観てきてしまいマシタ。^^ゝ
毎度愉しみにしているバートン監督作品♪
率直に云っちゃうと、
今作も前作『アリスインワンダーランド』同様、
バートン監督初体験な方は避けたほうが良いのカナと思いました。
σ^^自身は充分楽しめましたが、
彼の作品の中では比較的
ライトな印象。
元々、アクの強い作品の多い監督なので、飽く迄、「比較的」ですケド。^^
この監督固有のコアな魅力に、もっとググッと引きずり込まれようというなら、
やはり、より強く印象に残るであろう、
「シザーハンズ」や
「スウィーニートッド~フリート街の悪魔の理髪師」の名が挙がるでしょうネ。
、、、は、さて置いて。
フツ~に鑑賞する上では、
充分にエンタテイメント性を内蔵した、実力有る作品だと思いました。
『家族愛』と、そして
『恋愛』がテーマの、
カップルにとっては話題性豊富な作品。^^
(館内は殆ど女子でしたが…。)
この監督が奏でる、夢々しい、お伽話には、
毎回随所に、
凄絶なリアリティが顔を覗かせます。
だからこそ一層、ファンタジーの心地良さが深まり、
尚のこと現実世界はより色を帯びて
輪郭が増す、という、
良い意味で
「光が強ければより濃い影が射す」効果を体現するかのようです。
『生きる』為に、
復活したバーナバスは工員達や若者を
惨殺します。
また、
家族愛が非常に強い彼は、
デヴィッドの父親に
「私は善人とも紳士とも言った覚えは無い…。」
と、激しい
憎悪と
殺意をほのめかします。
滑稽な立ち居振る舞いから、
ナイスキャラと烙印を押しがちですが、
彼もハッキリと人格を持った、しかも
200年もの屈辱と憎悪を蓄えた『元人間』なのです。
色気と美貌のアンジェリーク・ブシャールにしたってそう。
バーナバスの愛を手に入れんが為、ただただ誘惑するのみではなく、
悪魔の様な言葉を口にします。
『ジョゼットをもう一度あの岬に立たせる。。。?』
背筋も凍る台詞ですが、
これも、愛欲と嫉妬に魂を売った
「魔女」の台詞です。。。
どうしようもない、
どうにも突き動かす事の出来ない事象と対峙した時、
我々は強く
『現実』を感じます。
湧き上がり、抑える事の出来ない、
憎しみや妬みという我々の感情も、
或いは『現実』の一部と言えるのかもしれませんネ。
この滑稽で切実な愛憎劇、
リアリティ溢れるファンタジー、
興味の有る方は、映画館へ足を運ばれてみては。。。^^/
Posted at 2012/05/27 04:26:40 | |
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