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真・土方歳三(零式)のブログ一覧

2009年09月11日 イイね!

番外編!連続みんカラ小説「TIGHTROPE(タイトロープ)」

[3ヶ月後(オマケ)]


「どうしようかな…」
新一は花壇に息を潜めて『敵』の様子を探っていた。

体長十メートルはあろう、オオサンショウウオのような姿をした『アヤカシ』と呼ばれる有害指定生物。それが今回のターゲットだ。

オーストラリアから、新井の企みで人間の姿に化けて日本にやってきたそのアヤカシは、『バイオハザード特法』により日本では有害指定生物に認定され、抹殺もしくはオーストラリアへの強制送還のシナリオを敷かれていた。新井によって連れてこられ、『日本国』として邪魔者扱いされる。なんと不条理なことか…。オーストラリア政府の強い要請により、オーストラリアへの強制送還の選択を余儀なくされた日本政府は、バイオハザード専門の特殊部隊を出動させ、大阪城公園のある一角へと追い詰めるまでに至った。催涙ガス弾を撃ち込み、麻酔弾を撃ち込んで動きを鈍らせる事までは出来たが、生け捕りにしようと近付くと暴れて手の施しようがない。手負いの獣ほど、手のつけようがない。

あっさり『抹殺』と命令が出れば、どれだけ楽だったかと隊員がぼやき始めた頃、バイオハザード専門特殊部隊から要請された『新一』は、少し機嫌を斜めにして現地へとやってきた。

それもそうだ、夜中の1時に呼び出されたのだから、良い気はしない。もちろん電車なんかは終電が終わって走っているわけもなく、仕方なく自宅兼事務所からタクシーでやってきたと言うわけだ。一体、人を何だと思っているのか?まぁ、自分は『人の形をした、半アヤカシ』であるが…。

「これ、そっちの経費で落として下さいね。」
新一がそういうと、タクシーの領収書を部隊長である寺嶋に渡した。夏だというのに、冬用の紺色のコートを羽織り、異様な格好をしていた。テントの中は数名の隊員がおり、男の熱気に包まれた空間は非常に蒸し暑くむさ苦しい状況だが、新一は平気な顔をして汗ひとつかいていない。他の隊員は汗だくになって任務にあたっていた。

「走ってくればよかったろうが。」
ふて腐れて領収書を受け取ると、煙草に火を付けた。

「人を便利屋扱いするのやめてもらえます?普通の人があそこからここまで走ってきたら、どれくらいかかると思います?あぁ、時間外手当出るのかなぁ…」

「お前しか頼む者がおらんから、呼んだんだろうが。もうちょっとお前も警察官だという自覚を持て。」

「じゃあ何故この現場にはバイオハザードの特殊部隊はいて、警察官は僕だけなんですか?管轄外ですよ。」
ポリポリと頭を掻いて、やる気の無さをアピールする。

「何言ってやがる、この給料泥棒め。たまには仕事くらいしろ。昼間っから缶ビール飲める身分はいいよなっ。」
そう言って手に持っていた紙の束を新一の胸元に押し付けた。

「ハイハイ、これが今回の迷子さんですか。…僕も好きで飲んでるわけじゃないですよ。」
そう言ってペラペラと紙をめくる。しばらくして新一達のいる対策本部のあるテントに無線が入った。

「三班岡本隊員負傷!これより搬送するので、医療班準備されたし!」
緊迫した空気がテント内に走る。

「冗談はここまでだ。急ぎで頼む、今度何か奢る。」
寺嶋はそう新一に懇願すると、無線機の前に移動し、マイクを握り何やら指示をだしていた。

「仕方ない…行きますか…」
重い腰を上げた新一は、ゆっくりとテントを後にした。



「同じアヤカシ同士話せばわかるかな…でも英語はしゃべれないや…オーストラリアは多国籍文化だから、大丈夫かな?」
新一が花壇の陰から立ち上がって、一路アヤカシの方へと歩きだした。周辺の部隊に緊張がはしる。

「あ~…、言葉が通じるかわかりませんが聞いて下さい。」
アヤカシに歩み寄りながら少し大きな声を上げた新一に対し、アヤカシが威嚇を始めた。太い尻尾を地面に叩き付け、ウ~っと唸り声を発する。それにお構いなしにと新一は更に歩み寄る。

「え~と、私は大阪府警捜査部49課特別捜査室所属の新井新一と申します!」
そう言って、コートの胸元から警察手帳を取り出し、身分を明かす。一見無駄な行為かもしれないが、新一は任務を遂行するときは必ずこうしている。

