2月2日
1月は元旦に走り初めをした以外は、週末雪・雨・用事で乗ることは出来ませんでした。
2月は寒さに負けず、もう少し走ろうと思います。
そんなある日、何とは無しにyoutubeを見ていたら、
「スマートガレージ シャッター電動化KIT」なる物が目に止まりました。
【メーカーHPより】
「これは?!」と閃き、製造元「(株)システムデザイン」殿のHPで調べたと
ころ、手動式シャッターの巻き取り部に自動化KIT(主にギア、モーターと制御
回路)を取り付けることにより、DIYで電動化できるとのこと。
しかも、スマホに専用アプリをインストすると、スマホで開閉操作ができると
いうではありませんか。更にOPの専用リモコンを使えば、スマホなしでもリモ
ート開閉が可能とも!
これは私のための製品か? もう導入するしかありません。
なぜ、この商品にこれ程までに心を惹かれるのか。
それは、ブログの最初の方をご覧頂いた方はご存じだと思いますが、車庫出し
・車庫入れが私にとって最大の苦行なのです。
テクニック云々ではありません。
ただただ近隣住人や通行人に見られたくないのです。
まず車庫出しでシャッターを開けた瞬間から私の緊張感はMAXに達します。
その動きを時系列で表現すると、
シャッターを開ける(外から丸見え)
乗り込む
シートベルトをする
エンジンをかける
車庫から出して停止する
エンジンを切る
シートベルトを外す
下りる
シャッターを閉める
乗り込む
シートベルトをする
エンジンをかける
走り出す
車庫入れの場合も同様に
シャッター前にバックで止める
エンジンを切る
シートベルトを外す
下りる
(以下略...)
これにドアが付いていたものならパニック的な作業となることはお判りでしょう。
これだけの作業を全力で短時間で(人目につかないように)素早く行う必要が
あるのです。もう汗びっしょりです。
慌てたばっかりに、何かしらやらかす危険性も有ります。
全然スマートでもなく、優雅でもありません。
リモコン式電動シャッターであれば、車庫の出し入れ時に車から降りる必要も
なく、何とスムーズにこなすことが出来るではあ~りませんか!
で、さっそくどうすれば導入できるのかメーカーHPで調査開始です。
イナバ・ヨドコー・サンワの三大シャッターメーカー製であれば、標準KITのみ
で取り付けられるようです。
そこで早速うちのシャッターの巻き取り部のカバーを外してみました。
残念ながらうちのは「北陸東北シャッター(株)」という所在地が想像しにくい
メーカー製でした。(失礼、福井市にあるそうです。)
案の定、巻き取り部の構造が違うのでそのままでは付けられないことが分かり
ました。
しかし、メーカー様は標準外のシャッターにも付けられるように、OPで「センタープーリーオプション」なる物を用意してくれています。
多分これがあれば取り付け出来そうです。
メーカー様HPにあるとおりに、巻き取り部を3方向から撮った写真を送ると、
早速「標準KIT+センタープーリーオプションで取り付け可能」とのメールを頂
きました。(レスポンスが有難かったです。)
んですぐに注文を掛けました。注文内容は以下です。
①標準KIT
②センタープーリーオプション
③リモコン
④障害物検知センサー
合計 73,000円(税抜き)です。
②は巻き取り部が標準構造なら不要。③④は必須ではありません。
つまり、条件が合えば、①のみ(50,000円 税抜き)で夢の実現が可能です。
確か1月24日に注文し、29日指定でその通り届きました。
で、早速週末に取付工事です。(わくわく)
【標準KIT(一部OP部品が混じっています。)】
【オプション】
朝ごはんもしっかり食べ、体調万全で作業に取り掛かります。
先ずはベースとなるセンタープーリーオプションの取り付けから。
説明書通りにやれば簡単に! と行くはずでしたが、どうしたことか説明書と
構造が違うので、そのままでは取り付かず。
詳しくは書ききれませんが、一時は「取り付け断念か」とまで追い詰められた
ものの、開き直りと力技でなんとかプーリーの取り付けに成功しました。
そこに標準KITのリングギヤとモーターを取り付けます。
こちらも説明書どおりには付かないため、現物合わせで苦労しました。
かなり狭いスペースに複数の部品を組み込むため、「こちらを先に組むと、
こちらのネジを締め付けられない」なんてことを繰り返し、何度も組んでバラ
してまた組んで、やっとのことで組付けることが出来ました。
【電源の位置により、右側取り付けにしました】
後はモーターの電源ケーブルを巻き取り軸の中を通し、シャッターの外に引出
し、スイッチBOXを兼ねた制御回路に接続し、AC-DCアダプターを接続。
これでメカ的にも電気的にも組付け完了です。
高鳴る胸の鼓動を抑えつつ、いよいよ試運転。
上昇スイッチをピッ! モーターが回転しカタカタカタとシャッターが上がっ
ていくではありませんか!
