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国立自動車総研のブログ一覧

2022年03月31日 イイね!

そこに今や『ひとつの頂点を選択した誇りと喜び』はもうない

そこに今や『ひとつの頂点を選択した誇りと喜び』はもうないバブルの申し子
時代の寵児
シーマ現象


いろいろな代名詞があるけど…

今朝のネット徘徊で↓なニュースが入ってきました

◆日産シーマ 今夏にも生産終了◆
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220331-OYT1T50108/

セダン離れだとか車種整理とかいろいろ言われてるけど根本的には
売れないから
だって対比用効果つーかコスパ考えたら
同じ金でもっと魅力的なクルマ買えるでしょ
それに直接的ライバルだったセルシオはLEXASブランドへ上手に
発展的変貌を遂げたのに対して日産の商売下手も露呈しちゃったわけだし
被告になっちゃった外国人CEOになってからの日産車って
変に優等生ぶろうとしちゃったのもダメだったような気がします

↑タイトルは↓の日産webカタログをモジったものです

いやはやY31の頃だったら説得力のあるコピーですけど
今の時代で見るとズレちゃってるというか
そもそも売れてない状態では負け犬の遠吠えみたいな響きですよ


Y31は存在感とかもあったしね
それに三十路手前の若僧がキャッシュでポンと買えた異常ともいえるバブル景気
これに救われたということも含めてシーマ現象だったという感じです


シーマ≒今じゃ↑の方の代名詞だもん(笑)
ある意味でのやっちゃえ日産なんだけど
同時にやっちまった日産でもあるんだよなあ

ただ…
イイクルマだったことだけは事実

立つ鳥跡を濁さずじゃないけれど
このリヤビューと共に去り行くんだろうなあ
当社はこの名車を絶対に忘れないけどね
Posted at 2022/03/31 10:21:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ
2022年03月28日 イイね!

1/6の夢…

↑のタイトルで↓を連想したら貴方もどうでしょう藩士(笑)

♪1/6の夢旅人2002/樋口了一


なんだかんだ言ってこの歌いいよなあ
人生ってこうありたいっていうか…

世界中を僕らの涙で埋め尽くして
疲れ切った足元から すべて凍りつくしても
いつの日にかきっとまた 南風が歌い出す


2コーラス目のサビ歌詞ですが一番好きつーか心に沁みます


何を気取ったこと書いているんだ(笑)

はい本日のテーマはこの1/6

↓の1/6が気になるんです

MAZDA2ステアリングコラム下右側の安全装備関係の6連SWです
当社が気になるのは下側左の目隠しパネル
ここに適当なSWはないか?
何故1ヶ所だけ空いているのか?
チョットした不条理だよな

↑感じるんですよ
ここにホントは何かのSWが入るオプションスペースじゃないのか?
普通はそう考えるわけでして
きっと何かのSWが入っている個体もあるんじゃないかとも思って
画像検索しても適当なSWが入っているのは該当しない

つまり最初からココは何も入れない前提だったのか?

そこで思うのですよ
ここに適当なSWを入れるなら何?
当社も考えてみたのですが丁度いいが思い付かない
まあコレダ!っていうのが思い付いて実行された方がいるかもしれませんが
基本的にこの1/6の空白スペースの使い方を考えようとは思わないわけで…

何か不条理(笑)

そう思ったのでネタにしてみたわけです

ところで…
前回ネタにしたごめんくさ~いな件
危篤状態になった品の代替後継機種の選定は進んでいます
アキバに行くほどでもないということで郊外型家電チェーンを回ってますが
店員サンの対応や価格設定がこうも違うかというくらい開きがあります
↑の要素を踏まえて今のところ↓なところが一歩リード
だよ!
まあ字が違うんですけどね(笑)
Posted at 2022/03/28 23:54:32 | コメント(3) | トラックバック(0) | MAZDA2 | クルマ
2022年03月26日 イイね!

