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OH!さるのブログ一覧

2023年07月08日 イイね!

FCの作業色々&NBロドスタのミッション載せ替え

FCの作業色々&NBロドスタのミッション載せ替えブログが1年ぶりぐらいになってしまいました。

昨年の夏にタービントラブル対策をして車検を通してから1年間、大きな内容としてはFC3Sのエンジンをショップにてオーバーホールしてもらったことです。




25年前に一度オーバーホールしてもらっています。それから時は経っていますが距離は78000km程度の走行。
以前は圧縮低下によるエンジンの始動不良があったりしてO/Hしてもらったわけですが、今回は今後も変わらず乗れるようにするための予防整備みたいな感じ。
大した距離を乗るわけでもなくまた頻繁に乗るわけでもないのでO/Hするかどうか結構悩みましたが、昨年の秋に部品の更なる値上げがあると聞き、それまでにとO/Hを決めました。
O/Hしてもらったのは昨年の8月から10月ぐらいにかけてです。


ハウジングはローターハウジング・サイドハウジング・インターメディエイトハウジングともすべて新品にしてもらい、ローターはまだ大丈夫みたいなので再利用です。
アペックスシールはついに2ピースになってしまいましたが。。

それと昨年オイル漏れしたタービンもそのショップ経由で再度オーバーホールしてもらいました。
タービンO/Hですが、今回は沖縄ではありません(^_^;



エンジンO/H後に慣らし運転がてらいつもの山賊まで行ったり、



初詣かてら岡山の最上稲荷まで行ったりしました。



しかしなかなかFCに乗る機会もなく自分なりにけっこう頑張って乗っても、今現在わずか1800kmしか走行できていません。
さらに今年2月ぐらいから体調を崩し、あちこちの関節が痛くフルバケに座ることやクラッチ操作も困難でFCを運転することすらできませんでした。
通院を続けて最近になって多少は症状が改善し、なんとか運転できるようになったので7月のセブンDAYには参加する予定です。
慣らし運転は結構なストレスなので早く慣らしを終わらせたいところです。


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あと大きな作業的なこととして、昨年11月にミッションの載せ替えをしました。
これは息子のNB6ロドスタのことですが、AT→MT載せ替えです。
大変そうな作業は自分も手伝って、他は息子が作業を進めていきました。

マニュアルミッション、PPF、プロペラシャフト、ペダル類、マスターシリンダ、排気系など載せ替えに必要なものを準備。


そしてオートマのミッションを降ろす作業。
けっこう外すものが多いです。


オートマのフルードはラジエターの一部を使用していて配管が通っているので、インとアウトを外してメクラのゴム栓をしておきました。


邪魔なものを外してようやくミッション降ろしができました。
オートマのミッションは重いです。丸い風船みたいな部品も見た目以上に重かった。


今回の作業のために、ストレートタイプのロングメガネを買いました。
ミッションとエンジンを接続しているボルトを外すためです。


そしてペダルも取り替えます。
アクセル&ブレーキペダルを外して、マニュアル用のABCペダルに取り替えました。
そしてメクラ蓋がしてある部分を外してクラッチマスターシリンダを取り付け。




マニュアルミッションを載せる準備ができたので、ついに載せる作業です。
降ろす(バラす)のはまだラクな方ですが載せるのは大変そうなので、ここは走り仲間のひだぼんにお願いして助っ人にきてもらいました。ちょうど自分も仕事が休めない時であまり作業が手伝えなかったので。

ひだぼんにNCロドさん、とっつぁんさんの3人に来てもらえました。とても頼もしいです。
とっつぁんさんとはみん友が長いですが、ついに実際に会うことができました。
今回はスイフトでしたが、またいつかFCも見たいですね。



フライホイールはマルハモータースの少し軽いやつです。
クラッチは純正にしました。
着々と組み付けていきます。さすが助っ人!
NCロドさんの作業が早くて正確。素晴らしいm(_ _)m助かります


ミッションやPPF、排気系など組み付け。
マニュアルのシフトレバーが付くと、まさにMT車っぽくなります。


エンジンマウントも新品にしました。


マスターシリンダとレリーズシリンダの配管をしてエア抜きもOK。
マフラーやエアクリなどどんどん戻していきます。



そして最後の難関。電装系の変更があります。
ここは自分がやりました。ネット情報や回路図などを見て予習しました。
(ユーチューバーのかたが配線作業をUPされておられたのがすごく参考になりました)。
それでもロードスターは前期や後期、NB6やNB8など種類が多いので理解するのが大変でした。
基本的にはオートマミッションに繋がっていたインヒビタスイッチのカプラ部分から分岐させて信号をやり取りするのが良いみたい。


※結構前に作業した内容なので忘れていることが多く、写真を頼りに説明書きをしています。(なので違っていたらすみません)
バックスイッチはバックランプを点灯させるために接続する必要があります。
ミッションから出ているカプラとインヒビタスイッチのカプラ部分から配線を取り出して接続しました。
バックに入れてのランプ点灯もOK!


車速信号はたぶんこの灰色のカプラだったと思います。
そこから配線を延長してメーターパネル裏まで持っていきます。
センターコンソール下の鉄板にドリルで穴を開けて車内に配線を通しました。


引っ張ってきた配線を写真のカプラ部分に2ヶ所信号を入れました。
1箇所は別途コネクタピンを用意して空き端子へ挿し、もう一ヶ所は分岐タップで割り込ませました。
これでスピードメーターが動くようになります。



セルスターターはインヒビタスイッチのカプラ部分から写真の部分をカットして短絡させました。
これでセルが回るようになります。



車両下側の配線をテープで絶縁したり、綺麗に束ねたりして奥へ押し込んでおきました。
ジャッキアップした状態でエンジンかけてシフトチェンジの確認やクラッチ操作の確認。→OK!
車速信号やバックランプ点灯などもひと通り動作確認したら作業完了です!


今回は助っ人のみなさんのおかげで重作業が早く進みすごく助かりました。
これではれてマニュアルミッション車となりました(^_^)
次は車高調やマフラー交換かな? 自分のクルマではないですが(笑)


後日、息子が改造車検を受けてきました。「NB6C改」
「改」という文字がシブいです。



最後に自動車保険の変更手続きもすませて、これでマニュアル化が完了となりました。
構想から部品集め、作業の予習、実作業などなど時間はかかりましたが、無事に終わって息子も満足だと思います。


唯一わからないのがクラッチスイッチです。ロドスタのマニュアル車にはそのスイッチがあると思います。
FCの場合はエンジンストールしないようにエンジン制御とかにクラッチスイッチ信号を使っていると思いますが、NB6の場合はロータリーでもないし関係なさそう。
まあ運転していて特に支障はないので問題は無いのですが、今回の作業でそこだけが謎でした。

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他に昨年にFCでやったことはエンジンO/H以外に、
・フロアマットの変更
・リヤアンダー補修
・LEDヘッドライトバルブの干渉対策 です。

フロアマットは今まで使っていたのは定番のKARO製で、私の場合は「シザル」ではなく少しラグジュアリー系の「フラクシー」というマットでした。
今回30年ぶりぐらいに取り替えることにしました。FEEDさんところのです。
ワンポイントマークがオシャレでいい感じです。
詳細レポはこちら(ホムペ)



リヤアンダーは昨年慣らし運転ででかけてどこかのお店の車輪止めにぶつけて割ってしまいました。。
FRP補修から塗装まで、部分的に補修して済ませました。
詳細レポはこちら(ホムペ)



LEDヘッドライトバルブは取付時に干渉がないことを入念に確認したつもりでしたが、若干干渉している部分が助手席側だけにあったので対策しておきました。
詳細レポはこちら(ホムペ)




最後に割と最近の話です。
関節の痛みが以前よりは緩和してようやくFCに乗れそうになってきたので、バッテリーを充電しようと思いボンネットをあけたら、まさかの「鳥の巣」です。


数ヶ月間放置しておいたからといって、屋内のしかもボンネット内のエンジンルームに巣なんか作るのだろうか(^^;
しかもよく見たら、その巣(卵?)を別の獣が襲っている跡があります。
さらにクーラントのレベルセンサーの配線まで噛みちぎっていました。最悪です・・・。

わずかな銅線部分と電線をなんとか半田付けしてくっつけておきました。
またシール剤でちぎれないように補強しておきました。


しかし後日念のために新品交換しておきました。これで安心。
詳細レポはこちら(ホムペ)


はやく慣らし運転を終わらせたいです。

来週の広島7DAYが晴れることを祈ってます!
Posted at 2023/07/08 18:26:41 | コメント(10) | トラックバック(0) | FC3Sいじり~ | クルマ
2022年07月09日 イイね!

