11月28日(日)
今年の冬は寒さが厳しいとの予報が出されています。
私が住む長野県も朝晩の寒さはいつもの年より厳しく、冬の訪れが早いのを感じます。
午前中、妻にせかされて自宅の車4台のタイヤ交換をしました。
4台分、合計32本のタイヤを運んで交換して片付けるってのは、かなり腰に来るのですが、昼までには終わらせて午後は自由の身となり(勝手に決める ww)、穏やかな天気に誘われて、初冬の霧ヶ峰高原を走りに行くことにしました。
今年は何度か走りに行った霧ヶ峰高原も今年はこれが最後となります。
麓の茅野市から大門街道を駆け上り、標高1400mの白樺湖に着くとすでに冬の気配が...。
湖面は薄氷が張ってるし、周辺のスキー場ではスノーマシンが造雪中だったり。
【右隅に見える湖面は凍結中】
剥き出し感あふれるセブンも、ドアを付けヒーターを入れればそれなりに寒さをしのぐことが出来るので、車から降りて初めて外気温の低さに気が付きました。
いやこれはもう、完全に冬だわ。
路肩の日陰にはところどころ雪が残っていますが、幸い午前中から穏やかな晴天で高原は枯草山なので、日の当たりの良い路面はドライで走行には問題無さそう。
早速白樺湖を出発しました。
春夏秋と走って来ましたが、天気の良い休日には車やオートバイがいっぱい走っていたのに、今日はホントに少ない。
おかげでかなり楽しく高原のワインディングロードを攻めることが出来ました。
正面の車山高原スキー場も造雪中
はるか遠くには南アルプスや中央アルプスの山並みも見えます。
枯草に覆われてちょっぴり寂しげな風情の高原を駆け抜け、標高1600mのドライブイン霧の駅に着きました。
ここは以前のブログでもあげましたが、いつもは結構広い駐車場に車やオートバイがいっぱいで、観光客・走り屋・ライダーで賑やかなところなのですが、今日は車が数台、オートバイはゼロ、仮設の売店も皆撤収してしまい、ひっそりとしています。
これまでの様子とあまりの違い様に戸惑いながら、ちょうど真ん中あたりにセブンを止めました。
せっかくなので、グライダー滑空場の方まで誰もいない高原の遊歩道を歩いてみました。
少し上ると人工物もなくなり見晴らしが良くなります。
近くの八ヶ岳連峰の上部は綺麗に冠雪しており、雲一つない冬の青空に映えます。
その向こうには富士山の美しい姿を見ることが出来ます。
【八ヶ岳連峰と富士山】
富士山を見ると汚れた(?)心が洗われる気持ちになる私はやっぱり日本人。
北西方向に目を移すと、はるか遠くに北アルプスの山々が見えます。
そうか、ここは日本の3つのアルプスを一度に見られる場所なんだなと気が付きました。ただしそれぞれが遠すぎて良くわからないんですけどね。www
そうこうしているうちに、だんだん寒くなって来たので駐車場に戻り高原を下ることにしました。
広い駐車場に小さなセブンがポツリと寂しそう。
【さて私のセブンはどこでしょうか?】
【ここです!】
ここからは、初冬の高原とは別れ諏訪市側に下りるルートを行きます。
ところが、下りの林間コースに入った途端、路面に残雪がががっっ!!!
そう、ここからは斜面の向きと木々の陰になることから日当たりが悪く、しばらく前に薄く積もった雪が解け切らずに残っているのです。
薄く圧雪されて溶けかけた雪が路面に残り、アスファルト面と雪面が半々のまだら状に。どこまでグリップしてどこから滑り出すのか全く分からない。
(画像がなくて済みません。)
あっ、ちなみに私のセブンはノーマルタイヤ。
そう、5台目のセブンは午前中交換した4台の中には入っていないのですぅっ。
直線区間だったことが幸いし、心臓が凍りそうになりながらも超低速走行に持ち込みながら、
「このまま先のコーナー区間に突入するとヤバイっ!」
「少し下れば雪はなくなるかも!」
「いや、さっきまで来た道ならドライなんだから今すぐ戻れ!」
一瞬の間にいろんな思考が頭の中を巡る中、意を決して偶然すぐ横にあった空き地にセブンを導き、すかさずUターンし今来た道を戻ります。
ふえーっ、油断したっ。
あのまま下っていたら、その先のヘアピンコーナーで突き刺さっていたかもしれないと考えると、まさに命拾いした気持ちです。
気を取り直し、再び日当たりの良い高原ルートを攻めながら、白樺湖を経て帰路につきます。
初冬の夕暮れ時は早く、自宅に戻る頃には薄暗くなっていました。
無事に帰っって来れたことに感謝しつつ、もう標高の高い所や峠道なんかを攻めるのは、今年はおしまい。
来春までのお楽しみとして取っておきます。
今年もいろいろお世話になりました。
では皆さん良いお年を!(って、ちょっと早いか。)
Posted at 2021/12/02 01:10:12 | |
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