お食事中の方はごめんくさ~い(笑)

今度は↓の人か?(笑)


いきなりタイトルからボケてどうするのか?
と思われるけど中味は結構マジネタだったりもするのですよ

実は…
当社のウォ●ュレットが危篤状態
●で伏字にしたのは↑が製造販売メーカーの登録商標
そしてタイトルにも呼応する内容なので…(笑)
また他社製品もウォ●ュレットに集約されちゃうのは
宅急便とかカブ(HONDAのバイクね)とかのように
固有名詞のデファクトスタンダート化というヤツです
まあその他のメーカーはシャワート●レとかでやってますけど

どういう状況かというと…
1.数日前からノズル放水が弱くなり最終的に洗浄能力がなくなる
2.ネットで書かれている給水フィルターの詰りの可能性があるため洗浄
3.状況が変わらずノズルを中性洗剤とブラシで洗浄
4.一時的に復活するも一晩経過すると洗浄能力がなくなる
5.再び2 - 4のリピートを行う
6.3回目のリピートでノズルお掃除モードでの水量も低下

詰りと言えば詰りなのだがどうもそうとも言えないのが現状
洗浄モードで稼働させようとすると機械的には頑張っているのですが
噴射するためのモーターがウィンウィンと唸っちゃって空回りしている感じ
御年13年目なので天寿全うなのかなという感じです

尤もこの文明の利器に人間様も慣れてしまったわけで
壊れたからと放置プレイはできません
ないと困る状態です
調べてみると2020年時点での普及率は総世帯で73%
2人以上の世帯では80.2%という代物ですからねえ

さて ここでチョットお勉強つーかシャワート●レの歴史をば

元々は1960年代に医療用や福祉施設用に導入されていたものを
米国から輸入によって日本市場に導入
先陣となったTOTOは1980年に2モデルを独自開発し発売
1982年には戸川純を起用したCMと↓のコピーで一気に知名度が上昇


※戸川純といえば当社的にはやはりレーダーマンですね
 巻き舌・ファルセット・声の使い分けのどこから見ても
 今のアイドルが束になってかかっても絶対に敵わない
 夜ヒットのライブだとタダのアブナイ人一歩手前で留まる匙加減
 いや~モノホンのエンタテイナーですよ(笑)


そう今から40年前の1982年
中森明菜をはじめ華の82年組と呼ばれるアイドルが軒並みデビューした年
最強のデートカーとして伝説となった2代目プレリュードが発売されたけど
国産4バルブDOHCはFJ20を搭載するDR30スカイラインRSのみで
名機4A-Gもまだ世に出てなかったのですよ
その年にウォ●ュレットは↑で市民権を得たと言っても過言ではないけど
当時の価格が149,000円って結構な高額家電だったわけなのですよ

ネガティブな言い方をすれば
高々40年の歴史しかない
されど2022年の今ではないと困るという当社みたいな人種もいるわけです

当社の導入は1991年
最初はバブル期だったことから当時の最上級モデル
パナソ●ック製の貯湯(タンク)式で作りが良かったのか18年持ちました
今回危篤状態のモノはT●TO製の2009年瞬間式ベーシックモデル
13年丁度でダメになるってクルマの悪増税と同じ時期というのがねえ…

ちなみに…
代替しかないなあと考えているわけでして量販店に行ってきましたが
現時点ではクルマ界と同じ問題を抱えております
それは半導体不足
工賃込6万円以上の上級モデルはそれなりに在庫はあるようですが
4万前後までで納まるベーシックモデルは軒並み入荷待ち状態

ウ~~~ン…
水に流せないじゃあ~りませんか!
数日悩むと思いますがこの出費はハッキリ言って想定外で痛いです(笑)
Posted at 2022/03/26 23:14:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 家電 | その他
2022年03月23日 イイね!