「あなたは日本国特別憲法第一条以下もろもろのバイオハザード特法に抵触しております。大人しく投降して母国に帰って下さい。あなたが抵抗すれば実力行使もやむを得ません。」
周辺の部隊員に拍子抜けの空気が流れる。「化け物相手に何言ってるんだ」「言葉が通じるわけない」「そんな事で事態が収拾出来るならお前なんか呼ばない」ざわつき始めた頃、寺嶋から全部隊に無線が入った。

「よく見ておけ。お前らが馬鹿にしてる相手がどんな奴なのか。無駄口叩いとらんと、万全の体制でサポートに回れ!」
新一は更に近付き、あと5メートルという所まで来ていた。両足にブーストを発動。非常時に備える。
隊員達にも緊張がはしる。

「いいですか、我々は別にあなたが憎いとかではなく…ガッ!
一瞬の隙をつかれた新一はアヤカシの口から伸びた長い舌に巻き付けられてしまった。
ぐいぐいと締め付けられ、全身を激しい圧迫感が襲う。舌を口元まで戻したアヤカシは新一を睨み付けた。身体をガタガタと震わせながら。

「怯えてる…。怖いだけなんだね。大丈夫、僕が助けてあげるから、大人しくして。大丈夫だから。」
新一がそう言うと、締め付けていた舌の力が弱まった。

「ありがとう、わかってくれて。僕と君は同じだから。同じアヤカシだから。心配しなくていいよ。」
震えが治まった瞬間だった、銃声と供に新一の身体がアヤカシの舌から解放された。アヤカシがギャーと悲鳴を上げる。
何事が起きたのかと新一がアヤカシを見ると、舌が途中で切れて血を噴き出している。

「誰だ!今撃ったのはっ!」
声を上げて新一が周りを見渡す。アヤカシに背を向けた瞬間だった。アヤカシの太い三本の鋭利な爪が新一の背中を切り裂いた。

グァァァ!

 新一が悲鳴を上げる。その瞬間、ブレイクを発動。空高く舞い上がった。
しかし、この行為が、アヤカシの生け捕りを台なしにしてしまう事になる。
ある隊員によって放たれた銃弾が全隊員のテンションを上げ、緊張を一気に解放してしまった。それに拍車をかけて新一がダメージを受け、空高く飛び上がってしまった。アヤカシは丸裸だった。撃ち方の姿勢をとっていた隊員達は、一斉射撃を敢行。対アヤカシ用に造られた、ミスティックメタル(神銀)弾はアヤカシの身体を焼きながら貫通させた。何十発もの銃弾でアヤカシの身体は穴だらけになった。

それを空中で見た新一はどうしようもなかった。流石に空中では姿勢を変える事は出来ない。空気を蹴って地面に戻る事は不可能だ。ただ見守るしかなかった。同胞の死を。
また一つ、新一の胸の中にキズが増えた。




「すまなかったな。」
寺嶋がそう言うと、一枚の書類を差し出した。
何やら履歴書のようなものらしい。顔写真と細かい文字が並べられている。

「いいえ、僕に隙があったからですよ。僕がもっとしっかりしていれば、あんな事にはならなかった。これは?」
差し出された書類をぼんやり見て、無関心に言葉を発する。

「それがアヤカシの舌を撃ち抜いた張本人さ。片倉楓(かたくらかえで)隊員だ。」

「僕に見せてどうしろと?別に彼女を責めるつもりはありませんよ。彼女とった行動は部隊の一員として適切なものだったと思いますよ。僕が隙を付かれて拘束されてしまったんですから。尻込みして逃げ出すより、よほど優秀なんじゃないですか?」
本当は少し憎いと思った。数少ない同胞の死。助けれたかもしれなかったのにと…。でも過ぎてしまった事は仕方ない。それに考え様によっては、あそこで舌を撃ち抜いてくれなかったら、自分は死んでいたかもしれない。そう思えば、もうどうでもいい事だ。何事もなかった事にしとけばいい。アヤカシが現れた事自体をも。

「彼女は優秀でな、若手の期待の星なんだが、いかんせん融通がきかない。強情でアヤカシが嫌い。任務に忠実。その欠点を治そうと思ってな。」
頭をポリポリと掻いて、椅子から立ち上がり、訓練用グラウンドを眺めた。

 田舎にあるこの施設は相当に広い。大阪の地方にある津田という地域に元々あった警察学校を特殊部隊施設にした。
 このような施設を造るのならば、日本の中枢である首都圏というのが定番だが、首都圏一局集中を避け、地方分散というスタイルをとった政府は、大阪の名もない地方へと特殊部隊の本拠地を構えた。単に官僚連中が身の危険を恐れて首都圏から遠ざけたかっただけにすぎないが。
新一は瞬時に嫌な予感がした。

