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2022年01月29日

【おじさん的昔車レビュー10】帰国子女と変態エンジニアの絶妙ハーモニクス【1993年式FHP10プリメーラUK】

タイトルだけだと三流AVみたいですが…(笑)

旧車レビューは原則的に手元に来た順で書いてきましたが
今回はチト狙いがありましてそれを崩します
ええ…どうしてもその次のはネガティブな印象しか残ってない1台なので
どう書こうかで迷っているのもありますが
愛車紹介と旧車レビュー外伝とリンクさせてみたらどうなる?
そんな思いと外伝ネタでピンと来たので実行委員会しちゃった訳です

で…
今回のネタクルマは↓になります

☆英国日産 PRIMERA UK 5Dr 2.0eGT (E-FHP10)☆
1989年10月に開催された第28回東京モーターショーに参考出品された
コンセプトカーPRIMERA-Xをベースに1990年2月に日欧市場で市販開始
欧州車を強く意識して開発されスタイリング・動的性能・実用性・パッケージングは
プリメーラパッケージと称するコンセプトを確立
当時日本国内で流行した目先の高級感よりも使い勝手や居住空間を最優先
また901運動から生まれたフロントマルチリンクサスペンションにより
ハンドリングの評価は特に高くFF版スカイラインとまで呼ばれた
エンジンは排気量1.8L/2.0Lの4気筒SR型を搭載
ボディタイプは日本国内では当初4ドアセダンのみが追浜工場で製造されたが
1991年6月に欧州市場で販売されていた5ドアHBを追加
ただし日本市場では5ドアの需要は然程高くないと判断した日産は
英国日産自動車製造会社(Nissan Motor Manufacturing (UK) Ltd NMUK)の
サンダーランド工場(Sunderland Plant)で製造し逆輸入という形態を採用
それゆえに逆輸入車であることも含め日本国内での登録台数も少ない

↑なので当社は帰国子女と呼んでますた(笑)

英吉利生産ということで細かいところが国内向けHP10と異なるのは当然ですよ
たとえば…

↑の製造表記が英国日産だったり

LUCAS製パーツを使用していてシッカリとMADE IN UKの表示があったり

純正14インチアルミホイールも国内仕様と同デザインでありますが
ベルギーの名門レメルツ社製で光沢に差があるのも知られた話だし

搭載されるSR20DE型エンジンもハイオクガソリン仕様ナトリウム封入バルブで
チューニングも含めてそれだけでもプリメーラスペシャルな上に
エキマニも等長ステンレスって金かかてるよなあ(笑)
さらにカムカバーが国内仕様はアルミ剥き出しなのに赤系結晶塗装を施すとか

VDO製メーターは国内仕様AT車にあるポジションインジゲーターがなく
代りに油圧計になったりと枚挙に暇がない
まあ欧州ブランドの見本市みたいな状態だったりするわけです
つまりベースは日本人であってそれなりに意思疎通は取れるのですが
日本の常識 世界の非常識よろしくな部分もあるわけでして
その好例としてひとつあげるとしたら
シガーソケットの径がDIN規格だったかな?
日本国内仕様よりひと回り大きいから自動後退なんかで売ってるシガーソケット
これがちゃんとハマらないつーかユルユルで用を足さない
なのでVWやメルセデスはたまたAUDIやBMWなどの独逸車向けのを
一段かましてから日本国内仕様で増設という二度手間が必要だったりするわけで
最終的にはこの微妙なな規格違いに振り回されることになるんですけどね(笑)

そもそもプリメーラはデビュー当時から注目の的でした
プレセアを購入した際に最後まで迷っていたのですが
やっぱ2Lだよなと思いつつも希望のTeでは100万近い価格差
さらには友人がセールスを勤めていたのが日産店で取扱がなく断念したわけです
それから時を経て完全な趣味クルマとしてのBNR34 スカイラインGT-R Vspecと
足車としてK11を所有していたものの諸事情からこの2台を集約統合する必要が生じ
どうせなら以前欲しかったP10に絞ったわけで当初は↓目当てでした

HP10(改) プリメーラ AUTECH VERSION
日産直系のオーテックがチューニングしたコンプリートカー
SR20DE型エンジンは最高出力を150→200psまでパフォーマンスアップ
ホイールサイズを15インチに拡大し専用エアロパーツなどを装着する

