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2019年02月12日 イイね!

FC3Sの車高調変更 APEXi N1ダンパーPRO改

FC3Sの車高調変更 APEXi N1ダンパーPRO改昨年の話ですが車高調を変更しました。
4月~12月ぐらいの間でチョコチョコと作業したり放置したり、、作業を進めて(?)きました。
ホムペにそのレポをUPしたのでブログUPしました。

FCに使っている足回りですが、車高調はCST ZERO1ダンパー(Swiftバネver.)です。
安いからチョイスした車高調ですが、私のようなレベルではスポーツ走行時(サーキットのタイムアタックやドリフト時)でも十分だったかと思います。





ただ、なにげに「名の通った」車高調にしたい、、とずっと心の片隅で思ったりはしながら使ってきました。
名の通ったメーカー(またはブランド)だと私の中で思い浮かぶのは、
オーリンズ、アラゴスタ、テイン、APEXi、DG5、とかでしょうか。

オーリンズの車高調サスペンションとかはすごく評判が良いみたいですし憧れではありました。
しかし現在ではなかなかFC用として見つけることはできません。ほとんどが廃番。あったとしても特注でしょう。
上記候補では現在FC用ラインナップとして残っているのはアラゴスタとDG5ぐらいでしょうか。


そんな感じで、とある時に中古で見つけたAPEXiのN1ダンパーPRO。
今でもAPEXiディーラーのフットワーク部門を担当しているショップであればオーバーホールしてもらえるようですし、身近な存在のシルビアwithトレーラーさんも使っててなかなかの高評価で良さそう。

そうは言ってもFC用はかなり昔に廃盤になった古いモデル。今現在の設計で販売されている別メーカーの車高調の方がいいかもしれない。。
現行のN1ダンパーはシリンダーが少し細くなってたりエボリューションモデルなどで進化してるようですし、昔のN1ダンパーPROを過大評価しない方がいいかも。
そんなマイナス思考もあったのですが、値段も安かったのでとりあえずゲッツしてしまいしました。






ネジ部は所々サビが見受けられますが固着なしOK。まずは綺麗にしてみようととにかくバラバラにしました。
部品が混ざらないようにトレーに分けていきました。
ピロを固定しているネジはネジロック剤が使用されていたりしたのでインパクトドライバで叩いて緩めました。

オイル漏れも無くダンパーを手で押してもしっかりと抵抗はあります。
でも古いものみたいなのでガスの状態がどうなのか、オイルの具合はどうなのか、など気になります。


4月頃に入手してからチマチマと分解したり放置したりして9月になり、5ヶ月近く経ちました。
結局、今後長く使うことを考えて4本ともオーバーホールに出しました。

分解等の詳細レポはこちら





その間に他のパーツ類を綺麗にしておこうと思います。表面の劣化が目立つのがフロント用のブラケット。
元々はゴールドの綺麗なメッキ色でしたが今はすすけたような白けた感じになってあちこち錆びも出ています。
なので錆び落としをしてから塗装してみることにしました。
サビチェンジャーを塗りました。錆びた部分が黒い色に変色していきます。

塗装はボディ用のカラースプレーです。リヤ側のブラケットの色に近そうなカラーを探してみて見つけたのがトヨタ「583」です。なかなか良いチョイスでした。
メッキのゴールドとは完全に違いますが、リヤのゴールド色にほぼ近い色で良かったです。


ブラケット類塗装の詳細レポはこちら





次はアッパーマウントのリフレッシュをしました。新品のスフェリカルベアリング4個。
固定用のネジも新しくしました。ネジロック剤は中強度タイプ。

まずフロント。ピロを組み込んでいきました。
フロントは適度なサイズのソケットで受けてプラハンで軽くコンコンと叩いて挿入。
バラした逆の順でピロASSYを組み上げていきます。
キャンバー調整式のアッパーシートにさっきのピロASSYをネジ4本で固定。

お次はリヤ側のアッパーマウント。各部品をできるだけ綺麗にしてからピロとネジを新品に。
フロントと比較して手の力だけで簡単に入りました。リヤ側は部品構成の数が少ないです。


ピロ打ち替え・アッパーマウント組立の詳細レポはこちら






ダンパー4本をショップにオーバーホールに出してから1ヶ月半。オーバーホールからかえってきました。
フロントのダンパーはN1ダンパーエボリューションと同じピストンなどでEvo化してもらいました。
リヤはそのままでオーバーホールです。他にはダストブーツの新品を一緒に買いました。
今まで付いていたリヤ用のダストブーツはジャバラタイプではなかったので。
またフロント用のダストブーツも取寄せてもらいました。
フロントは倒立式なのにダストブーツって存在するんですね。最近になって知りました・・・。

すぐに組み付けて走りたい気持ちもありますが、はやる気持ちを抑えてこのネジの錆び対策をします。
ちゃんと生きているメッキ部分まで影響すると思うので躊躇しましたが、ラストリムーバーをぶっかけてみました。
錆びはかなり落ちましたが、そのぶん綺麗に光っていた金色メッキ部分もくすんだように・・・。

サビチェンジャーを塗ってみると、錆びた部分が顕著に黒くなっていきます。
リヤ側(正立式)は片面の錆びは全体に広がっていて反対側はぼちぼち綺麗な感じ。
フロント側(倒立式)はロックシート等が付いていた辺りだけが錆びていた感じです。



