
7月17日のブログエントリで書いた、小生のディーラで開催のSPORT SPECIAL NIGHTが、本日でしたので、チョイとばかりのオシャレをして、嫁さんを連れて行ってきました。
送っていただいた、Invitationは、上質の封筒、用紙に印刷されたレターで、R.S.V.P.の意の日本語が書かれてましたので、参加する旨、事前に返答しています。
*R.S.V.P.とは、英語のパーティ等、式典の招待状の最後の書かれるもので、レスポンデシルブプレ(仏語ですが、英語圏でもこの語を使います)の略で、(出欠の)お返事ください、とういう意味です。
欧州に住んだことがあり、結構、格式のある式典にもお偉いさんの名代として参加した経験のある小生には、レターの様子から、それなりの上質なもののパーティとなるであろうことは、容易に予想できました。
Invitationには、いくらなんでもドレスコードまでは書かれていませんでしたので、そこまでオフィシャルなものではないハズなので、
タキシードやイブニングドレスなんか着ていったら、返って、宇宙人が舞い降りたレベルにウキまくるハズです。
でもおそらくは、パートナー同伴(要は夫婦等、男女単位)で、そこそこのオシャレをしていかないと、つまみだされることこそないでしょうが、惨めな思いをするのは火を見るより明らか、パーフェクトリーにobviousです。
果たして予想通り、ビンゴでした。
やはりスーパースペシャルな、立食形式のイブニングパーティで、参加者はカップル、もしくは上品な躾を身に着けたお子さん連れで、セレブリティさん達です。
もちろん、開始時間の18:00に絶対に遅刻しないよう、10分前には会場(ディーラのショールーム)入りします。
スグに、ウェルカムドリンクに案内されます。
嫁さんは、ノンアルのスパークリングワイン、小生はノンアルビールをいただきます。
会場は、ディーラのショールームですが、何時もの展示車は見事に姿を消し、クルマは、R8、RS4、RS3の3台のみ、
テーブルがセットされ、立食用の軽食が所狭しと並べられています。
会場には、AUDI SPORTのfolding screenのステージがセットされてます。
そして当地の自社グループのディーラ各社各店を束ねる運営会社の一番エライ人、つまり会長さんのご挨拶と乾杯のご発声を合図にパーティが始まります。

【この写真は会長さんではなく、後述のレーシングドライバー、富田選手のトークショーの様子です】
パーティ中は、我ら夫婦のテーブルにも、この会長さんにはご挨拶に回って来ていただいて、しばし歓談したり、
普段はドアロックされてるのに本日だけはフリーの、R8コクピットに座ってみたり、

【R8のコクピット越しに、駐車中の我が8S TT O-Lineが見えます、
ショーウィンドの向こうの正面右端です】
(因みに、小生のTTと隣のクルマにかかって、白く吊り目のように見える白いラインは、
R8のデイライトがショーウィンドに反射したものです))
レーシングシュミレータの体験をしてみたり、

【このマシン、左足ブレーキ、パドルシフト付で、サーキット完全再現のもーんのスゴーい機械です。今回はレースモードではないため、抜きつ抜かれつはなく、コースを一周の単独タイムアタックモードでしたが、ハンパなく、めっちゃムズイ】
パーティの目玉は、Audi Team Hitotsuyama GT300のパイロット、富田選手のトークショーでした。
お話では、クルマの免許を取ったのは21歳で、本格レース参戦は24歳からとか。
その他、非常に興味深い話が聞けました。
そうそう、彼のハナシでで、ほぉーと思ったことがあったの、忘れてました。
★彼が、SUPER GT 300で駆る、R8 LMS、市販車で、5,500万円くらいだったかで、AUDIは売ってくれるのだそうです。
(小生には、臓器でも売らないと、出せる値段じゃありませんが。
イヤ、この老体のポンコツの臓器じゃゼンゼンたらんかもしれん)
★それと、レーシングカー、めちゃくちゃ良く止る。というハナシ。
言っときますが、故障やエンコで止ってしまうということではありません。
(失礼しました、そんなこと、判ってますよネ)
信じられないくらい超強大なストッピングパワーを持つブレーキが備わっている、と言うことだそうです。
アト、トークイベント後、小生、嫁さんをほっぽらかしにして、彼に意見を求めに直接聞きに行ったのですが、快く答えてくださいました。
なにを、か?
以前の、パーツレビューで触れた、パドルシフトの固定先のことです。
当然、サーキットではR8でも、最大ステアリング切れ角は180度ぐらいでしょう。
まず、手を持ち替えることはナイでしょうから、ステアスポークからパドルが付いているほうがイイに決まってます。そこは聞くまでもありません。
★最大2回転半はアル、AUDIの公道市販車のステアスポーク固定をどう思うかについてです。
答えは、こうでした。
彼、AUDIからRS4を貸し出されてるそうですが、試しにサーキットに持ち込んだことがあるそうです。
結果、ハンドルの持ち替えをしてコーナリングする場面はなかった。
つまりは、最小切れ角(1回転しない)でヘアピンも曲がれたので、手は同じ位置にあった。
従って、ステア固定のパドルがスポーツ走行に合理的だと思う、とのことでした。
超ハイスピード、かつ超ハイグリップだからこそのことでしょうが、なるほど、と思いました。
でも、小生も引き下がりません。小生がムカシ、よく走ってたグラベル、ダートを想定したらどー思いますか、と。
彼の答えは、確かにラリーなんかは、ものすごいハンドル回しますもんネ。そんでもって、スライド(テールスライド、ドリフト、逆ハンのこと)も多用しますもんね。
でも、サーキットは、グリップ走行ですから、(スピードロスに繋がる)スライドには、ことのほか、(発生させないよう)気を使います、とのことでした。
小生は理解しました。
彼らレーシングドライバーの乗る、R8 LMSは、一般市販のQuattroじゃなく、ミドシップですもん。
そら、気を抜いたら、アッと言う間にテールスライド、からのー、スピンなんてことになるもんナと、
なるほどなるほど、と、これまた納得しました。
でも、AUDIが一般市販車のパドルをステアスポーク固定とする疑問は解消してません。
が、彼にその理由を、これ以上求めるのは、ムリ筋だと言ううことくらいは、小生だって判ります。
お礼を申し述べ、レースでのご健闘をお祈りし、これから応援します、ガンバッてください、と謝意を示して、嫁さんのもとに戻りました。
小生としては、今回は、大々だーい満足のイベントでした。

【レーサーの真ん中の人が、富田選手】
この富田選手の、レーシングシュミレータのデモ走行を真後ろで見ましたが、
当たり前ですがめちゃくちゃ上手い。
パドルシフトの使い方を凝視して観察してしまいました。
因みに、この日の参加者の中で、富田選手を上回るタイムを出せたものは一人もおらず。
当然です。
1~3位までは発表、賞品授与があったのですが、小生は入賞できず無念の涙を飲みました。
ヤッパリ、ゲーム世代には敵いません。(負け惜しみ)
この富田選手、なかなかに男前で、かつフレンドリーで、我が嫁さんとの写真を、
R8のヒップをバックにして撮らせていただきました。
富田選手のプロフィール。Audi Japan Salesの公式HPにありましたので、貼っておきます。
下段の関連情報URLからご確認ください。
最後にお土産をいただき、帰路に着きました。

【戦利品です】