走り屋御用達な1台なので程度のいいタマが少なく
見つかっても修復歴アリや過走行の条件付
それでいながらプレミアプライス過ぎて部に逢わないなあと思っていたところに
ネット検索で9年落ち修復歴なし走行2万㎞検2年付で込々30万円という
信じられないFHP10が出てきたわけで新車価格の約90%OFFで買えるなら
目的変更で手元にやってきたというわけです
まあ P10の中でもレアだというところは5ドアもオーテックも同じだし
MTよりもラクにATで遊ぶのも悪くないという不純な動機も手伝いました(笑)
ただクドイようですが↑の選択に後々振り回されることになるんですけどね(笑)

では変態エンジニアとは何か?
開発主管津田靖久氏のことです
この方プリンス自動車出身で日産との合併後に左遷と言っては何ですが
ヨーロッパに飛ばされて現地責任者を歴任
帰国後にVWサンタナの座間工場ノックダウン生産にも関わった経歴もある
欧州車カブレでもあるわけですが それが見事なまでにP10プリメーラに
反映されてしまったという感じなんですよ

そのひとつが社外品に交換しているんじゃないかとまで言われた硬いサス
サスがプリメーラ
↑なキャッチコピーもあったけど あまりにも一般ユーザーからクレーム多発
そのため後期型ではフレックスショックでソフト化されたわけですが
英吉利生まれのFHP10はそんなのお構いなし(笑)
ちなみにショックはモンロー製ってここでも欧州ブランド炸裂

そして絶対に媚びを売らないという姿勢を感じたのが↓

もう誰もがネタにするパワーウインドウSWの位置
助手席乗ったヤツは必ず探すのは最早お約束なんだけど
津田氏の拘りもここまで行くとホントにヨーロッパ至上主義ありきを感じます(笑)
ちなみにパーキングレバーの根本に生える箒みたいなアレは
国内仕様にはないFHP10だけの装備です

それでも特筆すべき★★★★★なパーツは↓

HP10の上級グレードと基本構造が共通のスポーツシート
レカロと同じダイヤル式リクライニングのほか前後分離式シートリフターを装備
座面は程よい硬さでホールド性もカナリのモノで長距離でも疲れ知らず
歴代所有車の純正シートでこれを超えたというのはない
↑言い切れるだけの一品ではありますが
走行8万㎞を超えたあたりからヘタリはありましたけどね(笑)

まあ津田氏はあの櫻井眞一郎氏の弟子でもありますし
開発もフロントマルチリンクサスペンションで
R32スカイライン産みの親である伊藤修令氏も関わっており
最終的にAUTECH VERSIONもリリースされたことも含めて
櫻井学校の集大成
FFでスカイラインを作るとこうなる

最高出力150ps/最大トルク19.0㎏-mと扱い切れるパワー&トルク
卓越したハンドリング&スポーツセダンに特化させたサスセッティング
↑らからどう考えてもこういうのが適切であり
GTとして5ドアのコンセプトも融合させたら↑のタイトルとなったわけです

しかし…しかしですよ
どんなに優れた名車でも完成品であるとは限らない
所詮は妥協すべき点は妥協せざるを得ない最大公約数が必要な工業製品
そこはカスタマイズをする余地は残されているわけで当社は↓なのをやりました
◆ヘッド&フォグをハロゲンのままホワイトバルブ化◆
◆ホーンをBOSCHラリーストラーダへ交換◆
◆CUSCO製フロントタワーバー◆
◆オクヤマ製リヤタワーバー◆
◆APEX製HP10用メガホンマフラー◆
◆プロジェクトμ製ブレーキパッド◆
◆メーカー不明レーダー探知機搭載◆
◆三菱重工製分離型ETC MOBE300装着◆
◆リヤ三面ガラスにフィルム加工◆
◆フロントガラス撥水加工◆

↑はその一部ですが結構オマヌケなのから手間かかっているのもありますよ(笑)

