先日点灯した警告の原因は、舵角センサー異常によるものでした。
今回は結局、ディーラーで部品を無償交換をしてもらい対処しました。
まずは大事に至らずホッとしていますが‥
実はこのエラー、Rats号では2年前にも同じ経験をしています。
この時はさらに
「ウインカーが手動でないと戻らない」という厄介な症状もあったので、保証期間内ということもあり交換対応してもらいました。
ここで
「ウインカーが手動でないと戻らない」という症状を詳しく説明します。
E90をはじめとした最近のBMW車は、右折左折時にウインカーレバーを上下させるとウインカーは点滅しますが、レバー自体は元の位置に戻ります。
右左折が終わりハンドルを戻すとウインカーの点滅が消える仕組みになっています。
ところが舵角センサー異常が悪化すると、ハンドルを戻してもウインカーの点滅が消えず、曲がる方向(右折の場合は上)にレバーを軽く押してやらないとウインカーは消えません。
これが「手動でウインカーを戻す」という動作です。慣れれば問題ないのですが、やはり不自然な感じは拭えません。
話を戻します。
今回、当初ディーラーで診てもらったところ、エラーの原因は舵角センサー異常ではあるもののウインカー不具合は出ていなかったので、とりあえずコンピュータをリセットしただけで帰宅しました。
ところがその夜ディーラーより電話があり、2年前に交換した部品の保証がギリギリ残っているので対処させてほしいと言われ、部品を無償交換してもらいました。
これが今回の舵角センサー異常についての顛末です。
保障期間内の無償交換で対応してくれたディーラーには、大変感謝しています。
ところでこの舵角センサー異常、最近のBMW車ではよくある症状だと聞いたことがあったので、今回
「BMW 舵角センサー」でネット検索してみたところ、驚くほど多くの記事がヒットしました。
内容を見てみると、保証が切れた後の事象ということで交換費用を10万近く払った方も少なからずいるようです。
ネットで検索しただけでかなりの件数ですから、その背景には相当数のBMWユーザーがこの症状を経験していることが予想されます。
また、ある記事ではこの「舵角センサー異常」について、BMWジャパンでは保証期間が切れた後はユーザー負担とする取り決めになっているとの記載がありました。
舵角センサー異常によりウインカーが点いたままになってしまうと、走行時に周囲のクルマに迷惑をかけることになります。
またその誤作動に慌てたことが原因で、ドライバーが事故を起こしてしまうこともありえない話ではありません。
「ウインカー」という保安部品を誤作動させてしまうこの舵角センサー異常、事の重要さを考えるとこれはリコール対象とすべきではと考えるのは私だけでしょうか?
オイル類やブッシュ類のような消耗品と違い、この「舵角センサー」などは2年程度で寿命が来るような有償交換部品ではない気がします。
DTC・DSCを正常作動させる為に舵角センサーが必要なのは判りますが、その重要な部品がこんなに多くの車両で誤作動を起こし、さらに保証が切れたユーザーには交換費用を負担させるというのはどうも納得がいきません。
そもそもこんなに頻繁に誤作動を起こす部品から構成されているDTC・DSCって一体何なの?とまで思ってしまいます。
保障期間内に無償交換してもらった自分がこんなことを言うのはおこがましいとは思いましたが、この舵角センサー異常についてのBMWジャパンの対応を疑問に思い、書かせていただきました。
Posted at 2011/05/15 11:55:46 | |
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