「で、どうするおつもりですか?」
一応は聞いてみる。

「君の所へしばらく預ける。」

「ハァ…」
案の定だった。

「半アヤカシである君がアヤカシの良さを教えてやってもらいたい。アヤカシは化け物ばかりではないと。共存出来る存在なんだと。」
とても対アヤカシ部隊の長が、言うような言葉ではない。

「ハァ…」
頼りなく新一は返事を続ける。

「私もまた君にアヤカシの良さを教えてもらった一人だ。保証する。奴なら理解出来る。」

「寺嶋さんも最初はアヤカシを極端に嫌ってましたからね。でも人それぞれですからねぇ…過去にアヤカシで嫌な目にあってトラウマになってるとかないですよね?」

「おそらくないはずだが。うちの部隊に入隊するにはそういう過去を持っていては駄目だからな。感情に任せて、単独行動されちゃあ部隊の統率に支障をきたす恐れがあるからな。」

「もろにあてはまってるような気がするんですけど…。単独行動という点で…。」
呆れた顔で新一がいうと、寺嶋も苦笑いでそれに応えた。

「とにかく、奴は今謹慎中だ。謹慎期間は君の所へ出向という形になる。謹慎期間は未定だが、私の計画では謹慎が解けてもしばらくは君に預けるつもりだがね。詳しくは直接本人とランデブーしてから…ということで。」

無理矢理子守を押し付けられたようで少し気に入らないが、別にどうという事もないだろう。3日もすれば痺れを切らして謹慎を早く解いてもらえるように寺嶋に懇願しにいくだろう。特に熱血タイプの彼女では、うちの49課に来たところで地獄でしかないだろう…暇過ぎて…。

それにしても49課の「49」ってのが、いかにもはみ出し者扱い受けてる感じがする。別に今更数字にこだわる事はないし、半アヤカシを理由に避けられてる事も気にならない。ただ、父親の権力で今の自分がいるようで、納得はいかない。 大学を卒業したと同時に、今の職場に何の前触れもなく配置され現在にいたる。

何故この職場につかされたからわからないが、就職活動に困らなかったのは確かだ。この不況の中、無条件で公務員になれたのだから。
しかし…、ひっかかるのはそれだけではない。自分の今まで生きてきた記憶がとても曖昧なのだ。物心ついた頃からの記憶は確かにあるのだが、記憶があっても今まで何かをしてきたという実感は全然ない。

記憶というのはそんなものなのだろうか?古い記憶が徐々に薄れてしまっているだけなのだろうか?
そんな事をただひたすらぼんやり事務所で考えていると、いつの間にか正午を過ぎていた。

今日もまた午前中は電話もならなかった。午後からもそうだろう。退屈な日々。かといって、バリバリ仕事をするつもりもない。自分にはちょうどいい職場なのかもしれない。
ねっころがっていたソファから立ち上がり、冷蔵庫からキンキンに冷えたビールを取り出し、プルトップを起こした。プシュッと炭酸の音が静かな事務所に響く。ソファに戻り、テーブルに置いてある新聞紙を広げた。

相変わらず、話題になるのは不況の話、殺人事件、政治問題。毎日不変で新聞をとるのをやめようかとも思うほど、味気ないものだ。

「あ…そういえば今日だったかな、寺嶋さんトコのホープが来るのは。」
そう呟いた時だった。チャイムが鳴った。
インターホンで応対すると、女性の声が聞こえてきた。

「私、バイオハザード特殊部隊、特務隊所属の片倉であります。出向任務にて参りました。」
ハキハキとした口調でそう告げた。

「ハイ、どうぞ。」

「あっ!」『あっ!』 
顔をお互いが合わせた瞬間、互いに声を上げた。
扉を開けるとそこには、どっさりと荷物を持ったかわいらしい女の子が立っていた。ライフル銃をカバーからちらつかせて。
 互いに記憶にないはずの他人のはずが、互いに記憶のどこかにいた存在だと感じた。本能的に…

 久しぶりの再会…。



「さぁ、仕事はなんですか?」
事務所に着くなり、大量の荷物をソファに置いて、早々に仕事の話を新一に振った。

「ないよ。」
アンニュイな口調で新一が応える。

「ないって、何かあるでしょ?アヤカシが悪さしないように見回りに行くとか。指名手配中のアヤカシを探すとか、アヤカシを捕まえるとか。」

「君がアヤカシが嫌いなのはよくわかった。でもこの49課はそういう仕事をするんじゃない。指令があるまで何にもしない。あえて仕事がしたいというなら、一応今日から君も警察官なんだからこの辺の地理でも把握するために散歩でもしておいでよ。地図はそこにあるから。」
ビールを片手にデスクの方へと指さす。
片倉はムッとした表情で地図を手に取りさっさと行ってしまった。

