澤圭太選手によるワンスマ・ドラサポの結果は・・・
タイムにして約4秒落ちだったんですが、その4秒の内容はというと、
①1コーナー~Aコーナー 0.8秒差
②Aコーナー~ヘアピン 1.2秒差
③ヘアピン~Bコーナ 0.3秒差
④Bコーナー~最終コーナー 1.8秒差
⑤最終コーナー~1コーナー 0.2秒差
という感じです。
つまり②と④のセクターで3秒差があるのです。
という事はここで2秒詰めれば残り2秒差になるって計算です。(なかなかそうはうまく行きませんが・・・)
実は①や③や⑤は自覚症状があって、それは何かと言うと
一つは
『1コーナーやBコーナー手前のフルブレーキングは、まだ詰め切れてないのでブレーキを余らせてしまっている事』
それと
『ストレートでのシフトアップはあまり急いでいない事』。
なのでグラフを見て指摘されても、フムフムそれはしょうがないな。あえてそうしてるし・・・と納得できるんです。
が、しかし残りの②と④は
あれ?そんな遅いの?なんで?って感じで始めはピンと来なかった。
と言う事で、ここからがドラサポの真骨頂で、澤選手がグラフと実際のドライビングの様子とをシンクロさせて解説してくれました。
そこで分かったのは、
●100アールのピークスピードが10キロ近く澤選手と差がある。が、100Rの出口スピードはほとんど変わらない。ヘアピンは今3速だが2速を使った方が速い。
→
100アールの中で怖さが先行してアクセルを緩めてるんですが、その緩め方が急でオーバーステアになり、その修正をしているうちに車速が落ちる。車速が落ちて安定した状態でアクセルを踏んでいくので加速はそれなりに良い。
それでも自分ではアクセルをゆっくり戻してなるべく車が安定するように心がけていたつもりだったんですが・・・気づかないうちに、アクセルを緩めてしまっていたんですね~。
●Bコーナーからの登りは、特に13コーナーが遅い。ネッツコーナーと最終コーナーはほとんど変わらない。
→
13コーナー手前のブレーキング区間でスピードを落としすぎている。直線的にブレーキしてスピードが落ちてからステアしているが、ハンドルを切るタイミングが遅い。もう少し早めにハンドルを切って、ステアしながらブレーキングの方が車の向きが変わってアンダーが出ない。また、今は3速で回っている13コーナーは2速に落としてエンブレ効かせたほうが良い。
自分ではブレーキングしながらのステアの方が挙動が乱れると思って直線的にブレーキングしてましたが、そうではなくステアリングとブレーキングをシンクロさせた滑らかな走りの方が、タイムは速いと言う事が分かったのでした。
まさに、
ボクの走りが丸裸、オールヌードになってしまった訳ですが(笑)、言われて初めて分かるポイントがあり、特に今回は3秒遅い区間で、思い違いや自覚していないミスがあって、この事が分かったのが大きかったです。
今回のドラサポが無ければ、おそらくこの先も同じ事を繰り返してたと思うし、それで悩んでドツボにはまるパターンだったと思います。
無駄に走行料金やガソリンやタイヤを使わなくてよかった~と、ドラサポの威力を再確認しましたよ~。
それに車のセットアップの方向性もかなりクリアに見えてきたので、サスの開発にも役立ちました。
澤選手 ありがとう!また次よろしく!!
さ、次はこの分析結果を生かして、さらに2秒縮めに行くぞ~!!
Posted at 2009/07/31 20:22:47 | |
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