もう一度スイッチを押すと停止。
下降スイッチを押すと閉まっていきます。
一定のスピードで上下するため、手動で開け閉めするときよりも静かです。
当たり前のシャッターの作動ではありますが、もう感動!感激!歓喜!
シャッターの動きにここまで興奮したのは生まれて初めてです。
仮配線で作動が確認できたところで、1日目は終わりにしました。
翌日、電気配線の仕上げとスマホ・リモコンによるリモート操作の設定です。
標準KIT付属のスイッチBOXは壁埋め込みタイプだったので、ホームセンター
で外付けタイプのスイッチBOXを買ってきて、シャッター横の柱に取付けました。
モーターの電源ケーブルやAC-DCアダプターをきれいに配線してスイッチBOX
に繋ぎ込みます。これでスイッチBOXでの開閉操作が可能になります。
シャッター支柱の地上45cmの高さに障害物検知センサーを取り付けました。
これにより、下降中に万一セブンや障害物がセンサーの光軸を遮ると、反転し
て上昇します。(良くできてるわ♪)
後はスマホにアプリを入れて設定し、制御回路を認識させます。
(Bluetoothによる接続)
続いてアプリ内でシャッターの作動範囲を設定。
スマホの画面を操作すると、おぉっ!シャッターが動くぜっ!!
夢にまで見た電動シャッターのリモート操作よ。
続いて専用リモコンを設定します。
私は運転時には手袋をはめるので、スマホ操作が出来ないためOPの専用リモコ
ンも買いました。
こちらも正常に認識され、シャッターを操作出来ます。
もう、魔法の力を手に入れた気分です♪
【▲を押すとあら不思議、魔法のように開きます】
【▼を押すと、閉まります】
そして最後に最初に外した巻き取り部のカバーを元どおりに組付けてすべて完了です。
ああ、何という充実感・達成感よ。
こんな素敵な機能をDIYで後付け出来るKITを開発してくれたメーカー様に感謝
です。
後は意味もなく、スマホで開けたりリモコンで閉めたり、操作しては感動の余
韻に浸ります。
ひとつ注意する点があります。
説明書にもありますが、シャッターを外から開ける場合、鉄製のシャッターにより車庫内の制御基板に電波が届きにくくなるとのこと。(当然ですね)
実際にやってい見ると、スマホでは数メートル離れた場所からも開けることが
出来ますが、専用リモコンだとシャッターから2~3m以内でないと開けること
が出来ません。
その為に、車庫の中と外を中継する「ソーラー中継器」なる物までOPで用意して
くれてあり、これを付けると外からの作動可能距離を延ばすことが出来ます。
しかし、私の使い方であれば、車庫入れ時にセブンをバックでシャッター前に着けると、自分の位置が2~3m以内に入り操作できるはずなので、中継器は購入しませんでした。
以上、取り付けに思いのほか苦労したものの、シャッターを電動化・リモート
化することができました。
難易度としては、機械組立などの経験があればそれほど難しくはありません。
標準取り付けであれば一日あれば十分かな。
しかし、非標準組付けとなると、場合によっては難易度は一気に上がります。
メーカー様が想定していないケースが出てくるからです。
メーカー様でも組立の相談には乗ってくれますが、DIYキットなので基本は自分
で解決するしかありません。
仕組みを理解し、自分のシャッターに合った適切な組付け方法をとる力が求め
られます。
幸い私はこれまでの経験を元に自力で乗り越えることが出来ましたが、メカ組
立に弱い方だと、行き詰ってしまうケースもあるかもしれません。
最後にこのようなKITを開発してくれたメーカー様に感謝するとともに、困難を
乗り越えた自分を褒めてあげたい気持ちでいっぱいです。(笑)
みんカラでもすでに何人もの方が紹介されているようですし、メーカーHP及び
Youtubeにも動画が上がっているので、興味のある方は見てみて下さい。
これで車庫出し・車庫入れ時にあたふたせずにスマートに優雅にこなすことが
出来るはず?
次の休日には、車庫からカッコよく発進してみようかな。わくわく
ではまた。