さて、
マツダ
CX-5、
2泊3日、342.4kmを走行しての試乗記である。
初代(KE系)は、仕事上の機会で数回だけだが、送迎して貰っている。σ^^
即ち、運転席以外は経験済み。
その時の感想としては、
助手席の印象は何だか普通で拍子抜け…。
リアシートに至っては、乗り心地&シート共に硬く、
助手席よりも振動を感じ、
更に、SUV特有の後部席の閉塞感も手伝って、
「コリャア、客人を後ろに乗せるようなシロモノじゃあないな…。」てな、
ややマイナスなイメージを伴うものであった。
今回、実際にステアリングを握ってみることによって(MCを経てはいるが)、
σ^^印象は変わるのかどうなのか、楽しみなトコロではあった。
試乗車のグレードは、『XD PROACTIVE』
尚、貸与された固体にはこの他に付属として、
『BOSE 10スピーカー サウンドシステム (\86400)』も組まれていた。
まず、シートに腰掛けて驚いたのが、
『運転席10Wayパワーシート』の緻密さであった。
腰痛い芸人のσ(^^)にとって、こういった機能は正に救世主である。
ランバーサポートはモチロン、全出し。w
ステアリングに関しても、チルトは言はずもがな、
テレスコピック(前後調整)を全車標準としているマツダの姿勢は買うべきと思う。
次に、2200ccディーゼルという原動力。
「V8、4000ccのガソリン車クラスです。」とDマンより伝えられたが、
これはもう豪快のひと言に尽きる。
ここで色々と加飾はすまい。
ぜひ試乗されて、体感して欲しい。
ま、取り敢えず高速で国産車には後ろから突つかれる事は無くなるだろう。
『アクティブ・ドライビング・ディスプレイ』
これは素晴らしかった。
重要なのは飽くまで「フロントガラス照射型」であること。
メーターフードに直立するコンバイナー型ではないので、
目線のフォーカスを動かす必要が無い。
かなりの眼精疲労軽減効果が得られる。
回転数を耳が覚えるようになったら、
もはや一切の視線の移動を廃して、コースを凝視し続けられ、
一種のトランス状態に陥ることが可能となる。w
『GVC(G-ベクタリングコントロール)』
これも挙げておかない訳にはいかない程、かなりの体感を得た。
操舵を検知して、トルクをコントロールし荷重調整してくれるというもの。
ロール&ピッチを吸収、というか、そもそも発生させないのである。
上手い運転とは、同乗者を揺らさない事。
だからあたかも、「運転が上手くなった様に錯覚する」と言われる所以なのである。
(チョッと思ったのは、タイヤがスライドする様な限界近い挙動では果たしてどういった働きをみせるのか。
今回は試せなかったが、興味の湧くトコロではある。)
ドライビングに専念せざるをえない環境作り。
壱、『運転席10Wayパワーシート』
弐、『アクティブ・ドライビング・ディスプレイ』
参、『GVC』
この三点をもって、
ドライバーから集中力を削がぬよう、ひたすら運転を促し続ける意図が感じられるコクピット。
σ^^のような運転好きにはこたえられない環境であり、いつまでも延々と、運転していたくなる。
「Be a driver」などと、
格好良付けたフレーズを取り付けたものだと思ったが、
それは決してキャッチコピーではなく、
マツダの本懐そのものであることを実感する、試乗であった。(^^)
~燃費、その他に関して、其の弐へ続く。~
Posted at 2017/12/23 05:43:12 | |
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