NEW997GT3-RSが発表されて、暫く経ちます。
情報が出たての頃は、当然みなさんNEWの方に関心が強くて、
NEWの価格や現行の下取り価格などの問合せや、
現行をイジッテいったらどうなるか?みたいな質問が多かったんです。
しかし、ここへ来てNEW・RSフィーバー(死後?)も落ち着いてきて、
NEWをオーダーする人と現行をチューニングする人とハッキリ分かれてきたような感じです。
ウチでも2台NEWをオーダーいただいてますし、1台検討中、さらに2台お問い合せいただいてます。
逆に現行オーナーの方からは、新しいパーツオーダーが相次いでいます。
NEWはやっぱり高いので、今の自分のRSをチューンしてNEWと同じレベルに
持って行きたい! という事なんだと思います。
その現行RSのチューンの傾向としては
①タイヤをトーヨーR888その他Sタイヤへ交換
②タイヤを換えたタイミングでアライメントやスタビ調整
③シートやステアリングをRECAROやOMP、MOMOなどへ交換
④PCCBブレーキをスチール製に交換
⑥Sタイヤ装着でサスの弱点が見えてきてサス交換
⑦クイックシフトやペダルキットなど装着
⑧アクラポヴィッチ・チタンマフラーを
検討(笑)
って感じでしょうか。
まずは皆さん大体が、ノーマルサス、ノーマルのミシュランカップかピレリでサーキットを走り、
ミシュランカップのイマイチのグリップと減りの早さにビックリして、
ピレリPゼロコルサに交換するかR888などのSタイヤに交換します。
そのままサーキットを走るとSタイヤでグリップが上がってロール量が大きくなり、
ノーマルのアライメントだと接地面が確保できないので、
アライメントとコーナーウエイトをよりサーキット走行よりに調整します。
その頃になると、PCCB装着車両の方はソコソコの走行距離になってくるので、
PCCBの劣化が気になりだします。
といってもほとんどの場合大きな問題がある訳では無いのですが、
もし問題が出た場合の出費のリスクと純正ブレーキパッド(特にリヤ)の減りの早さを嫌って、
スチール製のフローティングマウントブレーキに交換します。
その場合パッドはフェロードDS1.11かPFCがほとんどです。
そしてノーマルのバケットシートやステアリング日本人体系に合わず、
体が動いてしまう人が多いのでRECAROやOMPなどのもっとピッタリしたシートへ交換します。
こんな所まで来ると、速い人は富士で2分切りのタイムになって来ます。
こうして、だんだんクルマも速くなってドライバーも速くなってくると、
やっぱりノーマルサスの弱点が顔を出してくるんですね。
特にリヤ。
リヤのダンパーがイマイチなので入り口、出口でクルマの挙動変化が急で大きい。
そこで次のステップはサスの交換です。
当社ではSACHSかQUANTUMをオススメしてます。
その他にサスのブッシュを交換するのも一つのメニューです。
サスを換えると、今までの不安定な挙動がウソのように安定します。
ブレーキング、コーナーリング、コーナー脱出すべてにおいて。
ブレーキングでの過大な荷重変化も無くなるので、ブレーキ温度の前後バランスも改善され、
制動距離も短くなります。
サスまで換えればサーキットでも車の動きの不満はほとんど解消されるはずです。
それ以上にハマってしまった人は(笑)
アクラポヴィッチのマフラーでパワーアップと軽量化をするか、ECUチューンをするか、
空力パーツを装着するか・・・
などなどまだ楽しめる余地はあるんですがが・・・
いずれにしても、やっぱり装着したパーツのバランスを取っていくのと、ドライビングを
合わせて行くのと、そういう作業の繰り返しです。
そうすれば富士でプロの顔負けの55秒や54秒なんてタイムも夢ではなくなるかもですネ!
Posted at 2009/11/14 16:16:49 | |
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ポルシェ997 | クルマ