タービンからのオイル漏れ 原因調査と対策

タービンからのオイル漏れ 原因調査と対策ミニサーキット走行後にタービンからオイル漏れした原因の調査および対策をしました。








タカタサーキットからの帰り際にタービンから煙が出ていることに気づき、その日はレッカーにてガレージまで運んでもらいました。


タービンからのオイル漏れを直さないことにはガレージから移動もできないので自分なりに調査および対策をしてみました。



本来であれば、タービンをおろさずに車両側にトラブルがないか確認すべきみたいですが、タービンばかりに目が行ってしまいます。
とりあえずタービンをおろす作業にかかりました。周りの部品をどんどん外していきました。


取り外し完了。排気側(フロントパイプ側)は特にオイルの形跡はありません。


オイルが漏れた場所はタービンのセンター部分と排気側との繋ぎ目です。結構な漏れ具合です。


 
タービンをオーバーホールしてもらってから本気で走ったのは初めてですが、タカタを半日走っただけでブローするものだろうか。
やはり車両側の要因でタービンからオイルが漏れたのだろうか??
素人なのでまったく見当がつきません。
ネットで調べた内容や、FC乗りのお友達からの助言などで色々な要因がありそうです。
・ブローバイガス還元装置に問題がある。
 →オイルパンが負圧にならずにタービンのリターンオイルが行き場を失いタービンのシャフトからオイル漏れすることがある。
・オイル量が多いとタービンからオイル漏れすることがあるらしい。
 →自分のはオイルレベルゲージの「F」までは入れていない。
・タービンへのオイル供給量が多すぎてオイル漏れする。
 →オイル入口にオリフィスを入れてオイルの供給量を抑制すると良いらしい。しかしフルノーマル仕様のうちのFCでも必要なのだろうか??


再度別のタービンに載せ替えすべきと考えていましたが、まずは車両側のトラブルと仮定して自分でできそうなことをしてみることにしました。


タービンからオイルが漏れる要因の1つとしてブローバイ還元装置のトラブルによってオイルパンが負圧にならず、
タービンからのリターンオイルが行き場を失い、タービンそのものからオイル漏れしてしまうことがあるらしいです。

FC3Sの場合は整備書やRE-TECSを読んだ限りでは次のような感じだと思います。
・低負荷時:<青線>オイルフィラー(オイルパン)からパージバルブを介してスロットルバルブ下流へブローバイを戻す。
・高負荷時:<赤線>オイルフィラー(オイルパン)からタービン前のワンウェイバルブを介してサクション内へブローバイを戻す。



オイルフィラーキャップを外してみました。
キャップ付近までクリーミーなオイルが付いています。良いのか悪いのか。。
ブローバイオイルがちゃんとフィラー付近の分岐穴(タービン前の蛇腹へ繋がる配管)へ引っ張られたという証拠??
走行距離が増えてきたからブローバイオイルが増えたとか?


タービン前の蛇腹にささっているチェックバルブの確認。
ターボ全開時、インマニ内が正圧になった時にブローバイガス等をタービン前の蛇腹に戻すワンウェイバルブ。
取り外して口で吹いてみたら、少しジュルジュルした感じの音というか感触がありましたがちゃんと通気はしました。
パーツクリーナーをふいたらオイルっぽいのが出ました。
オイルフィラー付近の分岐パイプからホースを抜いて、チェックバルブまでのホースにエアを送ってみました。
するとホースからオイルが出てきました。
ただこのホース(配管内)が詰まっているかと言えばそこまでではないような。
このあとこの配管内にパーツクリーナーをふいてエアブローして綺麗にしておきました。


チェックバルブは念のために新品に。



今回のタービン継ぎ目からのオイル漏れの原因ですが、
・蛇腹にささっているワンウェイバルブがオイルでひたされ気味でバルブ機能が衰えていたか?
・そのためエンジン全開時にオイルパンが負圧にならずにタービンからのリターンオイルが行き場を失いタービン継ぎ目から漏れたか?
しかしブローバイガスのオイルミストの漏れだけでここまでオイルが垂れたようになるものなのだろうか?
また高負荷時だけならまだしもアイドリング時にここまでタービンからオイルが漏れるものだろうか?

わからないことだらけですが、ネットで調べる限りではほとんどタービン本体が悪いのではなく車両側に原因がある、みたいなことが書いてありました。
多くはブローバイ還元システムのトラブルでタービンからオイル漏れする、らしい。

他にもFC乗りのお友達からも同じような経験をされてる話も聞きましたし、自分も例にもれず同じようなトラブルなのだろうと思いました。
そして実際に自分の車両もオイルフィラーからインテークの蛇腹(チェックバルブ含)までの配管内がオイルで汚れていたのでこの配管がつまっていてオイルパン内が負圧にならなくてタービンからオイル漏れしたのだろうと思いました。


念のためにパージバルブも取り外してちゃんと機能しているかチェック。
上側を吸っている時に下側の2つが通気することを確認。→異常なし。
わりと最近に新品にしたので問題はないはずです。
パージバルブからオイルフィラー分岐部分までの詰まりもチェック。→異常なし
パージバルブからスロットルバルブ下流までの配管の詰まりチェック。→異常なし
こっち側のブローバイ還元経路はちゃんと通気していて異常なさそうです。



確認すべきことはやったのでタービンを戻す前にオイル汚れを落としておきました。
他の部分はすごく綺麗なままです。


そして組み付けていきました。
以前作業してからあまり経っていないこともあり多少は慣れているので着々と組み付けていきました。
ガスケットやパッキンは新品に交換しました。
タービンのオイルIN/OUTのパイプ内はもちろん異常なく異物混入や詰まり等がないことを確認しました。


戻し忘れはないかひと通りチェックして完了です。


クーラントは再利用。
そしてエンジン始動。冷却水のエア抜きを兼ねて暖機運転。



しばらくアイドリングさせてみましたが、エンジンが暖まるにつれてやはりオイルがタービンの繋ぎ目からにじんできてエキマニあたりの熱でタービン部分から煙が上がりました。マフラーからの白煙はありません。
試しにオイルフィラーキャップを外してみてしばらくアイドリングさせてみてもオイル漏れは止まりませんでした。
タービンそのものは問題ないと仮定しての作業だったのでかなりショックです_| ̄|○



中村さんにタービンそのものの異常の可能性をメールで聞いてみたら、
「タービンハウジングのひずみが原因となってベアリングを変えても中心ずれが起こりトラブルが発生する」可能性はあるみたいです。
となるとやはりタービンが怪しいのか??