入れてみて 初めてわかる 貝のよさ

↑を知っている方はどれくらいいますかねえ?(笑)

日本のガゾリン元売系ならびにスタンドに関するキャッチコピー史上
これを凌ぐモノはないと当社は考えてます
五七五で決めた響きの良さ
直球的な商品アピール
適度なエロ度(笑)

エコとか地球規模の優しさがどうのよりわかりやすいって!


で…
↑のキャッチコピーを考えたのは元売系関係者でもコピーライターでもない
とある地方の昭和シェル系GSスタッフが勝手に考えて看板にしてしまった
それをVOWがネタにして全国に広がった
今から30年チョイ前バブル末期のことでした
確かにシェルといえば貝ですから…
そう!今回はこの話の続きです

そして2022年の今ですが危機的な状況に及んでいます
貝の良さが味わえなくなる
どういうことかと言うと…
2020年に出光と経営統合したから
これにより昭和シェル系GSの看板から貝マークがなくなってしまう

              


エ~~~ッ!
ヤダ~~ッ!

漢だったら貝好きなので断固拒否(笑)
アポロだったら↓みたいのじゃなきゃいやだぁぁぁぁぁぁ(笑)


尤も日本の元売系って結構な経営統合を繰り返してまして
40年前の1980年と比較すると↓まで少なくなっているんですよ

油まみれの呉越同舟とも言えそうなこの状況
実は既に当社にも及んでいます

実はENEOSカードと東燃ゼネラル系(ESSO・MOBIL・ゼネラル)のシナジーカード
両方持っているのですが昨年シナジーカードが種類違いのENEOSカードになって
当社のもとへ送られてきて今後どうしようかと考えています

…というのは旧シナジーカードはQUICPay連動にしていて結構使うし
元々持っていたENEOSカードは限度額がカナリデカイので
海外旅行時のイザという時の切り札で残しておきたいし…

で…
これがシェル⇔出光間でも似たような問題がありまして…
☆Shell-Ponta Card☆


☆mydo plus Card☆


いわゆる元売系クレジットカード
ShellはPonte連動
出光は楽天ポイント連動
現時点では新たなアポロステーションを含めてポイントの相互乗入がありますが
当社のプライオリティはPonta>>>>>>>>楽天なんですよ
理由は単純に三●谷嫌いというだけなのですが…(笑)
T-POINT程ではないですがPontaも結構使っていましてね
まあENEOS⇔東燃ゼネラル系でT-POINTとNANACOが共存させたので
ユーザーフレンドリーという観点から
出光創業家関係者が謀反でも起こさない限り残る気がします
そうなると当社的にはmydo plusは退会に動くと思いますがね

ところで…

Shellの↑のロゴにもなってる貝って何なんでしょうね?
当社的には↓だと思います

             (笑)
===============================================
まだまだ続くこのお話
ここらでTEA BREAKしたい方はBGMに力也サンの歌をドーゾ!
===============================================
さてと…
昭和シェルと出光の経営統合ではもうひとつ深刻な問題があります
それが↓

ロイヤルダッチシェルが開発し世界67ヶ国で展開する国際商品
日本で唯一手に入る世界基準のハイオクガソリン
給油により何らかの改善があったユーザーが6割を超え
さらには数年前に明るみとなった他社製品との混合即ちバーター取引一切なし
いわゆる添加剤が優秀かつ確実にパワーアップを体感できるともいう
この素晴らしいハイオクガソリンが…
日本ではなくなる
理由はカンタン
貝の看板返しちゃうからね
V-POWER難民続出ですよ
正直言ってハイオクでもバーダー続出だしスーパーゼ●スは…(以下略

一応出光側では新たなハイオクガソリンを開発中だそうですが
V-POWER以上のモノは出てこないという悲観的観測が高いですよ

そういえば…
1985年の昭和シェル発足後は
ハイオクガソリンのパブリシティは結構力を入れてました
そうリアルガチな貝のよさですよ
しかもF1でマクラーレンに供給していたこともあって
CMでもセナプロ対決ですた

