で、本編なんですけれども、
ティム・バートン&ジョニー・デップのファンタジーは、
「シザーハンズ」(1990年)の頃から好きで、
新作といえばいつも楽しみにしています。
今回、「
3D」というキーワードで、前評判の加熱が異様で、
適度に期待して行ったのですが、
このスタンスもまた正解でした(^-^)
『不思議の国のアリス』の摩訶不思議が見事に表現されているのですが、
その摩訶不思議に関して終始、説明が無く、
ンまァ、「説明なんぞナンセンス」こそが不思議の国のアリスの世界観なんでしょうケド、
どうにも歩み寄れナイ人にとっては、ここでハッキリ
門前払いを食うでしょうネ。。。^^;
ワタシも自慢じゃナイが単細胞ですんで、
当然1回の視聴で全て読み取れませんけど、
もうチョイ親切でも良かったのではナイかなと少し感じました。
「難解」、というわけじゃないのですが、
も少し、設定に「理由」が有ればもっとウケたのではないかと。
折角の作品が一見さんに、「イミワカンナイ…。」で片付けられるのは残念ですしネ。
(↑動員数が多いって事は、その分、一見さんの数も。。。^^;)
でもですネ、
(不思議の国のアリス)、(ディズニー)、(ティム・バートン)
この3つのエッセンスを実にバランス良く含んだ作品だなと個人的には感じましたヨ。
やっぱりこの監督、スゴいんだな、タダのオタクではないのだナと思いましたw。
どのシーン、カットを覗いても、この3要素が見事に含まれているんですネ。
しかし不幸なことに、
その為にいずれも濃度が中和され、中途半端という評価を下す方が居てもやむなしとも思えました。
それも分かっててやったのだとしたら、
この監督は実に大人ですネェ・・・。
こういった作業の緻密さというものは、同監督の全作品に通じて当てはまり、
徹底した設定による確固たる世界観造りは目を見張るモンがございます。
職種こそかけ離れども、
同じ「仕事をする」大人の一員として、
このヒトの仕事っぷりにゃあアタマが下がってしまいますワイ。
ショージキ申し上げまして、
ワタクシにとっては同監督の前作
「スウィーニートッド フリート街の悪魔の理髪師」の方が、
遥かに響きましたが、
今作もエンターテイメントとして非常によろしい作品ではないかと思いヤス^-^♪
ただ、
でも万人受け本当にするかと問われれば、
やっぱりそういう作品ではないんじゃないかなと
思っちゃったりなんかしちゃったりして(広川太一郎風)
Posted at 2010/05/11 04:36:00 | |
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