出張中の赤レンさんにも助言をいただきました。お仕事大変な時にありがとうございましたm(__)m
・オイルパン内の負圧チェック→煙をオイルフィラーから吸うか確認する
・ブローバイ用の配管経路にあるホースにヒビ等ないか確認する
・チャコールキャニスターの通気を確認する
・燃料タンク前の2ウェイバルブは正常かを確認する
これらを確認していくことにしました。


「その1 ~ タービンからのオイル漏れ調査と脱着 ~」の詳細レポはこちら(ホムペ)


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次なる調査に入ります。

<ブローバイ用の配管経路にあるホースにヒビ等ないか確認する>
下の図の赤いラインになりますが、前回のチェックではオイル等の詰まりがないかを確認しました。
今回はそのラインの途中にあるホース等に亀裂がないかとかのチェックです。

インタークーラー外して、オルタ外して、配線の下あたりにある「への字」のホースをチェック。
表面に損傷はなくエア漏れ(エア吹い)等もなさそう。異常なし。

<チャコールキャニスターの通気を確認する>
チャコールキャニスターですが、いまいち内部構造が理解できていません。
整備書を読んでも外観の点検項目しか載っていませんでした・・・。
底面のパイプはフレッシュエアの通気口みたいです。
上側の2つの配管は太い方はブローバイ還元装置のラインでオイルフィラー~蛇腹までのパイプに分岐して繋がっています。
高負荷時にチャコールキャニスター内部の未燃焼ガスをサクション内(蛇腹内)に吸い込むためかと思います。
細い方は燃料タンクへ向かっていき2wayチェックバルブに接続されています。
燃料タンク内でガソリンが気化してタンク内圧が上がったらチャコールキャニスターへ向けてガスが来て、
逆にエンジン停止後など燃料タンク内が負圧になったらフレッシュエアをタンク内に戻すみたい。



太い方と細い方にそれぞれビニールチューブを挿して息を吹いたり吸ったりしましたがどちらも普通に通気します。
車種によってはチャコールキャニスターにチェックバルブが内蔵されていたりするみたいですが、FCの場合はツーツー??
太い方の車両側(ゴムホース側)を口で吹いてみました。ちゃんとオイルフィラー部分と通気はありました。
底面の穴はフレッシュエアを吸うための通気口みたいですがチェックバルブが内蔵されているわけでもなく、吹いても吸ってもツーツーでした。
上側の太い穴と細い穴を交互に手でふさいでから息をふいてもそれぞれが通気します。
単に3つの穴があいただけの容器なんでしょうか?? 活性炭が入っているだけの箱??


正常なのかどうかが判断できませんでしたが、異常っぽくもない。判断が難しいです。
チャコールキャニスターを他の車種から流用されてる方がいますがどうやって判断されているのか知りたいところです。。
とりあえず異常がない、ということで元通りに戻しておきました。


気になる部分をチェックしたので再度エンジンをかけてみてどうなるか確認してみます。
とは言っても異常がないことを確認しただけなので、どこか悪いところを直したわけではありません。
タービンから漏れたオイルは車載状態でパーツクリーナーをかけてできるだけオイルを落としてエンジン始動。


エンジンをかけてしばらく暖機。
暖まってきたらタービンからオイルが漏れてきてタービン部分から煙が出ました(^^;アタリマエカ


やはりタービン継ぎ目から漏れていました。


オイルパンの負圧確認として、アイドリング中にオイルフィラーキャップを外して蚊取線香の煙を吸い込むかどうかを確認してみました。
その結果ですが、カップリングファンの風があたって煙があばれてハッキリと確認するのは難しいです。
段ボールで風を遮ってなんとか確認した感じでは、少しは煙を吸っているようにも見えるけどほとんどは普通に煙が上がるだけのような感じに思えました。


次に、アホみたいな確認ですが試しにオイルフィラー部分に掃除機をあてて吸い込んでみました。
ふざけている訳でもなくいたって真剣です。
それだとオイルパン内が強制的に負圧になると思ったからです。

この状態でしばらく様子をみましたが、オイル漏れと煙はおさまりそうになかったです。残念・・・。


アイドリング中にオイルフィラー部分から煙を吸わないのが気になります。
またまた整備書を何度も読んでみました。
そして整備書を見て自分なりに解釈したのが次のような感じになります。

まずは「アイドリング時」のブローバイ還元システム。
アイドリング時およびエンジン停止時はパージバルブが閉じているので、
ブローバイガスは吸気系に吸入されないようになっているみたいです。


それをマンガで見てみたらこんな感じ。
スロットルバルブ上流にあるパージバルブのダイヤフラム経路はアイドリング中はバタフライが閉じているのでパージバルブのダイヤフラムに負圧が生じずパージバルブは開かない。
なのでブローバイガスも吸気系には吸入されない、ということになると思います。
ということは「アイドリング状態で蚊取線香の煙をオイルフィラーから吸わない」のは正常なのかも???


次に「低負荷時」のブローバイ還元システム。
バタフライが開いているのでパージバルブのダイヤフラムにも負圧が加わりパージバルブが開きます。
すると負圧状態のスロットル内(サージタンク内)にオイルパン内のブローバイガス(およびチャコールキャニスター内の未燃焼ガス)が吸入されます。


最後に「高負荷時」のブローバイ還元システム。
ターボが効いているので過給状態です。そのためスロットル内は正圧なのでパージバルブのダイヤフラムにも正圧が加わりバルブは開きません。
なのでパージバルブ経由のブローバイ還元システムは働きません。
その代わりタービン前のサクション(蛇腹)に挿さっているチェックバルブが吸われる力で開き、オイルパン内のブローバイガス(およびチャコールキャニスター内の未燃焼ガス)がタービン前に吸入されます。


このような感じで自分で整備書を解釈した限りでは、アイドリング時はブローバイ還元システムは働かないのでオイルパンを負圧にしようとしている訳ではなさそう。
そして低負荷時ではパージバルブ経由でサージタンク前にブローバイガスが吸われ、高負荷時には別ラインのチェックバルブ経由でタービン前にブローバイガスが吸われるシステムになっていると思います。

※でもHKSのサイトにタービンの白煙(オイル漏れ)時のチェック項目が書いてあるんですが、
「アイドル運転時に注油口を外した状態で煙等を給油口に近づけるとクランクケース内が負圧になっていることがわかる」みたいな感じで説明が書いてありました。でもFCの整備書の説明だとアイドル時は吸わない(負圧にならない)と思います。謎だらけです(+_+)



「その2 ~ ブローバイ経路の再チェックと試運転 ~」の詳細レポはこちら(ホムペ)


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唯一チェックしていなかったパージバルブの上側からスロットルまで繋がっている配管のチェック。
この写真の配管です。すでにパージバルブからのホースは外した状態です。
ここにホースをつないで口から息を吹いてみたところ、スロットル内に抜ける感じは全くなく詰まっている感じです!?

パージバルブから繋がっている反対側はここです。サージタンク側の3つの接続口のうち真ん中。
ここのホースを抜いてからパージバルブ側から息を吹いたらちゃんと空気が抜けて通気がありました。
ということはこのサージタンク側の接続口から先が詰まっている?!
今度はこの接続口にホースを繋いで息を吹いてみました。するとやはり通気がなく詰まっている感じです。


面倒ですが水のラインとバキュームホースをひと通り外してサージからスロットルまで一式取り外しました。
詰まってると思われる真ん中の接続口にホースを挿して息を吹いて通気確認しましたが詰まっています。
この穴の先はサージとスロットルの間に挟まっている部品「インシュレータ」で、そこからスロットル内部に繋がってバタフライ上流へと貫通しています。
スロットルとサージをバラしてインシュレータの通気経路を調べてみました。


現物で見てみると、パージバルブのダイヤフラム側からの配管はこのサージの真ん中の接続口から入ってインシュレータの真ん中の穴を通ってインシュレータの裏面の上側に抜けて、インシュレータからスロットルの赤矢印部分の穴へ入り、バタフライの上流へ抜けてました。
バタフライ上流のこの小さな穴です。
以前スロットルの整備をしている時にこの穴は何の役割りなんだろうと思いましたがようやく理解できました。

この穴からパージバルブの上側に繋がって、バタフライ上流の大気圧・負圧・正圧でパージバルブを開くかどうかを判断しているみたいです。今更ながらよく考えられていてすごいと思いました。

イメージはこんな感じ。



ようやく仕組みを理解できた感じなので、問題のありそうなこのインシュレータをチェックしてみました。
この穴の通気ですが、やはり詰まっていました。
このインシュレータは2年前に新品にしたばかりです。いくら強いエアを送っても通気しないのでもしかして新品時から不良品だったのかも?!
とっておきの新品のインシュレータで通気確認してみましたが、やはり詰まってなんかいません。
他にも歴代の使用してきたインシュレータも調べましたが、詰まっているのは今回の物だけでした。