◆昭和シェル石油 Formura Shell SuperX CM A.プロスト(1987年)◆

最初はプロスト教授だけでした
ライバルはいないというよりいなかっただけという皮肉もありましたな
セナがロータスから移籍すると↓なシリーズへ

◆昭和シェル石油 Formura Shell SuperX №1の条件(1988年)◆

◆昭和シェル石油 Formura Shell SuperX CM A.プロスト◆
オンボードカメラのカウルがサイドポンツーン側搭載という時代が懐かしい
今ひとつ日本受けしないアラン・プロスト
前年はロータスで中島悟とチームメイトだったアイルトン・セナ
とりあえずマクラーレンだからという感じのノリで制作した感が強いのですが…
これが↓に変っていくのですよ

◆昭和シェル石油 Formura Shell SuperX 違いはスパークエイダー(1988年)◆

16戦中15戦でトップチェッカーを受けたMP4/4
だから勝利をありがとうなのね
ラス前カットはFUJI TELEVISIONのロゴが出てくるから鈴鹿かあ
新たにSHOW-YAをタイアップに加えてロック色がアップ

◆昭和シェル石油 Formura Shell SuperX 勝ち続ける力(1989年)◆

マシンがちゃんとMP4/5になっているのね(笑)
2人の不仲がカナリ表面化していたのを証明するように
同じフレームに納まるショットなしがCMでもハッキリ
その結果が例の鈴鹿シケインのアレに象徴されちゃうんですけどね

◆昭和シェル石油 Formura Shell (1991年)◆

1990年が見つからなかったので1991年制作分を
プロストのフェラーリ移籍でCMもセナひとり旅状態
まあ日本受けするキャラクターあってついに↓のが…(笑)

◆昭和シェル石油 Formura Shell セナに逢いたい(1992年)◆

セナ様 キタ――(゚∀゚)――!!
ここがホントにピークでしたね
HONDA V12 RA122E LAST YEAR
青山一丁目の伝説もこの年限りで翌年のMP4/8はフォードHB搭載
SHELLも翌年は燃料供給したけれど非力なエンジンではアピール力もなく
セナも1994年にウィリアムズ移籍しますがサンマリノで…

いや~正にセナ様がマクラーレンにいた時期こそが
昭和シェル石油のバブル期
イケイケだったこの元売がセナ様から30年後に日本から消えることになるとは
セナも草葉の陰で絶句しているんじゃないっすかね?

貝屋のGSも2023年4月にはすべてアポロステーションに衣替で絶滅
これは確定しているそうですが最後にひとこと

ホタテをナメるなよ
2022年03月21日 イイね!

【おじさん的昔車レビュー外伝 Type H】プリンスになれなかった桂冠詩人【日産ローレルC30 - C32】

今回の旧車レビュー外伝ですが この先のレビュー本家にリンクさせるため
つーかどうしても避けて通れないと感じたのでの執筆です
俎上の鯉になるのは日産ローレルですが型式的には初代C30から5代目のC32
つまり昭和のローレルについてです
これが調べてみるとまた結構なボリュームですが…(^^;

まずは時計の針を前回の東京オリンピックが開催された1964年に戻します
当時の乗用車ラインナップを日産と合併前のプリンスさらにトヨタで見てみると…

◆日産◆
2Lクラス:セドリック
1.5Lクラス:ブルーバード

◆プリンス◆
2Lクラス:グロリア
1.5Lクラス:スカイライン
※S54型スカイラインGTはレースホモロゲーションであり正式発売は1965年2月

◆トヨタ◆
2Lクラス:クラウン
1.5Lクラス:コロナ

まだまだ自動車が高級品かつ庶民には高根の花だった時代
セドグロ&クラウンも法人需要が主だった頃で
さらに庶民にも手軽にというコンセプトから大衆車(死語)
いや今風に言えばベーシックカーとしてサニー&カローラが1966年に発売
すると今度は上側に車種拡張が企画開発されることになるのは必須かと

