今週のﾁｮｯﾄｲｲ車「ﾎﾝﾀﾞ ｾｲﾊﾞｰ」

誰が云ったか知らないが毎度御馴染み流浪のｶﾃｺﾞﾘ、
『今週のﾁｮｯﾄｲｲ車』のお時間がやって参りました。
紅茶でも片手にお楽しみ下さい。
「ﾚｱ車。」などと呼び捨てれば、怒るｵｰﾅｰの方も居らっしゃるかもしれませんが…
事実は事実ですので(^^;)


会社で見掛けるシルバーのセイバー。
過去、世代違いの兄弟車を所有していたとは言え、
デザインコンセプトがどんどん展開して世代、派生ごとに全く顔付きを異にするシリーズが故、
当初はさほど興味の無い車種だったが、
間近で見るにつれ、
つくづくこのセイバーが良いデザインに思えてきたのだ。
特にリア斜めからの佇まいが。
エッジの効いたライン、
フロントからルーフ、リアへの弧の描き方は、
切っ先から刃を辿り柄に至る、
文字通りサーベルそのもの。
凛とした姿に背筋にぞくっと来るものさえ感じる、正に刀という武器を眺めているあの緊張感に似る。

もう何年も前に、こんな素晴らしいデザインをリリースしていたホンダに改めて偉そうに拍手を送りたい。

大径鍍金ホイールや車高短などUSDM仕様はよく見掛けるが、
(「見掛ける」ったって極めて稀だが)
この車はノーマルこそ美しいと思う。
ある程度の車高があった方がむしろスマートに見え、
デザインが引き立つように思う。
ヘタなカスタマイズで、この車から流れるインテリジェンスをスポイルするのは勿体無い。