さっそく新品のインシュレータに取り替えて組み付けておきました。サージ前面のバキュームホース3本も新品に。


今回調べた結果、まさかのインシュレータ不良というものでした。
肝心のインシュレータの通気不良がタービンからのオイル漏れと関係があるかどうかですが、、
自分の解釈ではアイドリング時でもオイル漏れするので「関係ないのでは」と思っています。
(素人なりの解釈なのでもし違う部分があればその時はご指摘いただけるとありがたいです)

でも普通なかなか見つけることはできないと思うので、たまたまですが不具合がわかって良かったです。
車検整備の項目で「ブローバイ還元装置が正常か」というのがありますが、お店ではどのような方法で調べるのだろうとふと思いました。
別に悪口を言うとかではなくて、ブローバイ還元システムって車種によって細かい部分が違うと思うのでOK/NGの判断も限界があるような気がします。逆に普段から正規に調べる方法があれば知りたいぐらいです。
このFC3Sの例でもなんか特殊な気がするので今回の作業でそう感じました。
でも色々と調べて、ブローバイ還元システムってのがどのように働いているのかすごく勉強になりました。
赤レンさんの助言やブログもすごく参考になりました。

んで、次にやることはもう 別のタービンに交換してみる しかなさそうです・・・。

「その3 ~ パージバルブ経路の再チェック ~」の詳細レポはこちら(ホムペ)

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最終的にタービンを交換してみるしかなく、うちのアンフィニ4(解体車)から取り外したタービンに載せ替えてみることにしました。
10万kmぐらい使ったタービンです。取り外してから長い年月が経っています。
手で持つだけで汚れがつくぐらい真っ黒なのでパーツクリーナーでひたすら汚れを落としました。
内部も異物やホコリが無いよう綺麗にしたりエアブローしたりしました。
タービンブレードもパーツクリーナーや綿棒などを使いできる限り汚れを落としました。

錆びている部分はワイヤーブラシなどでこすり、アクチュエータとロッドをシルバー塗装しておきました。
オリフィスをホースに内蔵させてタービンに組み付けてこれで中古タービンの準備は完了。


またまたタービンを脱着するのかと思うと気が重いですが、少しずつ作業を進めていきタービンを取り外しました。


取り外したタービンですが、少しの時間アイドリングさせただけなのに結構な量が漏れています。



取り外したタービンから使いまわすパイプ類を付け替えたりして中古タービンを載せました。
タービン用のメタルガスケットは最近新品にしたばかりなので今回はそのまま使用。



日が変わってようやく試運転。エンジン始動です。
エンジンを始動してからすぐに確認してみたことは、オイルパンが負圧になっているかどうかを調べるために蚊取線香の煙をオイルフィラー付近に近づけたことです。
エンジンをかけてすぐのチョークが効いている時だと微妙にスロットルバルブが開いているだろうからパージ上側とつながる部分が負圧になってパージ下側2本が通気しブローバイ還元システムが働きオイルパンが負圧になるだろうと考え、オイルフィラーから蚊取線香の煙を近づけてみました。
その結果、オイルフィラーから蚊取線香の煙を近づけてみたところなんとなく?煙を吸っている感じでした。
でも明らかに吸っているとは言い難い感じです。



少ししてチョークが落ち着いて回転数も700rpmあたりまで落ちました。
そのアイドリング時でも同じように蚊取線香の煙をオイルフィラー部分にあててみました。
その結果ですが吸っているような気がしないでもない??
でもカップリングファンからの風で煙がバタバタして確認しにくいです。
結局このアイドリング時に煙を吸うのが正しいのかどうか・・・。

蚊取線香の煙の確認では、アイドリング中の今回の確認結果が良いのか悪いのか判断が難しいです。


そして肝心のオイル漏れ(タービン部分からの白煙)ですが、
エンジンが温まってくるにつれて白煙がモクモクと上がっていましたが、今回も少しだけ白煙がタービン部から出てきました。
やはりダメかと思いながらタービン周りをカメラでチェックしてみたらタービンの繋ぎ目からは全くオイル漏れはありませんでした。
組み付けてすぐだからそれらのオイルが焼けて白煙が出ていたのかも??



冷却水のエア抜きもあるのでしばらくアイドリングさせて、煙も若干落ち着いたので数キロほど走ってみました。
煙の落ち着きはまずまずいい感じでほぼタービンからの白煙もおさまりました。
全開まで踏むのは怖いのでブースト0.7kぐらいで試運転はやめておきました。


これでオイル漏れしたタービンはタービン自体に問題があるということでおそらく間違いなさそうです。
この日のチェックはこれで完了としました。
あとは念のために燃料タンクの2WAYバルブを交換しておきたいと思います。


「その4 ~ 別の中古タービンへ載せ替えて再チェック ~」の詳細レポはこちら(ホムペ)

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最後に交換しておきたい部品として、燃料タンクの2WAYチェックバルブがあります。
それを新品に交換しました。赤レンさんのブログを参考に作業しました。
デフの上の方にあるので作業性が悪いです。
Uの字ホースはまだまだ弾力性が残っていたので再利用しました。
真っすぐな方のホースもそんなに硬くはなっていませんでしたが、新品に交換しておきました。
そして元通りに組みつけて交換完了。



くどいですが、組み付け後にまたまた試運転し、タービンからオイル漏れしていないことを確認しました。
さらに暖気後に蚊取線香の煙をオイルフィラー付近にかざしてみました。
2WAYチェックバルブ交換前と交換後でアイドリング時の蚊取線香の煙の吸い方(オイルパン内の負圧)に違いは感じられませんでしたが、懸念点は一つでもつぶしておきたいのでこれでOKです。


これでやるべきことはひと通りやったかと思います。とりあえず自走できる状態になりました。
車検目前だったのでようやく車検に出すことができした。


結局今回のタービントラブルの原因がハッキリしません。
やはりタービンブローだったのかもしれません。タービンO/H後は高負荷と言えばミニサーキットを走っただけなのですが。
当日のMAXブーストは0.75kg程度でしたし水温は95度程度。油温も問題なくオイルは新品に交換してから走りました。
それだけで壊れるものなのか、、運が悪かったとしか思えません。。



タービンブローだとして、ブローの原因としてはスロットルとサージ間のインシュレータのパージ用の空気穴が詰まっていたせいで低負荷時にブローバイオイルが逃がせずにオイルパンが負圧にならずにタービンのオイルラインに負担をかけてオイル漏れし、それがクセになってしまったとか?? 

またもう一方の蛇腹のサクションに繋がるワンウェイバルブ側のラインももしかしたらブローバイオイルが増えたせいでそのワンウェイもつまり気味になってオイルパンが負圧にならずにタービンのオイルラインに負担をかけたとか?
素人の想像の世界での仮説ですが。

今回のトラブルシューティングや作業内容は自分にとってはかなり難易度の高いものでした。
このようなトラブル時はやはり個人でやりとりするよりもにクルマ屋さん経由の方がいいのかな?と思いました。
タービン屋さんとのやりとりも、このようなトラブル時だと個人は相手にされないことがあるってのもわかりましたし。(詳しくは書きませんが今回がそうでした)。

あとは今後タービンをどうすべきか、どこのものにするべきか。
それと走りに行くときだけオイルキャッチタンクを付けた方がいいのか(?_?) 
悩ましいところです。

「その5 ~ 燃料タンク用の2WAYチェックバルブ新品交換 ~」の詳細レポはこちら(ホムペ)



<追記>
今回のブログの文面を書いた後に教えていただいた情報ですが、タービンオーバーホール後やリビルトタービン交換後でも早い段階でダメになることは結構あるらしいです。
それは結局「元となるタービン」自体が長く使ってきたものをベースとしているのでいくらバランス取りしたりしても限界があるみたい。
どれくらい耐えるかは、運・不運もありそうですし、使い方でも変わりそう。
街乗りでブーストかける程度であれば壊れることもないと思います。
実際自分が街乗りや高速道路でブーストかける程度ではなんともなかったので。

それとブローバイ還元システムで、FC3Sの場合はアイドリング中にオイルフィラーキャップ外して煙を吸わせようとしても中はすぐに大気圧になってしまうので「吸わない」のが正解みたいです。
走ってきた後とかにオイルパンが負圧になっている状態の時に、蚊取線香などの煙を近づけておいてオイルフィラーキャップをあけた瞬間に煙を吸い込むかどうか?を確認すべきみたいでした。
(色々とご教示いただきありがとうございましたm(_ _)m)
Posted at 2022/07/09 21:57:59 | コメント(6) | トラックバック(0) | FC3Sいじり~ | クルマ
2022年05月07日 イイね!