いわゆるアッパーミドルとかハイオーナーかというカテゴリーですよ
その中でトヨタがコロナの上級仕様としてコロナ・マークⅡを
日産がローレルを1968年に発売するのです
両車の違いとしてコロナ・マークⅡが4ドアセダン・2ドアHTのほかに
ワゴン/バン/ピックアップなどの商用車をラインナップしたのに対し
ローレルは商用車を一切設定しない
まあ志の高さを示してるのですが…

じゃあプリンスはどうかというと1966年に日産と合併してますがね
Wikipediaによると…
510型ブルーバードより上級でかつ法人需要の多い130型セドリックとは
性格の異なるハイオーナーカーとしてエンジン以外は全て日産独自開発で企画

あくまで当時の事情を知る人から当社が聴いた話だとこれは違うというのです
※必ずしもWikipediaに書かれていることがすべて正しいとは限らないというアレです(笑)
それは日産独自開発という点

実はプリンスでもこのカテゴリーのモデルを企画開発していたというのですよ
勿論日産本体でも同じようなことをしていたのは事実でして
合併により一本化されてしまったらしい
まあ合併後ならば独自開発と言っても差し支えないのですが
↓なことを考えれば満更間違いないんじゃないかと思います

◆リヤサスのセミトレーリングアーム◆
元々はGC10型スカイラインGT用に研究開発していたという説があります
結果的には1967年に発売された510型ブルーバードに初搭載されてますが
ドライブシャフト伸縮にはプリンスがS40型グロリアのドディオンアクスルに
使用していたボール・スプライン技術を応用していることを踏まえると
プリンスサイドで開発していた証じゃないかと?

同時にC10型スカイラインのフロントサスですが
当初はダブルウィッシュボーンで開発されていたそうでして
合併後にコスト面の観点から510型ブルで採用されたストラットに変更
こんな話もありますから元々の日産オリジナルとは考えにくいんですよ

◆村山産かつプリンス直系のG型エンジン◆
コストというか部品共用化で流用が容易な『この瞬間が日産車だね』がお家芸(笑)
ならばL型4発を搭載するのがセオリーですがスカイラインも含めて4気筒搭載車は
50年排ガス規制まではプリンス開発のG型なんですよね
またステアリングもブルがボールナットなのに対して
C30型ではラック&ピニオンをというあたりが合併後も日産直系と確執があった
プリンス残党技術陣の意地みたいなモノを感じます
まあ↑な点からプリンス直系村山工場で製造というのも辻褄が合います

◆合併後も荻窪事業所が開発していた◆
荻窪=生産拠点が村山移転前のプリンス工場であり開発拠点ですね
経営不振で合併直前でも新規開発を行っていたのは有名な話で
1970年に発売された日産初のFF車チェリーもここの技術陣による開発で
今の日産FFの原点は荻窪から始まると言っても過言ではありません
さらにローレルもC31型まで スカイラインもR30型まで
このほか櫻井眞一郎氏が絡んだF30型レパードや櫻井氏の一番弟子である
伊藤修令氏が開発主管を勤めたK10型マーチなども荻窪発なんですよ
※荻窪事業所は1981年厚木市に完成したテクニカルセンターに発展的解消で消滅

◆スカイラインとのパーツ共用ならびに先行搭載パイロット的役割◆
サスペンションこそ510ブルにパクられましたが…(笑)
本来ローレル用ならばC30型はC10型より先行発売でしたからね
G18型・RB型(NEOも含む)なんかはローレル先行搭載
技術面の先進導坑みたいな役割もあったということですね

さらには歴代開発主管は旧プリンス系出身者やその系譜も踏まえると
日産独自開発に違和感なんですよ
と同時にプリンスでもアッパーミドルを開発していたというのは間違いない
そう思うわけでもし日産との合併がなければ
プリンス・ローレル
↑なっていてもおかしくないわけでタイトルもそれに呼応させたわけです

