巡航ミサイル発射タイミングは日本だけでは決められない

国会での審議を聞いて思うのは政治家の軍事音痴ぶりです。

トマホークなり国産長射程ミサイルなりを撃ち込むタイミングで「先制攻撃だから国際法違反だ」(立憲)「専守防衛に反する」(共産)など馬鹿らしいこと。

事態が切迫すると――こんなものは今回のウクライナ侵略で分かるようにアメリカの偵察衛星と無線傍受で否応なく察知できます――当然台湾・米軍と共同作戦となりミサイルは三軍同時発射となります。

トマホーク等が雨あられと飛来すると(飽和攻撃)厳重な防空網を突破して支那の空軍基地・ミサイル発射基地・港湾施設、そして台湾海峡を進攻してくる上陸部隊は壊滅的打撃を喰らうことに。

そのためには台湾軍とアメリカ第七艦隊との共同作戦になるはずです。(日本だけが線香花火よろしく撃っても効果は薄い)

だから議論すべきは平素から台湾軍やアメリカ軍と「有事の際どのように共同して誰が指揮命令をするのか」「どこに何発撃ち込むか」等々を決めておかないと台湾有事に対応出来ません。

「敵地攻撃能力」といってもそれが有効であるために共同作戦は不可欠です。その体制をどう構築するか？を議論せずに空理空論――どの時点で撃つのか――に明け暮れる国会って...