
低回転域のレスポンスには非同期噴射が効くという指摘を頂き、色々調べてみました。
私の使っているECUには非同期噴射の設定がありません。気化時間を稼ぐ為バルブ閉で噴射すると、アクセル急開時に燃調が薄くなる、いわゆるリーンスパイクが起きていました。(下図◯部)

上から、回転数、マニ圧、空燃比、アクセル開度
この原因についてあれこれ妄想していたのですが、ほぼ妄想通りの記事を見つけました。

HKSのVproの説明書です。ポートに燃料が張り付いてしまうという話です。さらに私の場合、気化時間を稼ぐ為ACDC65度で吹いているのでが、ここで吹いた燃料が燃焼するまでクランクは2回転近く回ってしまうことになります。アイドリング950rpmで約0.1secのタイムラグも起きます。この燃料張り付きとタイムラグでレスポンス不良が起きていたと考えられます。燃料カットが入れば、さらに乾いたポートに燃料が張り付いてしまうのも理解できます。
で、私の場合、非同期噴射も無いので、レスポンスUPの為に噴射時期をあれこれいじって吸気バルブ開での噴射に辿り着いたということかなと。
吸気の流れに上手く燃料を乗せれば、ポートへの燃料張り付きも減り、燃料噴射から燃焼までも最短時間でいける、、なんとなく辻褄が合ってきました。(下図、リーンスパイクは起きてない)

非同期噴射って、グループ噴射で使うものかと思ってましたが、違うんですね。LinkのG4+もシーケンシャルでは加速増量時の非同期噴射は無かったのですが、G4xからは非同期噴射が追加されてます。ウ~ンいいなあ。ま、とりあえず現状のECUで、レスポンスUPの手法が掴めたのは面白かったです。
さて次はどこをイジろうか、、。
今回見つけた面白いページ
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2664558/blog/47068596/
https://www.vehiclefield.com/blog/57587/
最後の動画。小気味よいレスポンスが気持ち良い!
追記
シーケンシャルモードで非同期噴射ができる方、非同期をOFFで噴射時期変えてレスポンスがどう変化するか実験して頂けないでしょうか?
Posted at 2024/04/12 20:39:22 | |
トラックバック(0) | 日記