で…
結構長くなりますが昭和のローレルについてまとめてみました

☆初代 C30型(1968年 - 1972年)☆

そう!この直線基調のヨーロピアンスタイル

インパネも時代を感じるけどこれが当時のアッパーミドル

プリンス直系G18型SOHC直4エンジン

そして1970年に追加された2ドアHT
コイツはこの時代なのにトンでもな装備がありました
なんとシーケンシャルウィンカー
◆C30ローレル 2ドアHT シーケンシャルウィンカー動画◆

技術の日産といえば技術の日産なんだろうけど
これはプリンスの技と言いたいですね

累計新車登録台数は150,211台で↓にフルモデルチェンジ

☆2代目 C130型(1972年 - 1977年)☆

大きくアメリカンナイズされた2代目
プラットフォームをC110型スカイラインと共用化したことからL20系直6を
搭載したモデルも設定 さらにL26→L28の3ナンバー車も製造されますた

しかし2代目はセダンよりも注目を浴びたのが2ドアHT
それはこのリヤからの眺め

◆C130 4ドアセダン リヤビュー◆


◆C130 2ドアHT リヤビュー◆

ハイハイ…コレですよ
ボディー外板に燈火類が無くバンパーに附帯させた特徴的なデザイン
通称ブタケツ
トランク外板が真下に落ちるような構造でして当社の周囲では
絶壁ローレルとも呼んでましたが…(笑)

これがですねえ何故か珍走団を含む当時のやんちゃ系な方にバカウケ
ヘッドライドをC230系HTの角型2灯にしてベッタベタの車高短化
極太タイヤと強烈なネガティブキャンバーでハの字にしちゃう↓が定番(笑)

エンジン関係では呪文みたいな↓も定番
ソレタコデュアル
わからない方に解説をしますが
ソレ→ソレックスキャブレター3連
タコ→タコ足=エキゾーストマニホールドの交換
デュアル→デュアルマフラー交換

爆音上等でパワーアップしたがるんですけど
ソレックスキャブも口径がデカ過ぎると調整がシビアになるだけ
L20ならせいぜい40φまでが適正で瞬間パワーが欲しいから44φにしちゃうと
アイドリングも不安定でスロットル開けてもボォボォ言って失速しちゃう罠
排気系統も車高を落とし過ぎると擦りまくるだけという百害あって一利なし
でもみんなひと通りやりたがるんだよなあ(笑)

そうそうパープル系に再塗装もトレンドだったりしますよ
これがですねえ2020年代の今も旧車會を中心にやってるのがいるんですよ(笑)

バブル期に工藤静香が確立した前髪立てたアクセントなワンレンに
肩パットバンバンなミニボディコンスーツとピンヒール
今もギロッポンあたりのお水系おね~さんの定番と同じで最早様式美です

まあ↑なモディファイのおかげでノーマルな個体残存数は35万台も売れた割に
少ないと言われてますがどうなんでしょうか?

☆3代目 C230型(1977年 - 1980年)☆
引き続きアメリカンナイズデザインを継承した3代目
4ドアHTを追加設定し歴代モデルで唯一4ドアセダン/2ドアHTの3種が存在
そして最上級グレードメダリストを設定したのもこの型からでした
C230前期→C231後期では当時のお約束ヘッドライドの丸目→角目化を実施

◆C230 前期4ドアセダン◆

◆C230 前期4ドアHT◆

◆C231 後期2ドアHT◆

イメージキャラクターはプロテニスプレイヤーの石黒修氏
俳優 石黒賢のお父さんです
倅が出演したドラマに『振り返れば奴がいる』というのがありましたが
売上的にもライバルのマークⅡ19万台に対して31万台を売ったそうで
見事にリンクしてますなあ(笑)

☆4代目 C31型(1981年 - 1984年)☆
ここから型式名の附与方式が変更になります
4代目はあの櫻井眞一郎氏が開発主管を勤めたことでも知られてます
今までのアメリカンナイズ路線からヨーロピアン指向に軌道修正
キャッチコピーも『アウトバーンの旋風』でしたからね
それと本モデルでは2ドアHTが廃止されました
◆C31 4ドアHT◆

