
4月22日付け、Motor1 U.K.支店の
ビデオクリップ付き署名記事、
タイトル、
"Koenigsegg explains challenges in making its hypercars road legal"
サブタイトル、
"A majority of the company's budget is spent simply on homologation. "
(そのメーカーの予算の大半は、単にホモロゲーション(車両の公的認定)取得だけに割かれてる)
から。
では早速、
(超訳ハジメ)
実際、コレだけはハッキリさせとく必要がある。
世界各国、ゼンブのイロんな法令を満たす、一般市販車の設計・製造は、簡単じゃナイってコト。
車両運行合法認定(原文英語:homologation for road-legal vehicles)には、
ありとあらゆるステップが必要となる。
大量生産車メーカーが、ハイボリューム(大量生産)のマス-プロ効果で、その費用を回収できる一方、
Koenigseggみたくローボリューム(少量生産)・パフォーマンスの会社にとって、
それは、苦悩の山の積み重ね。(原文英語:"it's a veritable mountain of misery")
※小生注 & 余談:
冒頭から。あまりお見掛けしない、なかなかの英語表現が出てきた。
"mountain" は、知っての通り、「山」。
で、"a mountain of" になると、「(山ほど)イッパイの・多数の」、ちゅー意味になり、
例えば、
"a veritable mountain of shabby policy" は、「まったく山のような(おびただしい)ショボい政策」
(今、出てる、お上の危機対策のコトだよ、しかも遅すぎだよ、ヲイ。)
そして、
"misery" は、「悲惨」、とか「苦悩」。
なもんで、
原文の、"it's a veritable mountain of misery"は、「まったく山のような(おびただしい)悲惨」、
が直訳になるが、ヤッパちょっと、日本語ヘン。
そこがソレ、センスを問われる超訳。
キラリと光る、小生のウデの見せ所。(いや、今回はあんま光ってないか)
(以上、注 & 余談オワリ)
で、Koenigseggのケースはどーなんダ、ちゅーことなんだが、
今回の、"Apex One(Youtubeアップロード主)" の新規投稿ビデオは、
同社がこの苦悩の山を登ってるプロセスを順を追って記録してる(原文英語:"chronicles")。
※小生注:
「苦悩の山を登ってるプロセス」のところ、
原文英語では、"the process of climbing this mountain" とあり、
この記者、さっき仕込んどいた "mountain of misery" にかける、
ちゅー、小ワザを使ってやがる。
(以上、注オワリ)
会社創設者の、Christian Von Koenigsegg、と、ホモロゲーション担当マネージャのDavid Tugasの二人、
ちっちゃな会社のママでの認証条件を満たすコト、
それがココ2、3年の会社総予算の60パーを占めるコトにになる挑戦についてディスカスしてる。
ホモロゲーション取得費用の大半は、プロトのクラッシュテスト。
なんせ、ニッチなハイパーカーをアチコチの国で売るビジネスモデルである。
とりわけ、2大マーケットの米国と欧州では、共通項目もあるとは言え、
別々の審査基準が決められてるテストを、とーぜん別々に受けてパスせにゃならん。
もー、費用甚大、屍(スクラップ)多数である。
モチロン、同社の、輝かしい ツインターボV8エンジン、
あるいは、最近では、"Gemera"3気筒エンジンの、
エミッション基準パスするのにも、カネがかかる。
こーいったことは、マコトに高くつく努力ではあるんだが、
Koenigsegg、今後15年は、予算を吹き飛ばしてまうようなことせんでも、
ニッチな製造業界にあっても、これらをやり遂げる方法を編み出した。
Koenigseggのようなエキサイティングで、エキゾティックで、合法的なクルマが、
世の公道に出てくるのは、ウレシイ限り(たとえ楽しめるのは、一握りの幸運な者だけでも)である。
でも、一方の舞台裏では、実際ナニが行われている(日々、地道でカネかかる努力)のかを
窺い知れる、今回のこのショートビデオ、
確かに、eye-opener(目を覚まさせてくれる)になってる。
(以上、超訳オワリ)
まずはフォトギャラリー:
【chronicles of Koenigsegg homologation process screenshots】
そして、これがその、"Apex One" の手になるビデオクリップ
(ビデオクリップには、スーパーインポーズ入らない英語のみだが、スウェーデン人のKoenigsegg氏と
Tugasマネージャの英語は、クセのないゆっくりした話しコトバなんで、判りやすいと思う。
理解できなくても、映像と雰囲気だけでだいたい判るし楽しめる)
コレ(記事とクリップ)観てて、
なんか小生、
子供の頃、食い入るように欠かさず観てたアニメ、
"サスケ"(原作:白土三平先生の一大傑作)、
思い出しちまった。

オープニングナレーションは、こうだ。
「光あるところに影がある」
やっぱ、世の中、すべからく、こーなんだなぁ。
因みに「サスケ」のナレーション、
アトは、以下のように続く。
「まこと栄光の影に数知れぬ忍者の姿があった...
命をかけて歴史をつくった影の男たち...
だが人よ 名を問うなかれ、
闇に生まれ闇に消えるそれが忍者のさだめなのだ!」
「サスケ!お前を斬る!」
話は違う方向に行ってしまったが、
今でも、スラスラと、クチついて出てきたことに、
自分でもオドロキである!!