◆メーカー不明BNR32風フロントグリル交換◆

パフォーマンスアップには全く貢献しないイジリ(笑)
しかし雰囲気を変えるには結構イイ感じでした

◆日産純正BBSアルミホイールで15インチにアップ◆

サスガに純正で14インチというのは…(笑)
しかも納車時点で装着されていのが新車OEMのイギリスDUNLOP製って…
山が残っているから無交換でもゴムの硬化を考えたらキケンがアブナイ
なので併せて15インチ化しちまえとなったわけですが
どうせなら純正品流用してしまえ それも軽量鍛造のBBSでと!
バブル期の日産はR31スカイラインやY31セドリック/グロリアあたりから
オプション設定を展開しており6.5J/PCD114.3/4H/+40㎜のタイプは
R32/A31/C33/S13用のRGタイプがありました
ハブ径は66㎜なのでハブリングも不要の完全ボルトオン
装着するタイヤは195/55-15で当初はDL DIREZZA DZ101
走行28,000㎞でボウズになってからはMI Pilot Preceda PP2に交換
絶対的パワーがないプリメーラにはハイグリップ重視なタイプよりも
ある程度ハンドリングも考慮されたタイプの方がいいです
確かに軽量化の恩恵は体感できたというか
ストローク量で不利なこのクルマでもサスが軽快に動く
この実感はプライスレな悦びですた

ちなみに…
16インチへのインチアップはサスペンション特にアームやリンク類への負荷が
大きくなりすぎて金属疲労しやすく最悪破断などのトラブルに陥りやすい
↑な話を日産関係者から教えて貰ったこともあり15インチに留めました(笑)
まあ元々アッパーリンクのガタは第一世代マルチリンクサスペンションの
ウィークポイントでもあったわけでR32なんかでも指摘されてましたし
当社も総計6万㎞の時点で一度交換しました
尤もこの辺は次世代モデルのP11では改善されましたけどね

◆ハザード&リヤデフォガーSWの移植◆

P10系のハザード&リヤデフォガーSWはセンタークラスターに4つ並んだ
SW類4つのうち中央2ヶ所に装着されているのですが
インダッシュタイプのナビを装着すると操作できなくなってしまうのです
そこで両端2ヶ所のメクラカバーと入れ替えるのは定番中の定番で
当社もこれはインダッシュナビ装着と同時に施工しました

ちなみにナビはKENWOOD製地上アナログチューナー付属DVDタイプ
オーディオHUもKENWOOD製でMD&カセットのコンパーチブル
さらに10連装CDチェンジャーというところに時代を感じますな(笑)

◆HCR32スカイラインGTS TypeM用ステアリング移植◆

ホントはAUTECH VERSION用が欲しいところですが…
調べてみるとほぼ同等品の↑がボルトオンで移植可能
なので某オークションで安値仕入をしてDIY交換しますた
エアバック当然装備でステアリングスイッチ類満載な現代だったら
簡単にはできない技じゃないかとも思いますね

はい…イジレルだけ弄って楽しんでました
ただやはり車齢10年選手ということで結構なトラブルもありました
そう ここで帰国子女であるというに振り回されるんですよ
たとえば↓なトラブルから…

◆エアコンヒーターから温風がでない事件◆
それこそエアコンユニットごと交換で高額出費を覚悟したのですが
調べてみると吹き出し切替を行うアクチュエーターの経年劣化による死亡
品番こそ異なりますが国内仕様HP10のがそのまま流用ができ交換

◆BOSCH製オルタネーター死亡事件◆
オルタが死んでもバッテリーがD23サイズと大型なので気がつかなかった
これもDENSO製リビルト品がそのままボルトオン交換できたので
3福澤程度の出費で助かりました

◆ボンネット開かなくなっちゃった事件◆
ある日ボンネットを開けようとオープナーを操作すると…
手応えがない
すぐにワイヤーハーネスが切れたなと思いディラーに駆け込むと
ストライカー部分で破断していたことが判明
パーツを取り寄せようとしたら日本国内にない
納期は船便で3ヶ月
じゃあ国内仕様を流用しちゃえ 何とかなんじゃないかとなったのですが
ストライカーに接するカシメ部分の構造が異なるので流用不可
オイル交換も迫っていたのでそんなに待てないという当社のオーダーに
当時お世話になっていたプリンス店のサービスフロントと一緒に無い知恵を絞り
ストライカーごと交換しちゃえばいいじゃん
↑の結論を導き出しました
しかもFHP用ワイヤーハーネス+1,000円ですべてが揃うって
パーツ類の値段おかしくないか?(笑)
発注翌日にパーツが届いて3日後にオイル交換を含めて復旧しますた

