早いもので10月も最終日となってしまいました。
今日も朝から快晴です。
本格的な冬になる前に、行っておきたいところがまだまだあります。
今日は麦草峠を走りに行きます。
ここも9月末に悪天候に見舞われ、峠のテッペンで折り返したところです。
国道299号線麦草峠を御存じでしょうか。
ご存じない方が多いと思いますので、ぜひネットの地図で見てみて頂きたいのですが、本州の真ん中に長野県があり、その真ん中に諏訪湖があります。
その右下にある茅野市から右上に向かって伸びているのが国道299号線です。
如何でしょうか。地図で見ただけでも無数のコーナーがあることがお分かりかと思います。茅野市から佐久穂町の間の最高地点が麦草峠(標高2120m)です。
ここは、日本の国道の最高地点第2位の峠なのです。
ちなみに、1位は長野県と群馬県の県境にある志賀高原渋峠(2172m)です。
麦草峠は、私にとって青春の思い出の地なのです。
若かりし日、バイクにドップリとはまり峠道を求めて走り回っておりました。
そんなある日地図を見ていたら、なんだかスゲー峠道があるなと思い行ってみたところ、ビックリ仰天。
美しい林の中に綺麗なアスファルトのワインディングロードが果てしなくどこまでも続いているではありませんか。
登りも凄いが下りも凄い。向こう側まで往復するのも体力勝負。
まだへなちょこライダーだった私は、すっかりヤラレてしまいました。
まぁそんな甘酸っぱい話はそのくらいにして、あれから30数年経ったおじさんが
ケータハムで再挑戦です。
と言っても、一般車両も走る国道ですので前の車をあおるようなことは致しません。ですが後ろからオカシな車がついてくることが気になり、見通しの良い所で左によけてくれる車がいた場合には有難く追い越させて頂き、感謝を込めて左手を大きく上げます。あくまでジェントルなふるまいを心がけて。
登りの別荘地帯は紅葉した木々の間を走ります。
標高が高くなるにつれ針葉樹林になっていき、峠の最高地点では高山の雰囲気です。
峠を越えて下りに入るとヘアピンコーナーがこれでもかと続きます。
それを過ぎると「レストハウスふるさと」があり、ここで一休みです。
ここからは、佐久平から浅間山が一望できます。
レストハウス内でキノコ汁(300円)を頂き、心と体を温めました。
出発が遅かったため、すでに日は西に傾いています。
休憩もそこそこに残りの下りを駆け下ります。
八千穂高原スキー場の周辺は白樺林で、夕日に白い木肌が美しい。
峠の向こう側、佐久穂町国道141号線で折り返し、今来た下りを駆け上ります。
ところがここから、傾いた西日に向かって走ることに。
写真では日の光が美しいですが、それがもう眩しくて...。
先のコーナーのアプローチが眩惑されて良く見えず、へなちょこコーナーリングになっちゃいます。(言い訳 www )
それでも安全に配慮しつつコーナーを攻めていくと、セブンの運動性の良さを実感します。
普通の車と違い、おっとっと感がありません。
つまり軽量かつ低重心であるため、ブレーキングでピッチングが少なく、コーナーでもロールが少ない。
ステアリングを切れば切っただけグイグイ回る感覚です。こりゃ面白い!
これぞ、ライトウエイト・スポーツの真髄~ぃ!
でも調子に乗ってると、突然タイヤのグリップが失われたりするんだろうなと
自分を戒め、安全運転に徹します。
峠のテッペンまで来ると気温が下がり、寒い寒い。
さらに峠を超えて下りに入ると、更に傾いた西日に眩しく照らされ、またしても前が見えない...。
麦草峠は、夕方に攻めるのはあまりお勧めできないことが分かりました。
(眺めは良いんですがね。)
麓の茅野市まで下りてくると、もうあたりは夕暮れ時。
渋滞を抜け諏訪市まで来ると、もうすっかり薄暗く...。
明るいうちに自宅に着くつもりが、随分と遅くなってしまったので、2区間ほど
中央道に乗って家路を急ぎます。
夜の高速道路をセブンで初めて走ったんですが、なんだか怖いですね。
不安定ではないけれど、ドッシリ感はありません。(軽いからなぁ)
周りの車からちゃんと認識されているか不安に。(小さいからなぁ)
そんなこんなで充実感と疲労感に包まれながら自宅に到着。
家に入ると「この暗くなるまで、どこ遊び回ってるのっ!」
妻にこっぴどく怒られました。
隣で息子がニヤニヤしています。(父親の威厳台無し・・・。)
ほとぼりが覚めた頃、また走りに行きます。
ではまた。www
Posted at 2020/11/03 09:34:42 | |
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