最近、メンテナンスで入ってくるクルマの傾向として、何故か? 空冷が続いています。しかも重症なものが。
964にいたってはすでに20年近く経過しているので、メンテナンスと言うよりもレストアに近くなってきています。
とは言っても、ポルシェからのパーツの供給はほとんど問題ないし(値段は上がってますが・・・)、納期が物凄い長い事もほとんどありません。
全世界ではそれなりの台数が残っているから、メーカーもある程度のロットでパーツ生産できるので、供給が滞らないのだと思います。
ウチで現在もレストア継続中の鉄火面スカイラインなんて、ほとんどメーカーにパーツ無いので、ポルシェより全然大変です。しっかりしてくれ日産!と叫びたくなるほどです(笑)
そんな空冷シリーズメンテナンス模様はこんな感じです。
これは964・3.3TURBO。
エンジンのフルオーバーホールが必要です。ドッカンターボのはずなのにそのドッカンが全然ありません(涙)
このクルマどこぞのショップでチューニングされているようですが、状態はかなり酷いです。ターボの軸にガタがあり、オイルラインのホースバンドなども適当なもので締めている始末。きっとバラしてみるとアレヤコレヤ出てくるのでしょう。
そしてこちらは964カレラ4。
こちらはまだ詳細は不明ですが、すでにアンダーカバーからオイルのしたたりが・・・
こうなるとアンダーカバーをめくるとオイルの海。と言う事がほとんどです。
排気系にオイルが垂れて、白煙も出ているので、こちらもオーバーホールコースでしょう。
こちらは993カレラ4S。
車検整備でお預かりですが、状態は非常に綺麗であまりメンテが必要なところはありませんでした。
空冷全般的にクルマによってのコンディションの違いがハッキリしてきています。古い車でもメンテが行き届いているクルマは絶好調ですし、手の入ってないクルマは比較的新しくても、乗るとガタガタです。
ポルシェはメンテナンスさえきちっとしていれば、何年経っても新車のようなフィーリングに戻るし、そこが他のクルマとの違いです。
ボディがヨレヨレにならないから、消耗品さえ変えていけば使用限度は無いに等しいと思います。
と言う事で、ポルシェに乗っている方はとにかくメンテに気を使ってください!
Posted at 2009/06/12 23:17:43 | |
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