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今ボディはこんな感じで色が入り始めています。

上側は綺麗ですが実はフロア下やトランクの中はサビでグズグズでした。
そこに鉄板を溶接して穴をうめ補強をして、さらにスポト溶接増しまでしています。
これでも、程度の良いベース車両を買ってきての結果ですから、やはり手間が掛かりますね～


驚くのは、同じくらいの年代のポルシェはボディについてはまったく比べ物にならないほど丈夫だということです。サビも塗装の剥げも基本的にほとんどありません。


もちろん新車価格も違うし保管状況も違うでしょうから一概に言えませんが、ポルシェの凄さを垣間見えるところでもあります。

通常、クレフモータースポーツはほとんどがポルシェなんですが、時々他の車種もやってたりします。

ポルシェを持っているお客さんから、セカンドカー、サードカーの仕事をいただくんですが、今進行中なのがスカイラインＲＳのフルレストアです。通称テッカメン。そうあのクルマです。


このクルマ、フルレストアといっても松竹梅の松コースで、ボディ以外はほとんど新品なんです。新車価格の４～５倍の値段が掛かりそうです（汗）


そしてこの写真が出来上がったエンジンです。結晶塗装のヘッドカバーもワンオフで作ったマニホールドも完璧な美しさで仕上がっていて、我ながらホレボレします。


純正パーツがなかなか無いので、おそらく年内イッパイかそれ以上掛かっちゃいそうですが、完成が待ち遠しい今日この頃です。

ポルシェのＰＤＫは、乗った人がみんなべた褒めするほど良いようですが、乗った人ほぼ全員がステアリングのシフトアップ、ダウンのスイッチに違和感を持つようです。

いま時なんでパドルにしないのかな～？

と私も思います。ま、この辺がドイツ人らしくて微笑ましいですが（笑）


それで、今私の頭にあるのがパドルでなく、シフトノブ型のスイッチを作れないか？という事です。
（パドルはRAIDさんがきっと純正クオリティで作ってくるでしょう。）

この写真、新しいルノークリオのラリー車のインテリアですが、ステアリングのすぐ右にあるのがシフトノブです。ロッドが真っ直ぐ前方に出ているので、きっとこれシーケンシャルミッションだと思うんです。

ＰＤＫは電気的に信号を送れば、シフトしてくれるのでスイッチとしてシフトノブをこの様な位置に置き、引いてアップ、押してダウンにすれば、間違えることも無いしサーキットを走ったり峠道を走るには気持ちよくシフト出来るんではないかと・・・


本当に作る場合はノブはカーボン製でもっとカッコよく、質感もアップしたり、シフトノブの位置などもっと吟味しないといけないでしょう。

ただ、９９７のインテリアにこの様なデバイスを固定できるのか？という根本的な問題があるので、まだなんとも言えませんが、開発を進めてみようかな～なんて思っています。

誰か、開発用に人柱（笑）になってもらえる人がいたら、ご連絡下さ～い！

今日珍しい車の作業がありました。

そのクルマは

ルーフＣＲ

ドイツ本国ではなく日本でチューニングされた車両のようです。

ワンラップコートという、高級コーティングの施工だったんですが、元々程度は良かったクルマが、もうピカピカ！

とても２０年以上も経過しているクルマには見えません。

エンジンの調子も良くて、ルーフの当時の技術レベルの高さが伺えます。

以前に通称イエローバードのＣＴＲを見ていた時もあるのですが、ルーフの仕事の確かさはサスガの一言です。

こういうクルマを扱える幸せを感じつつ、自分達も仕事のクオリティで負けてはならないと改めて思いました。マル。