あーあ。今日で1年の半分が終わっちゃいますね。
早いな~ホントに早い。ついこの間正月だったはずなのに・・・
ま、こんな事を言うって事はジジイの証拠ですが(笑)
ところで、現在当社ではカイエン・ターボのミッション交換をしています。簡単に言うと、ミッションが壊れて、ポルシェから購入した新品に交換してるんです。
ウチでも初めてのケースなんですが、やってみるとイロイロな事が分かります。
まず、会社間でも一緒になろうとしているポルシェとVWですが、カイエンの中では随分前に一緒になっている事が分かります。
カイエンターボのティプトロにはハッキリとVWマークが刻印されて、逆にポルシェのマークは見当たりません。VW用がそのまま使われてるんですね。
そしてさらにそのミッション自体は日本のアイシン製です。
そしてそして、ミッションの交換をするのにサブフレームと一緒に巨大なエンジンまで降ろさないといけないんです。
正直言って整備性は良いとは言えませんね。
そこで、当社メカニックの一言・・・
『やっぱりルマンに出てるクルマとそうでないクルマの違いかな』
要は911と比べるとエンジンの脱着、ミッションの脱着に手間が掛かりすぎると言うことなんです。
911は最初からエンジンの脱着を容易に行えるように、イロイロと知恵を働かせてあるんですね。ルマンや他の耐久レースの経験で、トラブルがあった場合に、迅速に対処できるようにしてあるんです。そしてその作業に使う工具も種類が非常に少なくて済むのです。
このように長い歴史のある911は空冷から水冷になっても走りも整備性も良い伝統は受け継ぎつつ、熟成されているんだと改めて実感した次第です。
それに比べるとカイエンは・・・
ちょっと愚痴になりましたが、カイエンもこれは最初のモデルだろうし、今後モデルチェンジを重ねていけば、様々な部分がブラッシュアップされていく事でしょう。
それにしてももう少し、小さく軽くならないかな~カイエン。
カイエンをお預かりすると、工場の中に入るクルマの台数が途端に少なくなりますから~(笑)
Posted at 2009/06/30 18:14:27 | |
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