真・土方歳三(零式)のブログ一覧

「おぉ…、兄弟！！」

「上野まで連れてって…」

久しぶりにキレイに洗車しました。
ついでにエアクリ交換もして、リフレッシュ。来週墓参りに行こうかと思って張り切ってエアクリ交換したのに台風…。

デリカD:5 クリーンディーゼルで行きたくなる“理想の旅”

私のデリカD:5は７人乗りだ。
父のスペースギアも７人乗りだった。

キャプテンシートと言われるセカンドシートは、最も優雅な位置にし、同乗者は疲れ知らずだ。

ハンドルは父が、助手席には祖父が、セカンドシートには、母に祖母、サードシートには私と弟、小さな妹が鎮座し、トランクスペースには旅行バックが収まり、スペースギアのインタークーラーターボディーゼルが、唸りをあげて山道を駆けていく。

フル乗車のデリカは流石に苦しそうに、次々と他の車に抜かれ、血気盛んだった当時の私は、鈍亀のデリカにイライラするばかりだった。

だが、そんな私の気持ちを他所に、父は快適なドライブを続ける。
そして目的地に無事送り届けてくれたデリカを降り、その姿を見ると、凛と「快適だったでしょう？」というフロントフェイスをしていたのが強く印象に残っている。

あれから数十年。

鈍亀とは無縁の車を乗り継ぎ、そろそろ落ち着こうと思った時、かつてお世話になったデリカの後継、最新クリーンディーゼル車が私の目の前に居た。

私も歳を取り、そろそろ親孝行でもと、両親を温泉旅行に誘った。

私がハンドルを握り、助手席に父、セカンドシートには妻と母、サードシートには子どもが２人、トランクスペースには旅行バックが。

ジェントルに味付けされたクリーンディーゼルは、同乗者を快適に、そして時に力強く、我々を目的地へ運んでくれる。

アクセルを踏めば力強く加速する最新のクリーンディーゼルだが、静かに横で景色を楽しむ父を見るとアクセルよりもハンドル操作に集中する私がいた。

セカンドシートとサードシートは騒がしく、まるで宴会状態である。

紅葉の合間を駆けていくデリカには、「鈍亀」が丁度良いのだろう。


目的地はまだまだ。