「アヤカシとか関係なく、生理的に嫌われたかな?まぁいいけど…。」
ビールを一気に飲み干し、新聞を顔に被せてゆっくりと目を閉じた。

「騒がしくなるな…」
溜め息をつきながらも、新一は内心は少し嬉しかった。まともに人間と話したのは本当に久しぶりだったからだ。寺嶋を除く。




警察官として任に就いているとはいえ、新一のいる事務所があるのは、府警から少し離れたマンションの一角にある。何故か新一の扱いはそうなのだ。事務所兼住居というまさに探偵事務所のようなものだ。忌み嫌う心ない人間によってそれがきまった。
だが新一もまたそれでよかったと思っていた。人付合いが上手い方ではないし、毛嫌いされてるのならあえて自分から近づく事もあるまい。
誰か一人でいい、自分を理解してくれる人がいればそれでいい。
 そう思っていれば、傷付かずにすむ。つかず離れずがちょうどいい。

「鍵開けてこようかな…。」
ビールの缶をクシャッと潰して、玄関から新一は出て行った。




「アヤカシなんてねぇ、化け物の何物でもないんですよ!ヒック…」
片倉はテーブルをバン!と叩いて、熱弁を続けていた。それを新一はただひたすら頷いて聞いていた。
彼女の手元には中ジョッキがビール半分程入った状態で、置かれている。
3杯目だが、相当きているらしい。目がすわって、顔が真っ赤だ。

「すみません、いいちこのハーフボトル一本下さい。それとお冷やを一つ。」
新一が店員をつかまえて、注文をする。
新一は既に、焼酎のハーフボトルを5本空けているが、顔色ひとつ変えずにひたすら呑み続けている。つまみは入店して最初に頼んだ枝豆のみ。ハーフボトルばかりでなく一升瓶をいつも勧められるのだが、同じ味を沢山のも味気ないのでいつもハーフボトルなのだ。
一方、片倉は入店してから呑みより食い気で、メニューを片っ端から頼んでいた。
痩せの大食いとはこの事で、小柄で細身の彼女のどこにそんなに食べ物を収容する胃袋があるのか?首を傾げたくなる勢いで食を進めている。

「新井さんが悪いとは言いませんけどねぇ…ヒック、アヤカシは国家が定めた『有害指定生物』なんですよぉ…」
新一はどうすれば収まるか考えていた。でも多分どうする事も出来ないだろう…。新一は彼女を呑みに誘った事を少し後悔していた。
二人で淋しげではあるが一応、歓迎会というカタチで新一は片倉を行きつけの飲み屋に招待した。
事務所からさほど離れていない所だ。
呑み始めはよかった。改めて自己紹介から始まり、寺嶋の悪口になり、世間話をして。しかし、雲行きが怪しくなってきたのは、彼女が2杯目を飲み干した位からで、急に説教をし始めたというわけだ。怒り上戸とはこの事で、口調は荒くなり、テーブルをバンバン叩くわでいつしか店内の注目の的になっていた。

「お冷や来たから、これ飲んで。飲んだらもう出よう。」
そう言って新一はタンブラーを差し出した。

「何言ってるんれすか、まらまられすよ…」
相当酔っているらしく、うまく喋れていない。
仕方なしにと、新一は席を立ちレジに向かい会計をすませた。
片倉を立たせようとするが思うように立ってくれない。酔いが回って立ち上がる事も難しいらしい。というより、半分寝てしまっている。
新一は彼女をおぶって店を出た。

「人を酔っ払い扱いするのやめれくらさい…ヒック…」
おんぶされたのが気にくわないらしく、しばらく暴れたが、すぐに収まり、スヤスヤと寝息を立てだした。
彼女の頭が肩に乗っかり、不意に吹いた追い風が、彼女の付けている香水の香りを漂わせた。

「何だか懐かしい匂いだ…。」
そう言って新一は一路事務所を目指した。




「Ωサーキットの進行具合は?」
葉巻をくわえた男が、プレジデントチェアーにどっしりと座り、目の前の男に問い掛けた。

「えぇ、ご子息の状態は、いたって良好ですよ。でも僕はまだ嫌われてるみたいですけど…。」
白衣を着たその男は、小柄で単眼鏡を左目にかけ、ニヤリと笑った。

「過去の記憶は完全に消えたのだろう?」

「えぇ、そうなんですけどねぇ…生理的に嫌われてしまっているんでしょうかねぇ…。新井閣下…」

「馬鹿な…」
新井と呼ばれた男は、ぐるりと椅子を回して煙を吐いた。

「東洋の闘神のデータは既にだいぶとあるのですが、西洋のデータが乏しくて、中々うまくいきませんねぇ…。」
手に持っていたバインダーに挟まれた紙をぺらぺらとめくって、口を濁らせる。

