
五月晴れの中、初夏の風を受けながらセブンを走らせるのは、実に気分が良いものです。エンジンも軽やかに回り、ノーマルマフラーからのEXノートも心地よく・・・。
うーん、正直言うとちょっと物足りません。
うるさいのはイヤですが、もうちょっと迫力というか、存在感が欲しいところです。
そこで、久しぶりに東洋企画様謹製のショートマフラーに換装してみました。
おおぅ、さすがに元気がいいというか、迫力があります。
ノーマルマフラーにはこちらも東洋企画様の緩曲中間パイプを組んでいるので、出力的には同じくらい出ているはずですが、私にはショートマフラーの方がパワーの出方というか、繋がりが良く感じます。
しかしこの勇ましい排気音は、世間様に対する罪悪感と自分自身に対するプレッシャーとなって私の心に突き刺さります...。
そんなわけで、ノーマルマフラーとショートマフラーの間にあるであろう、私にとっての理想の音量・音質を追い求めてみたくなりました。
そこで参考にさせて頂いたのが160のマフラーについて詳しく探求されている意志答さんのレポートです。
汎用マフラー「Valiente」を試してみることにしました。
私が選んだのはこれです。
ショートマフラーよりも容積を稼いで抵抗を減らしつつ、バッフルで消音させるという作戦です。
とは言ってもショートマフラーのようなスリムさは失いたくないということで「φ90mm L=350mm」を選択しました。
ちなみにさすがは汎用マフラー、サイレンサー外径はφ90/100mm、長さは250/300/350/400/450mmがあります。
で、換装してみた結果(外観)がこれです。

ショートマフラーより二回り大きい感じ。

マフラーエンドの焼け色化粧が取って付けたようでオシャレです。www
バッフルは、デイトナのφ48mmにしました。(φ49があれば...。)
少し緩いので、外径部にガラス繊維アルミテープを二重に巻いたらジャストフィット。
ふむふむ、ルックスはなかなかイイぞ。
スリムさと存在感の絶妙なバランス。
助手席へのアクセスも全く問題ありません。
さて最大の問題は音量・音質です。
ドキドキしながらエンジン始動。
「ブロロ--ンン!!!」
おぉ、音量・音質共に低く抑えられていながら、迫力は失われていません。
車庫からの出し入れ時にも、必要以上に存在感を発揮し過ぎることもなく、イイ感じです。
道路に出てアクセルをグイッと踏み込み加速していくと...。
「!!!」
抑えの聞いた低音の中から、突如として中高音が湧き上がってくる!
この中高音をどう表現したら良いやら。
無理やり文字で表すと「ビシューッ!」いや「ビジューッ!」という感じか。
それまでの低い排気音がエンジンの回転上昇と共に単純に太く大きくなるというのではなく、全く別の音質のモノが立ち上がってくる感じ。
低負荷時から高負荷時への予想外の変化にビックリ仰天です。
この変化は、ターボの過給圧の上昇に合わせて発生するのではないかと思いますが、この高負荷時に出現する「ビジューッ!」という音を良しとするか、ウルサイとするか、判断に迷います。
走行シーンごとに分けてみると...、
◎低音が心地よく響くシーン
・アイドリング時、及びゆっくり車庫出し。
・一般道路の定速走行時。
・下り坂や減速しながらの惰性走行時。
◎「ビジューッ!」音が出現するシーン
・力強く加速する時。
・ヒール&トゥなどのブリッピング時。
・上り坂。
・高速走行時。
ゆっくりと、あるいは定速で淡々と走るときは静かで適度に低音が響き、社会的適合性としては合格です。
また、力強く走るときの元気よくメリハリが効いた感じも必ずしも悪いとは言い切れません。
あれこれ考えながら70kmほど走ってみましたが、結局結論出せず。
今回は、デイトナの一番シンプルな形状のバッフルにしましたが、バッフルにもいろんな種類があるみたいなので、これから様々なシーンで自分が納得できる音量・音質を追及していきたいと思います。
そうそう、このマフラー&バッフルに換装したことによるパワーダウンとかは特に感じることはありませんでした。
何かの参考になれば幸いです。
ではまた。
Posted at 2022/05/25 22:34:42 | |
トラックバック(0) | 日記