サーキット走行準備やドライブなど色々

サーキット走行準備やドライブなど色々3ヶ月前の2月ぐらいからタカタに行こうと考えて地道に準備をしていまいた。
その記録などをブログにまとめてみました。







まずはシートベルトを新調することに。
今まではサベルトの古いやつで2インチのタイプでした。


今回はHPI製の今どきのやつで3インチを買いました。
バックルもセンターで集中してロックできるタイプです。
色も黒に赤ステッチにしてバケットシートとカラーリングをあわせてみました。



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次はタイヤです。
今までタカタのタイムアタックではディレッツァZⅡとZⅡ☆を使っていました。
あれからしばらく行ってないのでそのまま街乗りタイヤとして履いたまま8年ぐらいは使っています…。
そして今回ついに新品タイヤを買うことにしました。
その準備としてまずは現在使っていない方のセット用のエクイップを綺麗にしました。
タイヤとの接地面のカスとかを除去し、またバルブのゴムパッキンも交換しておきました。



そして今回買ったのは同じくディレッツァですが「ZⅢ」です。
サイズは今までと同じフロント「235/40R17」とリヤ「245/40R17」にしました。
超久々の新品タイヤになんか感動。



この時点ではまだ雪が降る2月後半。


仕事の都合がついて雪がなければ走りにいける。けどなかなか都合がつかない。

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3月後半になってしまいました。
アライメントの測定と調整を行いました。
・フロントのキャンバー測定:左右とも3.0度 →調整せず
・リヤのキャンバー測定:左2.63度 右2.87度 →サブリンク(キャンバーアジャスタ)を短くした。



・トー測定
・リヤのトーはカム調整して左右差をなくしながらトーインゼロを目指す。


・フロントは少しだけトーインになっていたのでタイロッド調整でトーアウト2.0mmに。
・走行確認: 特に違和感なく問題なく走る。


・再度リヤのキャンバー測定:左2.63→2.26度 右2.87→2.63度 となった。
・これ以上やっても更に左右差がつきそうだし、これでOKとする。
・トー調整は測定するたびに微妙に異なるのでしばらく走ってみる(様子見する)ことにしました。

アライメント調整の詳細レポはこちら(ホムペ)


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4月に入ってしまいました・・・。
まだ走りに行くぞと淡い期待を持って、ブレーキフルードの交換とエア抜きをしました。



しかしこの時期になると仕事関係や自治体などの総会があって用事が増えるし、田んぼの準備や草刈りなどもあったり、仕事の都合もつきそうにない。
ついに4月も後半に入り結局タカタにも行けないまま。。
この時点ではもうあきらめモード。

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他のFC乗りさんのを見てすごく欲しかったオルタネータとエアポンプのステーを調整式に変更しました。
Doエンジニアリングさんから発売されている「FC3S用 Vベルト調整ストラップ」です。
昨年購入していたものですが最近になってようやく取り替え作業を行いました。


ノーマルの調整用ステーを取り外してツーショット写真。
元通りに固定しなおして作業完了。
このテンションを調整できる機構のおかげでラクに位置決めができるようになりました。


続いてエアポンプ。ノーマルステーとのツーショット。
こちらも元通りに組み付けてテンション合わせて作業完了。
これでVベルトのテンション調整の作業性が格段に上がりました。


オルタネータとエアポンプの調整式ステーの詳細レポはこちら(ホムペ)


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続いてレカロLX-VFのリクライナーダイヤルです。
ひと月ぐらい前に取り付けたレカロLX-VFですが、センタートンネル側のリクライナーダイヤルがシートベルトキャッチと干渉することがあるので改善作業を行いました。
干渉すると言っても、シートを前方までかなりスライドしたり、背もたれをパカッと前側へ倒したりするといった条件の時だけです。
センタートンネル側へ手を突っ込んでダイヤルを回すことはまずないのでダイヤルを取り外す方法を選択しました。



そしてその外した跡へフタをする専用のカバーがレカロ純正品としてありました。
むき出しになった金属のシャフトに樹脂キャップを被せ、ゴムカバーでフタをするわけですが、このゴムは薄いのでパツパツ状態でした。
その状態でシートベルトキャッチにあえて干渉させてみたらすぐに破れました。。(^^;


このカバー、汎用品であるグロメットを採用していると思うのでもろに間に合わせ的な感じがします。
専用設計だったらもっと厚く設計するでしょうしこんなに伸び切った状態ではめ込む作り方はしないですよね。
レカロ純正品として購入しなければ安く済むのでこのゴムカバーを別で10個ぐらい予備として購入しておくか悩みましたが、すぐに破れるとわかっていて買うのもアレなので別の方法をとることに。
最初からゴムカバーをカットして内部の樹脂キャップを出した状態で使うことに決めました。

まず樹脂キャップをシャフトにはめてビニテで外れないように固定。
それから穴をあけた状態のゴムカバーをシートのダイヤル跡にはめ込んでおきました。

この状態でシートを前方にスライドさせたり背もたれを前に倒したりしてみましたが、ダイヤルがなくなってクリアランスが増えたために使い勝手がすごくよくなりました。
今回のこのレカロ純正のオプションパーツであるキャップですが、満足度はイマイチです(笑)
でも目的は達成したのでヨシとします。

レカロLX-VFのリクライナーダイヤルの取り外し詳細レポはこちら(ホムペ)


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続いてまたレカロネタですが、今度はフルバケのレカロRS-Gにバックレストカバーを取り付けました。
昨年取り付けたレカロRS-Gですが、背面はブリッド製フルバケのラメ仕様とかと比較したら真っ黒で地味です。
また車検に関してですが、カバーはなくても通る場合と人によって通らない場合もあるとか??
どのみち地味な背面なので車検対策も兼ねてバックレストカバーを取り付けることにしました。

オートバックスのネットショップでレカロ純正品を買いました。
標準版?だと「RECARO」というロゴが大きく印字(刺繍?)されていてくどい感じなので「ASM」というロゴが入っている方を選びました。


たたみジワが減るかと思い しばらく広げて置いておきました。



後日取り付けました。
ネットで上げておられる情報を元に、ベルトホールのカバーの内側に取り付けました。
ベルトホールの樹脂カバーを外して、ネジが通る部分をキリで貫通して上からカバーを取り付けました。
その際に元々あったネジは使わずに、5mmぐらい長いネジに変更しました。


ベルトホールの位置が決まったら、バックレストカバーにシワが寄らないよう手のひらで伸ばしながら外周にあるマジックテープ(両面テープ)を貼り付けていきました。
高級感が上がった感じ。またカバーがついて車検対策も念には念をということで。


バックレストカバー取り付けの詳細レポはこちら(ホムペ)


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続いてまた内装。
運転席側の純正シートベルトを新品に交換しました。
ずいぶん前からシートベルトの巻き取りがイマイチで、手で巻き取り装置側にベルトを押し込んでたりしていました。
以前 バネの異常などをバラして直したりしましたが、今回はついに新品を買いました!