「その為にわざわざオーストラリアからいけにえを用意したのだろう?下等のアヤカシとはいえ、西洋のデータが手に入るのだから、解析を急がせろ。我が国には吸血鬼の末裔なる者もいるようだが、そんな者には興味はない。必要なのは変異的な化け物だよ。そこに含まれる不規則なDNAこそが『Ωサーキット』遂行の鍵となる。わかっているな?」

「はい。」

「ところで、例のオーストラリアのアヤカシは?」

「はい、現在国立特定生物研究所にて厳重保管されております。虫の息ではありますが、何とか専門チームの治療により生きていますよ。」

「そうか。データを採る為には、奴と闘わせなければならんからな。」

「えぇ。でもご子息は本気であの化け物を助けようとしたらしいですね?」

「あいつは甘すぎる…。仮にも修羅の力を持っているんだぞ?再生に失敗したんじゃないのか?」
眉を吊り上げ、新井が嫌味たらしく言う。

「いいえ、そんな事はないはずですが…?前の新一君は自我に目覚めてしまって、厄介でしたが今回はそんな事はまずないと思われます。」

「ならいいがな。」

「せっかく新井閣下が総理になられたのですからね、閣下には頑張っていただかないと、私も良い飯にありつけませんからね。」

「どこまでも貪欲だな、君は。」

「それが生きる者の性でしょう?」

「そうだな…」
再びプレジデントチェアーをぐるりと回して、窓から景色を眺めた。

「早くみたいものだな…、新しい日本国を」

「では…」
そう言って単眼鏡の男はクルリと向きを変え、姿を消した。










と、オマケはここまで。


では、あとがき的なものを。

 今回のこの小説はパクリ的要素がいっぱいありますが、ヨッシャン。が学生時代に書き上げたものを、リメイクしてお届けしてきました。

 混乱の新一は当時の私の心境を語っているのかもしれません。

 もともと、バトルSF小説的な流れで書いていたのですが、やはり人間模様に「恋愛」は不可欠で、奈津の異常なまでの新一への愛情をあのような形で書きました。どちらかというと、新一より奈津の方が怖いよね…まぁ、女性を怒らせると怖いという教訓ですかね(笑)

 混迷を混迷を重ねたストーリーは、当時の時世を反映したものです。実の親に手をかけるだとか、実の子供に手をかけるだとか。

 わかりにくかったかもしれませんが、伝えたかったことは「自分らしく生きる」「最後まで諦めない」「裏社会は怖いですよ」ということですかね…(爆)


  最後になりましたが、最後までご愛読いただきました皆様、何度も読み返して下さった方、ファン登録していただいた皆様に、厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

  今後はまた違った形でみんカラに現れますが、温かい目で見守ってあげてください。今後とも宜しくお願いします。



2009年9月11日     ヨッシャン。















Posted at 2009/09/11 12:56:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2009年09月11日 イイね!

最終回連続みんカラ小説「TIGHTROPE(タイトロープ)」 第4章『終幕~そして始まりへ』

[8月31日(晴れ)]

 今日は初めての日記だ。何を書いていいか、わからない。
 園長先生の勧めで、日記を書くことにした。
 とりあえず、一日の出来事を簡単に書こう。
 今日は施設を探検した。遠い記憶をたどったが、全然覚えていない…。何故だろう。
 子供たちが帰ってきて、俺を珍しそうに見てた。
 この施設には俺みたいな年頃がいないから、新しい先生だと思ったのだろうか。
 子供は嫌いじゃないから、いいけど。
 奈津はどうしてるのだろうか?
 今日は体がだるかったので、昼に薬を二錠飲んだ。
 楽にはなったが、リミットを縮めてしまった…。



 新一は、光明寺を出てから、一路北を目指した。海を渡り、北海道へとやってきていた。
 北海道には自分の育った施設があった。鈴木に以前聞いたデータを頼りに、そこを目指した。
 自分が行く事によって、また光明寺の時のように迷惑をかけてしまう可能性があるが、最後にどうしても訪れたい場所だった。

 自分が育った場所。

 奈津が育った場所。

 出会った運命の場所。

 その施設は、右を見れば海が、左を見れば山がある、本当に何も無い、のどかな田舎にあった。
 大体の住所がわかっていたので、近辺に着いてからは地元の人に何度も尋ねて、ようやくたどり着く事が出来た。

 小高い丘にある、小さな施設「希望の里」。
 怪しまれるのを承知で、施設の周りをぐるっと見て回った。昼時のためか、それとも廃屋のためか、庭で遊んでいる子供の姿が無い。というより、感じられない。幼稚園のように、庭から中が覗けるような、窓張りにしていないので、中の様子を伺う事が出来ない。