◆ガソリン入れると漏れちゃう事件◆
フューエルリッドから燃料タンクに繋がるパイプ部分に亀裂
火災爆発の危険があるので早急に交換と思い件のディラーで調べるとまたまた
日本国内にパーツ無
納期は船便で3ヶ月

ヤバイよヤバイよ度MAXな状態でこれは死ぬかもしれない(笑)
そこでFHP用とHP用のパーツリストを見比べると…
形状や長さも殆ど同じなことに気がついたので
現車合わせでやってみようと…
実際のところ部品番号は異なっていましたが完全ボルトオンでした

◆マフラー仁王立ち事件◆
快音を奏でていたAPEX製メガホンマフラー
本来はHP10用ですが格安中古を某オークションで入手して2年以上愛用したけど
ある時期から排気漏れしているような音に代ってきたわけで…
突然サイレンサーとエキゾーストパイプの溶接部分が破断
原因は経年劣化による金属疲労だったことと溶接不良ということでしたが
この際に微速ながらも動いていたことからマフラーが仁王立ちになり
リヤバンパー取付部分をブッ壊しやがった(笑)
まあマフラーは純正を残していたので戻せば無問題でしたが問題はリヤバンパー
一体構造なのでアッセンブリー交換が必要なんだけどこれもやっぱり
日本国内にありません
しかもHP10用とは互換性がないことも判明して八方塞がりかと思いきや
日産のリサイクルパーツリストを検索したら
黒が福岡にあるよ

すぐに取り寄せてそのまま色違いでもいいから装着しようとしましたが
線キズな塗装ハゲが凄すぎてこれまた現車合わせでボディ同色化
そこそこな出費でしたがそれでも新品バンパー本体より安く仕上がりました

そして最後はFHP10の持病といえば持病なのですが
内装トリム類に使用する接着剤が日本独自な高温多湿と相性が悪く
とにかくすぐに剥がれるわけでドア内張は何回貼り直したことか
そして3回目の車検を前にして走行中に接着剤が剥がれて天井内張が…(笑)
このほかフロントマルチリンクサスペンションのアッパーリンクに
ガタが出始めていて2回目の交換に迫られていたこと
さらにはエンジンヘッドのカムカバーからシールの経年劣化による
オイル滲みが発見されて車検と併せて修復の見積が…
結構なお値段
程度いい中古買えちゃいます

不思議なことにこういう状況になるとそこそこな上玉車が
格安で出てくるという運のめぐり合わせ
ただ…これはクルマに限ってでおね~ちゃんでこれはない(キッパリ)
この時点で13年超で悪増税対象にもなっていたことも含めて
愛車紹介にもあるR34スカイラインにスイッチしてサヨナラしますた

約6年近い所有でのインプレを要約すると
ハッキリ言ってメンドクサイ(笑)
だからこその帰国子女で世界戦略車でもあったことから欧州に拘りまくった
変態エンジニアの融合を当社も楽しませてもらったわけで
パーツ流用も何とかなるというのも勉強させてもらった1台で
お気に入りだったのは↓にもあるリヤハッチ周辺の処理


大人4人乗ってそれなりに荷物も乗るっていうのは正統派セダンであり
高速も日本国内制限最高速より少し上の領域で本来の性能を発揮できる
サスセッティングは車名の通り正にGTそのものでした
そして2022年の今では国産5ナンバーセダンが壊滅したことも含めると
全長を4.5m以下に抑えた上で↑を成立させていたのは素晴らしい限り

設計陣の考えていたことがここまで如実になったスポーツセダンは
後にも先にも他にないんじゃないかと当社は言い切ります
プリメーラ自体もこの後は2代目P11→3代目P12へ進化しますが
当初のアクの強さやスポーツ性は身を潜めた上に
最後はワゴンボディの方がメインになって2005年に廃モデル