内装をはがしてからシートベルト固定ボルトをあちこち外していきました。



そして元通りに組み付けていきました。



これでスルスルと滑らかに巻き取るようになりました。当たり前ですが。
ドアで「ガチャン」とシートベルトを挟むこともなくなりそうです(笑)

結構高かったけどベルトが緩みっぱなしになるストレスから解放されました。


運転席側純正シートベルト取り替えの詳細レポはこちら(ホムペ)


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最後のイジリですが、ブースト圧用の圧力センサーをFD3S用に取り替えました。

過去にブースト異常のトラブル対応の一環として圧力センサーを他の中古に交換したりしたことがあります。
本来なら新品にしておきたかったのですが、廃番で手に入りません。
今回 中村さんとこのショップでFD3S純正ブースト圧力センサーをFCに流用できるセットを販売されたので購入しました。
FD用が使えるかどうかなんて個人では判断できませんので、今回このようなセットを出してもらい非常にありがたかったです。



FC用を取り外して並べてみました。
初めて知りましたがFC用の圧力センサーにはエアフィルターが内蔵されているらしいです。
FD圧力センサーには本来はステーの先端に回り止めのポッチが飛び出しているみたいですが、届いたキットにはそのポッチがなくカットされて黒く塗られている感じでした。
おそらくFCに取り付ける際にそのポッチが邪魔になるから、との配慮かと思います。サスガ



変換ハーネスとエアフィルターを装着して車両への取り付けイメージを確認。
FC純正のステーは取り外しました。
デフィの圧力センサーを共締めしたいので別途ステーを作ることにしました。
汎用ステーをカットして工作します。



ステーをカットしたものを溶接しました。
ディスクグラインダーで形状を整えて塗装。
ミッチャクロン→プラサフ→サッシュコート(半ツヤの黒色)の順に塗装。



塗装が乾いたら取り付けです。
FD圧力センサーのステーと自作ステーを共締めしました。(新品の純正ボルトを使用)
デフィの方は自作ステーにボルトナットで固定。



最終的にデフィ圧力センサーの固定ボルトはブースト圧ということでタービン仕様にしておきました(笑)
以前FC乗りさんからいただいたものです(^^)



軽く走ってみて普通に純正のブースト計が動いているので問題ないかと思います。
前々から純正ブースト圧力センサーを新品にしたかったので良かったです!

FD3S用ブースト圧力センサーへの取り替えの詳細レポはこちら(ホムペ)


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寒い時期のうちにタカタに行くつもりで準備しましたが結局行けずに今現在に至ります(-_-)
息子が会社のゴールデンウイークで帰省しているので田んぼの作業などを手伝ってもらいました。



夜は家でBBQ。2~3年ぶりぐらいです。久々ですごくうまかった。



BBQコンロの後ろにはNBロドが。チリ合わせなどでバンパー取り外し中。



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そして5月5日子どもの日の夕方。
少し仕事の都合がついたので息子と初めて一緒にドライブに行きました。

こいのぼりをバックに。



湖畔まで下りてパシャリ。





ダムをバックに。


久々に太陽の日差しを浴びながらFCをドライブして楽しかったです。

明日は朝から田植え。
そのうち今度こそ走りに行きたいところです。

Posted at 2022/05/07 22:18:37 | コメント(4) | トラックバック(0) | FC3Sいじり~ | クルマ
2022年02月03日 イイね!

ウルトラショートボスとラフィックス2

ウルトラショートボスとラフィックス2クイックリリース式のステアリング脱着システムであるラフィックス2を取り付けました。

今までも脱着式のステアリングにしてみたい気持ちはずっとありましたが、ステアリングが極端に身体に近くなるのがイヤで見送っていました。
そのためディープコーンと呼ばれるタイプのハンドルも使ったことはありません。


でも今回 伊藤笑会さんからFC用のウルトラショートボスが商品化されることを機に自分もようやくラフィックスを取り付けることができました。


一般的なステアリングボスは60mmの厚みだと思います。
自分はそれにちょいプラスの10mmボススペーサを追加して計70mm厚のステアリングボスを使ってきました。



クイックリリースボスであるラフィックスはそれだけで厚みが60mmぐらいあって、それプラス普通のステアリングボスを使うと計120mm厚にもなります。話になりません。
そしてワークスベル製のショートボスが30mm厚らしいので、それを使うと計90mm厚。
今使っているのが計70mm厚なので20mm増し。20mmもハンドルが手前に来るのはなんかイヤ。
ディープコーンとかを使っている人からすれば大した距離ではないのでしょうが、自分はそこが気になってラフィックスを導入しませんでした。

せめてあと10mmぐらい薄くならないか?
計80mm厚ぐらいなので今使っている状態より10mm手前になるだけ。
ロドスタ用やFD用なら伊藤笑会さんがウルトラショートボスを販売されている。
FC用ではないけどそれを買ってみてイチかバチかでなんとか使えないか?とかも考えていました。

そんなことを考えている時にFC友達であるhiroさんから素晴らしい提案がありました。
伊藤笑会さんにFC用のウルトラショートボスを作ってもらうために希望者を募る、というものでした。

なので私もそれに乗っかりすぐに伊藤笑会さんへ商品化希望のメールを送りました。
20mm厚ぐらいになるという期待を込めて楽しみに商品化を待つことに。


これがきっかけでラフィックス2を買うことを決め、さっそく物色しました。
かなりの品薄状態でしたが在庫があるショップを見つけたので購入できました。
色はシンプルにブラックをチョイスし、付属のシルバー色のビスの代わりに黒いビスも別途準備しました。



それから少しして東京オートサロン2022が終わったころに商品化の目途が立ったとの情報をhiroさんから聞き、2月になりついに商品化されました!
最初は発起人であるhiroさんへ先行販売され 取付レポをアップされる予定でしたが、ボスが跳ね上げ式なので脱着式ボスの取付レポもあったらとのことで私に声がかかりました。そして今回先行して取り付けできることとなり、私の元へも届きました。
hiroさんと伊藤笑会さんに感謝m(_ _)mアザマス

跳ね上げ式ボスへの取り付けレポはこちら(hiroさんのみんカラ)です。

ボスとステアリング固定ネジ、それとボスを固定するナットとスプリングワッシャが付属しています。
純正のロックナットを使わないのは、厚みが薄いからとかナット外径を小さくするためとか何かしら理由があるのでしょうね。
本体にはワークスベルのロゴが入っています。ベースとなるボスがそうなのかな?



寸法を測定してみました。本体部分の厚みが21mm。スプライン差込部分まで含めると30mmぐらい。
そしてラフィックス2の寸法は、厚みが62mm。アースリングを2枚使ったとしたら63mmでした。アースリングは1枚が0.5mmみたいです。


ということでウルトラショートボスとの組み合わせだと
ボス胴体の厚みとして「21mm+62mm = 83mm(アースリング含まず)」ということになりそうです。
まあ実際にはボスの厚み以外にスプライン差込部へのはまり込み具合も距離と関係しそうですが。


取り替えに入る前にまずは現在の寸法関係を記録しておきます。
ボスの胴体部分の厚み60mm+スペーサ10mm = 70mmです。
コラムカバーからボスの端面(ステアリングの裏面)までの距離が約77mmでした。



取り付けの際はウルトラショートボスの裏面にグリスを塗りました。それと車両側の端子も綺麗に拭いておきました。(※最初ボスにグリスが付属していたのに気づきませんでした。自前のグリスを使った後にグリスがあることに気づきました・・・)
車両側のウインカーキャンセラーの位置がちゃんと上下になっていることを確認しボス裏側の穴がそれに合うように、
またボスにマーキングされている丸ポチが上にくるようにしてスプラインに沿って挿入。

そして付属のナット&スプリングワッシャで固定。
ステアリングシャフトのスプライン部分の奥側はテーパーになっていて奥に行くほど広がっている感じです。
そこにボスの穴の先っぽが少し圧入される形になると思うので力任せに締めるとヤバそうです。
なので指定の締め付けトルク30~40N・mを守ってトルクレンチで締めました。(自分は30Nmちょいぐらい)


