこともないし。
仕事では、欧州の常で500kmくらいは、普通に日帰り出張でイングランド中を駆け回っていましたが、走りにつても、その後、日本へ帰任してからに乗っていたユーノス500に比べ、不満を感じることは特になかったということは、このクルマ、その実力は実は相当なものだったかもしれない。
(さすがにスコットランド出張は、シャトル(バスではありません。1時間毎にヒースロー発着の飛行機)で移動し、エディンバラかグラスゴーのHertsで毎回違うクルマをレンタルしてましたが)
購入した(会社のものとして)のは、1993年のデビュー後、翌94年にヨーロッパ カー オブ ザ イヤーに選ばれた頃でしたが、まとまりすぎて、返って個性的な魅了はないとも言われていたと記憶してます。
ただ、印象が薄いということは、このMONDEO Mk2、パッケージングにスグレ、馬力十分で、誰からもあまり欠点を指摘されるようなクルマではなく、隠れた名車だったのかもしれません。
Posted at 2019/07/11 20:25:50 | |
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