そうか…3代で終わっちゃったんだ
ええ 実は先代というかプリメーラに継承された前身モデルも含めて
この3という数字が多く絡むんだよね(謎)
その話はまた改めて…


それにしても帰国子女とのお付き合い
人生に一度くらいは悪くないな(笑)
ブログ一覧 | 旧車レビュー | クルマ
Posted at 2022/01/29 17:35:45

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この記事へのコメント

2022年3月9日 0:18
こんばんは、はじめまして。

以前オースターの内容ブログを拝見してから時々お邪魔させていただいておりまして、たまたま今日休みだったものですからその他興味をもったブログに引き込まれてしまいました(苦笑)

P10プリメーラ、名車ですよね。
仕事で関わる事が多く、3代目がデビューした頃に中古で2L車を買おうとしたのですが、そういう時に限って出物が無くて親父が乗っていたP11を買い取って妥協して乗っていた過去がありました。

UKだけは関わった事がなかったのですが、オイル漏れなどが多くてあれは外車だぞと先輩から話は聞いておりました。

実際そういうクルマなんだと大変参考になりました。通常のP10も経験されたオルタネータ故障やアッパーリンクガタ始め、パワーウインドウレギュレーター破損による窓ガラス脱落や電動ファン壊れによる渋滞時オーバーヒート、運転席側エンジンマウント劣化によるエンジン振動などのトラブルは多かったように思います。
ただ運転するとハンドリングが良くてエンジンのパワーの出方が気持ち良く、実に楽しかった思い出が甦ります。

かなり苦労されたようですが、UKは整備にしろ使用されているパーツにしろマニアックな魅力に満ち溢れたクルマですね。

プリンス出身のエンジニアの多くの方は日産と合併後色々と苦労されたようですが、産み出されたクルマ達は多少のネガは吹き飛ばしてしまう位魅力溢れるクルマが多かったように思います。

長文失礼致しました。
また拝見させていただきますので今後ともよろしくお願いいたします。
コメントへの返答
2022年3月9日 8:50
いらっしゃいませ!
当店のネタはカナリ濃厚かつ長文
ですが…
読んでもらう工夫とかは結構やっております
なので入り込むとおなか一杯になり過ぎます(笑)
要はデカ盛り食堂みたいに高カロリー重視なんですけど
それで喜んでいただければ幸いです

追浜産・英吉利産問わずP10最大の弱点は
フロントアッパーリンクのガタ
R32なんかもそうなのですが
第一世代マルチリンクサスはこれがダメダメというか
消耗品だと思えだったのです
日産純正よりサードパーティー製の方が
よっぽど持つとまで言われましたけど…(笑)

まあP11/R33になるとカナリ改良されるのですが
互換性は確かなかったと記憶しております

FHPは外車
確かに日本車の良さとHP10用パーツが流用しやすい反面で一部は専用品だったり
英吉利と日本の気候違いによる接着剤の相性問題から
内装脱落が発生など
日本車のつもりでいると面倒
だからこそ帰国子女と呼んでいたわけで
面倒だけど面白い1台でした

P10のアクの強さってそういう部分も含めてだけど
それだけエンジニア(特に変態主幹の津田氏…笑)の思いが
如実に表れたクルマだったと思います
その証拠にP11ではカナリ普通というか
U14ブルーバートとコンポーネンツ共有となったので
薄らいだ感じはします

プリンス技術陣の日産合併での苦労や
日産直系エンジニアとの確執など
とってもブラック過ぎて当社でも触れていいものかと思うレベルです
それでも最終的には対等にやり合えたのは
櫻井眞一郎氏を筆頭にする櫻井学校のメンバーが
エンジニアの侍と言うべき人種だったこともあります

日産車は結構乗っていますが
考えたらプリンス系の血を引くクルマが殆ど
今日の日産FF車も原点はプリンスが研究開発していて
市販車1号がチェリーだったことを考えると…
ええ そういうことです

これに懲りず何時でもおいで下さい
ネタはそれなりに持ってます(笑)

プロフィール

「またつまらぬ逃亡を増やしてしまった(笑) http://cvw.jp/b/3408570/47786333/
何シテル?   06/17 01:00
クルマに関わるあらゆる事柄に鋭くメスを入れる そして笑いと疑問を提供する国立自動車総研 どうも! 主席研究員の代表取乱役です 国の公的機関みたいですがそん...
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