ウルトラショートボスの固定が完了したのでラフィックスのプラグ側をアースリングを挟んで固定。
配線や接続端子などもちゃんとウルトラショートボス内に収まりました。
アースリング外周部分の銀色が見えるのがイヤなのでマジックで黒く塗りました。
そして別途準備した黒いビス6本で固定。ウルトラショートボスとコラムカバーとの干渉は無し。

とりあえず車両側の取付は完了です。


次はステアリング側です。
ラフィックスのソケット側を仮にステアリングに取り付けてみました。(ナルディの場合はホーンリングが不要なので取り外してます。)
ナルディのホーンボタンは1極なので本来はステアリングとラフィックスの間にアースリングを挟んでGNDを取るようにしないといけないっぽいです。
しかしアースリングを取り付けるとホーンボタンの取付スペースが少ないためかなりキツキツになり無理やり配線を曲げたりして押し込まないといけない感じでした。

それだとなんか嫌なのでホーンボタン側を細工して1極から2極タイプに改造してアースリングを使わないことにします。


適当に持っている部品箱の中からサイズの合いそうなオスの端子を見つけ、それをホーンボタンのアースとなる部分へ電線の中身だけを巻き、その上から端子をカシメて固定。
更にそのカシメた部分に半田を流し込んでガッチリと固定しました。
元通りに組んで、これで2極タイプのホーンボタンになりました。
念のためテスタを端子間に当てておいてボタンを押した時に導通があるかどうか確認。OK



そしてラフィックスから出ているプラス線をつないで先ほど後付けしたGND端子も接続。
プラス端子にはビニールテープで追加で絶縁しておきました。
これで割とスッキリとホーンボタンをはめ込むことができました。

ステアリング側の準備もこれで完了。


ホーンボタンの2極化ですが、もう一つのオバケの方もついでにやっておきました。
このホーンボタンはベースがATC製みたいです。
ナルディと違って樹脂ケースに囲われた構造で、アース部分は一部が飛び出した感じです。
なのでそこに端子を付けた電線を絡み付けて半田付けでガッチリと固定。

Gコーポレーションさんのオバケホーンボタンも2極化完了です。気分によってこっちも使おうと思います。


これでひと通りの加工と組み付けが完了しました。
さっそくステアリングをはめ込んでみます。ガタもなくカッチリと固定できます。
そして気になる寸法測定です。
「ラフィックス+アースリング1枚+ウルトラショートボス」の構成です。
その測定値ですがコラムカバーからステアリング裏面までの距離が88.77mmでした。
変更前の測定値が77.26mmだったので、「88.77 ー 77.26 = 11.5mm」ほど体に近くなりました。



今まで70mm(ボス60mm+スペーサ10mm)のボスに対して83.5mm(ラフィックス62mm+アースリング0.5mm+ウルトラショートボス21mm)ということは単純計算では13.5mm手前に来るはずです。
でも11.5mm増しで収まっているのはステアリングシャフトに挿入する部分が今までのボスよりも2mmぐらい奥まで入ってくれているからだと思います。ボスが全体的に2mm奥側へ固定されているって感じ。


極限まで薄くされたボスがあってのことで、これだけの距離で収まって良かったです。
 

ウルトラショートボスのカバーを取り付けてみました。
質感があってとてもいい感じです。ウルトラショートボスとコラムカバーとの干渉もありません。
ハンドルに手を添えたままでもウインカーレバーにギリギリ届く距離でいい感じです。

常に付けたり外したりするかどうかはわかりませんが、ステアリングを外した状態だと乗り降りがラクだしメーター周りのメンテなどもやりやすくなりそうです。


ウルトラショートボスのおかげでステアリングが飛び出した感じもなく満足しています。
ラフィックスもブラックにしたので主張しすぎずいい感じ。



この度のラフィックスの導入は、hiroさんの提案と伊藤笑会さんのウルトラショートボス商品化によって実現しました。
また商品化を希望していただいた他の方々のご協力もあって実現したのだと思います。


自分が望んだ通りのショートなボスですごく嬉しいです。
本当に感謝感謝です。ありがとうございました。

ウルトラショートボスですが、まだ少しは出せるみたいです。
でも今のところ限定品みたいなので欲しい方は早めに問い合わせしてみましょう!

(伊藤笑会さんのホムペはこちら



Posted at 2022/02/03 22:36:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | FC3Sいじり~ | 日記
2022年01月08日 イイね!

初詣と FC3Sのフルバケ&ステアリング変更

初詣と FC3Sのフルバケ&ステアリング変更また猛威をふるいはじめているコロナですが、年末頃はまだマシだったので1年ぶりと2年ぶりに2人の子どもが帰省してきてすごく久しぶりに正月を一緒に過ごすことができました。






息子のNBロドスタは帰ってきてからいきなり降雪地域の洗礼をあびました(笑)
スタッドレスを履かせているのでとりあえず雪道は大丈夫でしょうが幌からの雨漏りが心配です・・・。
正月は雪も降らずに道路も解けたのでロドスタ号を少しだけ運転させてもらいました。


ガレージに持ち込んで、ナビやETCの取り付けを手伝ったりもしました。
ナビは古いDVDナビ→古いメモリナビに変更(笑) ETCも中古。それでも本人は取り付けるのが楽しそう。
いいですね、この懐かしい感じ。自分も昔は何を取り付けるのでも楽しかったですし。



初詣は地元のお寺と神社に行き、2日の夜には広島護国神社に行ってきました。
昼間は人が多いと嫌なので夜7時過ぎてから行き、密にならずに参拝できました。
昨年は良くないことがたて続けに起こってけっこう大変だったので、今年は何もないようお祈りしてお守りなどを買いました。


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話は変わってMyFCの方ですが、昨年少しだけ内装をイメチェンしました。
まずはフルバケの変更です。

シートはブリッド製が個人的に好きで、セミバケのBRIX~フルバケのEXAS3と使ってきました。
車検の度に純正シートに戻していましたが、2年に一度の作業とはいえ重たい純正シートを2階の収納場所から引っ張り出してきて交換するのが年々大変だと感じていました。
なので車検対応にしようと考えたのがシート変更のきっかけです。


ブリッド製のシートとシートレール自体は車検対応だと思いますし、過去に自分もEXAS3にした時にブリッドのセパレートタイプ(左右分割タイプ)のシートレールをチョイスして取り付けていました。
ただこの組み合わせだとシートがセンタートンネル寄りにオフセットした状態で固定されてしまいシート左先端がトンネル側の内装に干渉し極端にスライド量が少なくなってしまうという問題がありました。(背の低い人が使えない)
その干渉対策に対応し かつシートポジションが上がらず、更にはスライド性も改善するという条件を満たすのが、純正シートレールを利用した専用の社外サイドステーで、更に身長150cm(嫁さん)でもペダルに足が届くようにフロントオフセット仕様に改造を施して10年ぐらい使ってきました。


しかしこれだと車検には通らないと思う。
最近では保安基準適合のシートとレールが同じメーカーじゃないとダメだと聞くし、更には書類が必要な場合もあるとか。


何か方法はないか?
例えばブリッドの新しいZETA4とかならシートレールとセットで「ローポジション、スライド量、車検対応」の条件を満たす組み合わせがあるのか?
しかしFC3S対応の新型シートレールが出てる感じではない。(自分が知らないだけかも)

そうなると選択肢は一つしかない。「カワイ製作所シートレール」+「レカロのフルバケ」
でもできればブリッドの方が好みなのでレカロにしたくない。
カワイ製作所さんのシートレールがブリッドシートでも保安基準適合であれば一番いいのですが。。
悩みながらかなりの月日が経ちましたが、他に得策が思い浮かばないのでレカロ製シートにすることに決めました。
同じ時期にシートとレールを注文しましたが、どちらも受注生産みたい。


