KENJI-Fのブログ一覧

とりあえずネットで情報収集してみてもここがBESTというようなものにたどりつかない。まとめてみると、、
１、昔(？)の1ホールの霧化の良くないインジェクターの場合、吸気バルブが閉じている間に噴射して気化する時間を稼ぐ。
２、最近の多孔式のインジェクターの場合、吸気バルブが開いている間に噴射してポート内の燃料の付着、液膜化を避けている。

と、対極な話が出てくる。

ひとつ参考になる論文を見つけました
https://global.yamaha-motor.com/jp/profile/technical/thesis/pdf/browse/44gr03.pdf
噴射時期やインジェクター噴射狙い位置など参考になることが書かれています。

私も12ホールインジェクターでバルブを狙って吸気バルブ開中に噴射するのが究極かと思っていましたがそうでもないようです。

現在使用しているインジェクターはSARDの650cc2holeタイプ、噴射パターンはどこに当たっているのか正直良くわかりません、バルブ手前の内壁辺りか？。

まずアイドリングでいろいろと噴射時期を変えてみる。
吸気バルブ閉で噴射すると気化が促進されるせいか空燃比はややリッチになってきます。ところがここからパカッとアクセルをあけると1テンポ遅れる症状がでてきます。空燃比計も一瞬リーンに振れます
データーロガーでも確認できました(○印部)。

上から
回転数
マニ圧
空燃比
スロットル開度

吸気バルブ開中に噴射すると空燃比はややリーンになってきますがアクセルレスポンスはグッと良くなってきます。
さらにレスポンスの良いところを探っていきます、、つづく

燃調や点火時期をいろいろとイジってほぼ良い感じに仕上がってきました。2017にシーケンシャルインジェクション化して噴射時期という調整項目が増えましたが、これが非常に奥が深い。中低速のレスポンスが劇的に変化するし、加速増量の効きにも影響する。
　シーケンシャルなんて4000rpm以上じゃ同時噴射と同じだしサーキットメインじゃ関係ない、、、という方もおられますが、シフトダウン時のブリッピング時に明らかに差が出ます。同時噴射でも普通に走るのですが、私の場合、高速で2000rpmで巡航(100km弱)からアクセルをスッと入れたときに燃料が追いつかなくなり一瞬失火状態になりマフラーからポンッと音がでるような症状で、加速増量を調整してもあまり効果が無く困り果ててました。　
　ということでシーケンシャル化に踏み切ったのですが(改造記録は後日)、先ずはアクセルのツキが良くなり、失火症状がなくなったことに満足していました。
そして噴射タイミングを変えると空燃比やレスポンスに差が出ることがだんだん分かってきました。　　　つづく


追記　シーケンシャル化、改造記録
https://minkara.carview.co.jp/userid/3279112/car/2976454/5961747/note.aspx

https://minkara.carview.co.jp/userid/3279112/car/2976454/5961942/note.aspx


追記　（240414）
私のECUではシーケンシャルモードで非同期噴射ができません。なので参考にならない方もいるかもしれません。悪しからず。

軽くてトルクがあったので軽快に走った。トルクステアが強烈でおもしろかった。

季節を問わず日本中どこでも行ける。

普通に走ります