 施設の外観は、少し時間を感じさせるような、古ぼけた水色の木造二階建ての建物と、ブランコやジャングルジムといった、普通の公園にあるような遊具がある。やや大きめの広場があり、裏庭には家庭菜園らしき場所があって、所々の土に日付と名前の書いたプレートが挿してあった。

 ぐるりと一周してみて、記憶の片隅に何かあると思って、何か思い出せるかと思ったが、何もわからなかった。まるで、底の記憶だけが飛んでしまっているかのように・・・。
 しかし、何も思い出せなかったが、自分がここで育ったんだなと思うと、少し和めた。
 誰もいないし、何も無いだろうと引き返そうとしかけた時、建物のスロープから、車椅子に乗った老婆が姿を現した。

 特に何も悪い事をしているわけではないが、こんなところでうろついている自分を客観視すれば、明らかに怪しい。その後ろめたさがあったので、何も言わずその場を立ち去ろうとしたが、老婆が声をかけてきた。

「あらあら、迷子さんかしら?」
 そう言って老婆は、ニコニコしながら、車椅子を自分で動かして、自分のいる門までやってきた。
 懐かしい匂い。臭覚を通常能力にしていたので、近くに来るまで感じれなかったが、近くに来るとどこか懐かしい匂いが感じられた。
 小柄で、大きな眼鏡をかけていて、伸びた白髪を頭の後ろで団子にしてまとめていた。顔や手にはしわが一杯あって、年相応の雰囲気が感じられる。だが、年のわりには瞳は澄んでいて、綺麗な眼をしていた。
 軽く会釈をすると、老婆もニコッと返した。

「あなたは…間違っていたらごめんなさい、真一君じゃないかしら?」

「えっ?」
 新一は驚愕した。何故自分の事を知っているのだろう?まさか覚えていたというのか?

「フフフ、否定しないという事は、真一君なのね。昔とちっとも変わってない。」

「ボクの事、覚えているんですか?」

「えぇ、覚えていますとも。奈津ちゃんとすごく仲が良かったのよ。いつも二人で悪さして、私たちを困らせていたわね。」
 とても老婆とは思えない記憶力だ。自分はここで育ったことすら忘れてしまっているのに、老婆は名前と顔を確実に覚えている。

 おそらく、ここの園長なのだろうが、何人と無く子供を見てきているはずなのに、どんぴしゃりと当ててしまう記憶力はすごいの一言だ。
 よく、小学校の先生と何年ぶりに再会して、昔を懐かしんだと言う話を聞くけれど、教育者の記憶力というのはすごいものである。

「立ち話もなんだから、中にお入りなさい。せっかく来てくれたんだから。」
 そう言って車椅子の向きを変えると、車輪を回し始めた。とても弱々しいので、無意識に新一は取っ手を掴んで車椅子を押し始めた。

「ありがとう。」

「いいえ。」
 新一はすごく照れくさかった…。



 校舎に入ると人の気配が無かった。かと言って生活感が無いわけではない。生活に必要なものはずらりと並んでいるし、洗面所には個人個人の物であろうコップや歯ブラシ、タオルがかかってある。

「今日はね、みんな遠足に行ってるの。私はお留守番。」
 キョロキョロしているのに気が付かれたのか、そう教えてくれた。

「昔と変わってないでしょ?」
 正直な話、覚えていないのだから何とも言えない。小学二年生くらいの記憶なら覚えていてもおかしくないはずなのに・・・。

「何かわけありのようね・・・。」
 誰もが、荷物を抱えた昔の教え子が、暗い顔でやって着たら、そう思うのが自然だろう。

「その髪、私と一緒ね。若い人の流行なの?」
 ニコニコと屈託の無い笑顔で質問されると、正直に答えるべきか、ウソをつくべきか迷ってしまう。迷うと言葉も出てこないし、どうしたものやら・・・。

「二階の奥の部屋が空いてるから、使いなさい。」

「えっ?」

「行くところが無いんでしょう?」

「・・・」

「顔に書いてあるわよ。昔からわかりやすい子ねぇ。」
 フフフと笑った園長は、いちいち新一の事を詮索しなかった。
 新一が新井の子供だという事が頭にあったから…。辛い思いをさせたと、悔やんでいるから。

[9月1日(晴れ)]

