
福箱目的という、動機は不純ながら、
取り敢えずさらりと試乗してきたのであった。
さて話題のクロスビーであるが、
同じく話題の新型スペーシアとの相乗効果か、
某日産Dに比べて、かなりの客がDには詰め掛けていた。
Dマンが足りずに、サービスの方が出迎え、
5分ほどではあるが、待たされた。
以下、クロスビー実車に触れての雑感である。
当然だが、ハスラーにそっくりである。
そっくりだが、ハスラーより立体的に洗練されている。
より肉感的になっている。
特にリア廻り、
リアハッチが直立し、正に『箱』型に近い造型のハスラーに対して、
ややリアガラスが傾斜したクロスビーの方が色気を携えている様子だ。
※実はナント、フロントよりリアガラスの方が寝ているのだ。
ハスラーを見た時は思わなかったが、
クロスビーを見たら、何となくミニクロスオーバーが脳裏に浮かんだ。
兎も角、ハスラーより肉感を持たせ色気を感じるのは間違い無く、
軽モデルを単にストレッチした結果、間延びする、という陳腐なものではなく、
むしろこのクロスビーが先行し、後から軽規格をリリースしたのかと思えるほど、
“仕上がっている”意匠、といった印象であった。
内装の方も、シッカリとハスラーを踏襲しており、
何かを付加する様な事は一切していない、といった面持ち。
因みにクロスビーのプラットフォームはイグニスと共用。
サイズ的にはイグニスとスイフトの中間。
かなりコンパクトな部類に位置するが、
フロントガラスが直立に近いお陰で、ガラスまでの距離が遠く、
前席は圧迫感無く、車格以上のゆったり感を覚える。
後部座席に腰掛けてみると、、、
これもまた思いの外、ゆったり。
身長170cmが自然に脚を組める程度。
因みに前席はσ^^がドラポジ取った位置である。
サイズに対しての室内空間は申し分ない、
と云うか、優秀な方ではなかろうか。
いや、後部座席が閉塞的、というSUVの概念からすると、
この後ろの居心地の良さは画期的とも言えまいか。
軽自動車の空間効率を踏まえた造りというか、その技術というか、兎も角感心してしまった。
運転してみる。
まあ、ハスラーより肉感的といえど、
『箱』型に近いカテゴリーには違いないゆえに、見切りは良く、
車両感覚はやたら掴み易い。
動力は、一種類のみの、
1.0L直噴ターボ+マイルドハイブリッドというスズキ初の組み合わせ。
特にEgはスイフトのRStと同じ。
1.0Lの割にはパンチが有り、
試乗路は混んでいたが、ストップゴーは小気味良く繰り返すことが出来て、
前車との車間の調整等、日常使いにとても重宝する軽快さだ。
同じ1.0Lでノンターボのパッソを所有していたσ^^にとっては雲泥の差を感じた。
アレは危険な位、加速が鈍かった。
と、ここまでは非常に優秀で、
なんだかデザインコンシャスで異質なクルマというより、
寧ろ日常にこそ使い易い、ユーザーフレンドリーにググッと傾いた、
思ったより色んな人に薦めやすいクルマと感じた。
アレッと思ったのは、60km/hを越えた辺りから急に接地感が無くなり、
独特の浮遊感(^^;を感じて、少々の気持ち悪さを感じたくらいか。
これに関しては我が家のekワゴン、即ち軽自動車よりも接地感が希薄で、不安感が伴った。
でもまぁ、これもつい先々週、マツダのCX-5みたいな、
そっちと比較すべきではあるまいて。
とにかく思っていた以上に、また、イメージとは裏腹に、
快適で万人受けする造りだと思った。
奇抜な見てくれとは逆に、とても運転しやすく、大衆寄りで、
σ^^にとっては身近に感じられるようになった。
お値段、、、チョッと高価いか。。。(^^;
売れると思う。
このテが好きな方の中には、
街中で見掛け過ぎるのがザンネンて方が多く居らっしゃるだろう。
そういった理由で、好きなのに購入に踏み切れないディレンマを抱える方々と
恐らく同系統だろう、、、ワシって。σ^^;
Posted at 2018/01/04 07:07:10 | |
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試乗記 | クルマ