ただ…これは売れなかったんですよ
丁度マークⅡ&チェイサー連合軍にクレスタを加えて
敵は新しい1Gエンジンで途中からツインカム24の1G-Gも追加されたことで
売上的には大苦戦で累計新車登録台数はC230型からマイナス10万の21万台
デキはそれなりによかったんですけど…惜しいです

☆5代目 C32型(1984年 - 1988年)☆
伊藤修令氏が開発主管を担当って…
ここまでスカイライン先行か?(笑)
とにかくカクカクしたボディは再びアメリカンナイズ路線に回帰で
キャッチコピーは『ビバリーヒルズの共感ローレル

室内もこの時期の日産車らしくカクカクですよ(笑)


↑は当時の日産公式画像なんですけど
イメージキャラクターの渡辺貞夫氏の姿も確認できます

◆日産ローレル CM 1985 グランドエクストラリミテッド登場篇◆

ナベサダさんって草刈”ズンドコベロンチョ”正雄と共演したブラバスのCM
♪カリフォルニアシャワーなんていうナンバーも含めて
ウエストコーストの匂いがする人なんですよ
なのでこの選任はズバリだと言ってもいいくらいの素晴らしさ
尤もこのCMでは宇都宮出身のオッサン丸出しなんですけど(笑)

C32のスゴかったというか面白いなと感じたポイントは
↑のCMにもあった世界初の電動折り畳み機構を内蔵したドアミラーと
選べる6気筒エンジン
直6はこれまたR31スカイラインの先進導坑となる新型RBエンジン
歴代モデル唯一のV6はVG20
そしてディーゼルエンジンはLD28をそれぞれ搭載したんです
尤も廉価グレードや教習車仕様などはCA18という非力な4発でしたけど…

C32型は昭和の終焉直前1988年12月に製造終了
同月中に次期モデルとなるC33型が発表され平成となった1989年1月に発売
オーナーカーとしては昭和最後のローレルとなりました

しかし…
C32型は1993年まで継続生産された
ええ…それはCA18Pエンジンを搭載するタクシー仕様というヤツです

タクシー仕様は法人向けのスタンダードと個人向けのLRが設定されてました
LRはスタンダードに対して
シートをビニールレザー→ファブリック
全席パワーウインドウを装備
ラジオアンテナをAピラー手動→リヤパワー化
サイドミラーを電動リモコン化
FM - AMラジオならびにホイールカバーを標準装備
リヤグレードエンブレムはスタンダードはなしでLRはトランクリッド左側

尤も日産は小型タクシー用に910ブルバードを設定していましたが
トヨタが小型車のハイグレード化でコロナの他にマークⅡへタクシー仕様を
設定したことから対抗上出さざるを得なかったということです

何でこんなこと知っているかというと…
当社にセリカGT-FOURY31セドリックを無理矢理預けたあの人のおかげ(笑)
もうお気付きというかお察しの通りパイセンはやはりコレクションしました
一度LRグレードに乗せてもらいましたが後ろに乗る限りはいいクルマですたね

昭和のローレル最後のC32タクシー仕様は
1993年にクルー製造開始に伴い販売も終了したわけですが
5代24年に及ぶ昭和のローレルも山あり谷ありの歴史
当社的にはプリンスの血が感じられるので魅かれたということもあり
この後に平成のローレルに手を出しちゃうことになります
その話はまた改めて…
Posted at 2022/03/21 15:46:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旧車レビュー外伝 | クルマ

プロフィール

「そのTKSを日帰りで食いに行ってみようと調べていたらとんでもないことがわかりますた http://cvw.jp/b/3408570/47734541/
何シテル?   05/21 16:16
クルマに関わるあらゆる事柄に鋭くメスを入れる そして笑いと疑問を提供する国立自動車総研 どうも! 主席研究員の代表取乱役です 国の公的機関みたいですがそん...
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