 今日から施設を手伝う事にした。何をやったらいいのかわからないので、とりあえず配膳や片付けを手伝った。
 子供達はみんな元気で、昼休みに広場で一緒にドッヂボールをした。
 無邪気に子供と戯れるのは気分のいいものだ。
 その反面、すごく怖い。
 俺がここにいる事によって、子供たちの未来を奪ってしまう…。
 新井に復讐する為だけに、施設を巻き込もうとしている自分が情けない。
 ヤンやエン、ジキにケンは元気にやっているだろうか。何も言わずに出てきてしまって、迷惑をかけてしまったに違いない。元気にはやっているだろう。心配無用だろう。
 今日も昼間に気分が悪くなって薬を三錠飲んだ。このペースだと3日ともたないだろう。
 新井を殺せればの話だが…。
 無理かな…。



 新一は正直に園長に申し出る事にした。自分に起こった事、これから起こるかもしれない事、起こす事、迷惑をかける事。
 だが、園長は嫌な顔ひとつせず、「大丈夫よ」と言ってくれた。
 もうすぐこの施設は閉鎖するらしい。今まで身寄りの無い子供を受け入れてきたが、とうとう息が切れてしまった。少子・高齢化が加速し、国からの援助が絶たれ、やっていけないのだ。
 そんな状況だから、他に子供を移せる施設も無く、園長は閉鎖してもしばらくは面倒を見るという。いざという時のために、少し蓄えがあるのだとか。
 せめて子供たちを面倒見てくれる人が現れるまではと、考えているらしい。
 実は受け入れてくれる場所があるのだと、ある職員が教えてくれた。

「東京国際研究所」

 新井のいる研究所だ。

 そう、もしそこに送り込まれるような事があれば、新一と同じか、それ以上最悪な状況が待っている。
 それを園長は知ってか知らずか「研究所」というニュアンスで、首を立てに振らないのだという。
 新一はマズすぎると思った。研究所が出入りしているのなら、半分以上敵の牙城に足を突っ込んでいる事になる。鉢合えば、えらい事になりかねない。
 だが、「明日そこの一番の偉いさんが直々に来るらしいわよ」と聞いた瞬間、新一の考えは真逆になった。
 こんな絶好の機会は無い。
 コロス。
 ぶっ殺す。
 ちょうど寿命も近付いてきている。施設を巻き込んでしまうが、どのみち新井のいいようにされてしまって馬鹿を見るような事になるなら、許してもらおう。
 自分のエゴを貫こう。
 全ては、自分のために・・・。


 翌日、新一は朝、今ある全ての薬を飲み干した。
 勝っても負けても、後が無い。その状況を自ら作り出し、逃げ道をなくした。
 前の晩は寝れなかった。明日死ぬのだと考えると、怖くて仕方なかった。
 でも、最期にして最大のチャンスを逃すわけにはいかない。
 新一が新一でいる最期の人生。
 精一杯戦って、
 精一杯生きて、
 精一杯死のう。
 さぁ、いこう。
 運命と戦いに、
 運命に抗いに。

 Tightrope together…(危ない綱渡りをする者の物語)



[翌日]

新一と奈津は最期の力を振り絞り、まるで山のように大きくなった新井に突進していく。
新井はニヤリと口元を歪めた。

「お遊びはこれまでだ…。」
山のように大きくなった新井は、大砲の弾ほどの大きさに膨れ上がった人差し指を突進してくる二人に、容赦なく突き刺した。

「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
お腹にズブリと刺さった状態で天を仰ぐ新一。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」奈津もまた、悲鳴を上げた。

あたりに激しく舞う砂埃。おびただしい程の血痕。戦闘の激しさを物語るように元々芝生だったここら一体はまるで荒野の如く荒れ果てていた。


[数時間前]

奈津は自らの意思で千のアヤカシの血を殺戮という名で浴び、アヤカシへと転生していた。
全ては『新一』ために。
禁忌を犯し、それでも新一のために。しかも『真』が得れなかった「羅刹」の力を手に入れ、圧倒的な力を得て…。

その奈津が新一の前に現れたのは、新井の現れるほんの1時間前だった。


「新一…。やっと逢えた…。」
そこには見慣れた奈津の姿があった。新一は、最期の時を園児と共に静かに過ごしていたのだが、突然そのときはやってきた。

アヤカシの気配…

「お前…、何でここに?!」
新一は園児の投げられたボールを見向きもせず、奈津に視線を注ぐ。

「それにお前その『気』…、一体…。」
新一は奈津の異様な気配に違和感を覚え…

「私…、私…」
そう言うと、新一に逢えた安堵感からその場で泣き崩れてしまった。

「落ち着け。大体はわかる…。ありがとう、生きていてくれて。」
新一は奈津の肩にそっと手を回した。
それから奈津はこれまでの経緯を新一に話した。新一は何も言わず、ただ頷いて奈津の高揚した気持ちをなだめた。しかし、再会の余韻に浸っているわけにはいかない。まもなく新井がここにやってくる。