レカロシートのモデルですが「RS-G GK」というグラスメッシュタイプのレッドにしました。
オートバックスのwebサイトで10%オフのセール中だったのでそこで購入。レカロは基本的に定価販売なので10%は大きいです。
レカロシートは約2週間で、シートレールは約3週間で届きました。
グラスメッシュの赤い部分がワインレッドな感じでカッコいいしレッドステッチもいい感じ。

カワイ製作所さんのシートレールはスーパーダウンレール「MA007RD」です。
標準仕様だとサイドステーが4分割ですが、私はオプションで選べる2ピースタイプのサイドステー仕様にしました。


シート交換に入る前に今まで使ってきたブリッドEXAS3のシートの状態を記録しておきました。
座面のお尻の部分の角度:23°、背中の部分の角度:27°、腰の部分の角度:34°
サンルーフのへこんだ部分から座面の角までの距離:940mmぐらい


そして取り外しました。ブリッドとレカロのツーショットです。
ブリッド「EXAS3」は「ZETA3」のショルダー部分を小さくしたデザインなので並べて見るとレカロRS-Gのショルダー部分がけっこう大きく見えます。
座面の長さもレカロの方が長い。ひざ裏いっぱいまで伸びている感じ。
サイドサポートはレカロRS-Gの方が低い。もう少しサイドが高い方が好みですがしょうがないです。



まずはシートレールの取り付け。
車体との固定ボルト4本を締めたり緩めたりしながらスライドがシブくならないよう付属のワッシャで調整しながら固定しました。
かなりのスライド量があります。これだけスライドすれば十分かと。


ブリッド製の外側のレールは、レール部分と車体固定部分が同じ位置なのでどうしても左右のレール間が狭くなります。
なのでバケットシートはちゃんとレール間に固定できるもののセンタートンネル側に寄って固定している感じとなり前方へのスライド量が干渉によりかなり少なくなります。
レカロ純正レールでも同じことが言えるかもしれません(買ったことがないので分かりません)。
そう言った意味でカワイ製作所さんのレールはよく考えてあるな~と思いました。
できればブリッド製シートにも保安基準適合させていただけるとありがたいのですが。。(^^;
シートレールの強度証明書(レカロシートに限る)は有償1000円で発行してもらえるのですぐに発注しておきました。


サイドステーも取り付けて固定完了。
今まではあまりレカロに興味がなかったですが、このカラーの組み合わせなら意外とレカロもカッコいい。
太もも部分のサイドサポートの低さが気になりますが腰の部分のサポートはレカロRS-Gの方が良さげです。


ブリッド製よりもヘッド部分が長い(高い)ですが、天井とのクリアランスは余裕あり。
ドア側とのクリアランスも余裕あり。
後ろ側もしっかりスライドするのでアルパインのアンプに当たってしまいますが、ここは細工してアンプ手前でスライドが止まるようにしました。

 

EXAS3との比較のために同じようにiPhoneで角度を測定してみました。
座面のお尻の部分の角度:23°→ EXAS3の23°と全く同じ角度。
背中の部分の角度:28°→ EXAS3の27°とほぼ同じ角度。
腰の部分の角度:35°→ EXAS3の34°とほぼ同じ角度。
サンルーフのへこんだ部分から座面の角までの距離:940mmぐらい。→これもEXAS3と同じです。


たまたま偶然かもしれませんが、取り付け高さ(低さ)や角度などがブリッドEXAS3とほぼ同じになりました。
目線もほぼ同じで今まで運転してきた感じと同じなので違和感がありません。良かったです。


後日、ネットでサイドサポート部分をカバーするプロテクターを買いました。
RS-G専用品とのことでフィッティングがすごくいいです。レッドステッチにしてもらいました。
質感もいいしすごく良い買い物でした。



レカロRS-Gへの変更の詳細レポはこちら(ホムペ)


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そしてもう一つの内装関係ですが、ステアリングを変更しました。
今まで使ってきたのはナルディ33Φですが以前から34Φというサイズに興味を持っていて、ナルディから出ているタイプA(N346)とかを購入したいと考えていました。ホーン周りのリングがなくレッドステッチのタイプです。

そしてある日、 織戸氏のインスタを見ていてナルディ34Φのオリジナルステアリングがリリースされることを知りました。
どことなくレトロっぽい雰囲気があってレッドステッチの設定もありとても興味を持ちました。
もちろん限定品のオリジナルデザインなので普通のナルディ34Φよりも価格が高いです。
発売されてから様子をみていたのですがすぐに売り切れてしまったのでやっぱ買っておけば良かったと後悔しました。。

それから少ししてまた織戸氏のインスタで最後のチャンスで少量だけ再販の案内を見ました。すぐにネットショップをチェックしたらまだ買えそうだったのですぐに発注!(笑)



オリジナルロゴの刺繍が入っています。内側のステッチは赤色をチョイス。
握り部分の太さとかは今までのナルディクラシックと一緒ですが今回はパンチングレザーです。
今まで使っていたクラシック33Φと比較してみました。使い込んでいるのでレザーがテカってます。
新しい方のレザーはまだ新品なのでマットな感じで綺麗です。
大きさの比較ですが33Φと34Φなので当たり前ですが10mmほど大きい感じでしょうか。
 

さっそく取り付けてみました。ステアリング固定用のビスが付属しているのかと思っていましたがありませんでした。
なので普通のプラスネジのメッキ皿ビスを暫定使用・・・。後日ちゃんとした六角穴付きのネジを買おう。
普通はボスに付属してるんかな。当分ハンドル買ってないから忘れました。
まずはオバケのホーンボタンを使用。



後日ネットで注文した六角穴付き皿ビスが届いたのでさっそく付け替えました。
真っ黒な普通の皿ビスでも良かったんですが、今回は少しメカニカルな雰囲気にしたくてガンメタ色のチタンの皿ビスにしてみました。
そしてホーンボタンも付属のものに変更。けっこうお洒落でいい感じです。
 


同じナルディなんですが、レッドステッチになったことや握り部分の刺繍など雰囲気が変わりました(^^)
少し運転してみましたが、たった10mmの外径の違い(半径だと5mmの違い)なのにやっぱ感覚的にも大きく感じます。
それとパンチングレザーになったことや、ハンドル上部の刺繍が操作中に手のひらに当たることが今までとの感触の違いでしょうか。
まだほとんど運転していないのでじきに慣れるでしょう。
ヴィジュアル的にはシートなども近い時期に交換したのでちょっとしたイメチェンになって満足しております。



ステアリング変更の詳細レポはこちら(ホムペ)


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レカロRS-Gですが、少し運転してみた感じではフルバケなこともあり乗り心地がどうとかは分かりませんが腰回りの密着度合いは良さげです。。
ただEXAS3に比べてひざ裏のサポートクッションが分厚いので左足のクラッチ操作に違和感というか違う感覚があります。慣れるのかもしれませんが。
痩せ型の体型の自分ですが、お尻から上はEXAS3よりはフィット感がありました。
ホールド性がどうとかは街乗り程度でわかるものでもないのでサーキット等を走れば感じ取ることができるかもしれません。
またサイドサポートの低さがドリフト等のスライドコントロール中のホールド性にマイナス的な影響がないか気になるところです。



肝心のシートレール&レカロRS-Gの「前後へのスライド量」ですが、後ろへ下げる量は十分で 前方へ出す量も150cmの身長でもペダルに足が届いて普通に運転できることを確認しました。これはマストな項目だったので良かったです。
ただしスライド量は満足なもののレール両サイドのレバーを操作しないといけないという煩わしさはやっぱありますね。


今まで興味なかったレカロシートですが、今回交換してみて意外にも満足度が高かったです。
これで車検時には重たい純正シートに交換する必要もなくこのままで受けれそうですしドリフトやらサーキット等もこのままでいけるかな?
今年こそは少しは走りにいきたいところです・・・。
Posted at 2022/01/08 20:54:49 | コメント(6) | トラックバック(0) | FC3Sいじり~ | クルマ

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