「せっかくの再会だが、悠長にしている時間がない。お前の返事はわかったものとして、今から話す内容をよく聞いてくれ。」
新一は、ここに新井がやってくること、これまでの経緯を手短に話した。そして奈津と力を合わせ、新井と決着を付けること。奈津は黙って頷いた。

「色々あったね…。」

「そうだな…本当に色々あった。園長に会わなくて良いのか?」

「やめとく。これ以上心残りを増やしたくないから…。」

「そっか…。じゃあ、行くか!」

「うん!」
二人はがっちりと手を結んで、遠くに見える新井たち目指して歩き出した。

そこにあるものは、光とも闇ともわからない、混沌とした奈落の底。














[新章]

 新一は、元の東京国際研究所にいた。
 気付けば、見慣れたカプセルの中にいた。

「俺は一体何を…。」

 新一は新井との壮絶な戦いの後、奈津と共にこの施設に搬送されていた。

「どうだ、新一の様子は?」
 新井がカプセルのそばで何やら研究者らしき者と話をしている。新一はただ呆然と、それを眺めていた。まるで廃人かのような眼差しで。

「えぇ、もうすぐ意識レベルが回復し気が付くと思われますが…。」

「肝心の記憶関係はどうだ?」

「こちらの方は何とか、『自我の抑制』『部分記憶の消去』を行いましたが、DNAレベルでの制御がうまくいっているかどうか…。」

「まぁいい。何度でも蘇るのだからな、新一は。その度に改良すれば良い。ところで、この小娘の方はどうなのだ?」

「はい、強力な『自我』により意識細胞に介入が出来ない状態です。色々試してはいるのですが…。」

「この小娘は残念ながら、いろんな意味で今回の一件に深く関わり過ぎた。だがそれが故に、抹殺することも出来ない…。まさか、報道陣に根回しをしているとはな…。さすが、新一の惚れた女よ…。」

「隠しきれるんでしょうか?」

「貴様がここで居なくなればな!!」
そう言って、新井は体ごと研究員を覆いかぶさり、一瞬にして喰べてしまった。

「無能な人間が全てを知る必要はない…。そうだな?斉藤君?」

「えぇ、仰せの通り。」
 どこからともなく姿を現した斉藤に新井が声をかける。

「アレの方はどうなっている?」
 葉巻に火を付けて、深い紫煙を吐いた。

「えぇ、段取りは十分に。まもなくオーストラリアよりバイオハザード特別隊機で入国いたします。ただ、気性が荒いですからね…異国のアヤカシは。大きな騒ぎにならなければいいのですが…」
 葉巻の煙を避けるかのように新一のカプセルの目の前に回りこむ。

「よい。全てはΩサーキットの為だ。その頃には新一も回復しているだろう?」

「えぇ、間も無く。小娘はどうするおつもりで?」
 洒落た眼鏡をクイと上げる。

「もちろん使わせてもらう。Ωサーキットの引き金となってもらうよ…新一と共にな…。」

「そうですか。では、新一君の身の回りの手配を準備して参ります。」
 そう言うと、斉藤の姿がフト消えてしまった。

「斉藤め…、3D映像で出てきて私の煙を嫌ったか…。つくづく面白い男よ…なぁ、新一。」
 新井の向けた視線の先に、ぼんやりと目を開けた新一がいた。












「オレハ新一ダ…。」
 うっすらとした視界と裏腹に、新一の本能はハッキリしていた。

目の前の者が敵であると…




                        (オマケがありますのでお見逃し無く!!)
Posted at 2009/09/11 12:25:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2009年09月11日 イイね!

ライトだ(゚A゚)コノヤロー

ライトだ(゚A゚)コノヤロー今日はカップヌードルライト(シーフード)

ダイエット中にラーメンが食べたくなった時の、強~い味方!

味もオリジナルと引けをとらないので、ウマウマでした!

ごちそうさま~
Posted at 2009/09/11 12:06:20 | コメント(4) | トラックバック(0) | グルメ/料理
2009年09月11日 イイね!

現車で欲しいクルマ2(ハッチバック編)

現車で欲しいクルマ2(ハッチバック編)何と言ってもインプレッサSTI!

デビューした時はそうでもなかったんですが…最近気になるアイツです(爆)

何と言ってもAWD+水平対抗ターボの異次元の走り!

昔インプレッサに乗せて貰った時の衝撃は今でも忘れられません!

初めて「これはクルマじゃない!」と思いましたし(爆)

ランエボ派だったのですが…Xが出てから現行モデルと絞ると、エボXは違う路線に行ってしまった感があり……

街中で見かけたら100%ガン見です(笑)

素晴らしき一台ですね。
Posted at 2009/09/11 00:40:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ

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