フロントのブラケット塗装時に使ったスプレーを使用。
ネジ部はあまり厚く塗装するとロックシート等が塗膜のせいで固着したりしてもイヤなので薄~く塗装しておきました。
これで見た目もずいぶん綺麗になりました。


ダンパーネジ部塗装の詳細レポはこちら





次はようやく車高調全体の組み立てです。
まずリヤ側の正立式の方から。新たに買ったジャバラタイプのダストブーツですが少し加工してから装着。
ロッド先端のナイロンナット(ロックナット)は新品を使用。
CST車高調の時と同様、今回もSwiftのスラストシートを使います。 CSTのは60φ用でしたが今回は65φ用。
バネをセットしプリロードゼロで固定。リヤのバネレートは7kです。ロアブラケットも入れて仮固定してリヤ側は完成。



続いてフロント側(倒立式)です。
倒立式にダストブーツがあるってのは最近知りました。
今回は長く使えるようにフロントの倒立式にもダストブーツを付けてみることにしました。
ダストブーツをはめてバネ用のアッパーシートを入れ、ピロアッパーASSYをセット。
ロッド先端のナイロンナット(ロックナット)は新品を使用。フロントも同様にSwiftのスラストシートを使います。
バネをはめてプリロードゼロで固定。ロアブラケットをはめてロックシートで固定してフロント側も組立完了。


車高調組立の詳細レポはこちら






フロントのキャンバー調整用のアッパーシートですが、このようにセンターが後方にオフセットされています。
ノギスで測ったらリヤ側が45mmでフロント側が51mmでした。 3mm後方にオフセットされているということですね。
圭オフの時も後方にオフセットされていましたが、まさかAPEXiのアッパーマウントにもこのような細工がされているとは。キャスターが少し増やせますね。




これでようやく車両に組み付けしていきます。まずは取り外しから。
8年弱使った車高調 CST ZERO1ダンパーですが、今後は予備として保管しておこうと思います。
とりあえず長さを同じように合わせておきました。
ロアブラケットをサスアームに固定する部分に大きなワッシャがありますが、APEXiのロアブラケットはワッシャーの「逃げ」が少ないので本来は専用品のワッシャが付属しているみたいです。
今回は純正を小径加工して取り付けました。(φ46mm→φ39mm)


これでリヤ側の取り付けは完了。



次にフロント側の作業。取り外してからリヤと同様フロントも前回と同じ長さに仮調整。
そして車高調を車両に組んでブレーキパイプを固定しようと思いましたが、固定するコの字型のクリップがどうしてもはまらない!

普通はコの字型のクリップをはめこむ部分の金具の厚みは2mm厚みたいですが、APEXi車高調のブラケットについている金具は2.7mmもの厚みがありました。どおりでクリップがはまらない訳だ・・・。
不本意ですが金具部分にタイラップどめしておきました。
最後に各部ボルトなどを本締めして取り付け完了。


取り付けの詳細レポはこちら





少し走ってきて足回りをなじませてからキャンバー測定をしてみました。
目で見ても今までよりはポジキャンになっています。キャンバー測定してみたら案の定「2.2度」でした。
今までは2.6度ぐらいで走っていたのでもう少し寝かせたいところです。

しかしこのAPEXi純正のアッパーマウントでは既にいっぱいまで寝かせた状態です。これ以上は調整不能・・・。
これ以上ネガキャンにするにはアッパーマウントのシートをナウさんのに交換するしかないか、、
と思いピッチを測定してみるとナウさんのラインナップに対応するものがありませんでした。ショック。



ということで、キャンバーがもっとネガ方向に調整できるようにアッパーシートの穴を削って拡大することにしました。
どれくらい拡大するかテープを貼って書き込んでみました。

車高調全体を取り外すのは面倒なのでアッパーマウントだけを切り離して取り外して作業しました。
両サイドの細い長穴(ボルトが通る部分)は12mm拡大。真ん中の大きい穴は8mmぐらい拡大しようと思います。
ドリルで穴をあけて、続いて棒ヤスリで地道にゴシゴシと研削。
真ん中の大きい穴の方はドリルに超鋼バーを付けてジャリジャリと削っていきました。




そのあとに半丸タイプの帽ヤスリで微調整しながら削って、最後にペーパーで仕上げました。
アルミの地肌がむき出しになった部分はマジックの赤を使って塗っておきました。加工跡は意外と目立たなくなりました。
アッパーマウントを元通りに車両側に組み付けてもう少し寝かせる方向にキャンバーをつけてみました。長穴加工した甲斐あってまだ穴には余裕もあります。


組付け完了したので各部元通りに戻してジャッキから車両をおろします。
少し走ってきて足回りをならしてからキャンバーゲージで測定。左右とも「2.63度」でした。とりあえずこれでOK!

アッパーマウントネジ穴拡大の詳細レポはこちら






あとは何度か試走してから全体的なアライメントを確認してみようと思います。
少し乗ってみた感想は「けっこう固い」って感じでしょうか。まあ変更前とあまり変わりませんが。。

今回の変更点
・ダンパーが「CST ZERO1ダンパー」 → 「APEXi N1ダンパーPRO」
・APEXi N1ダンパーPROをフロントだけ「PRO」 → 「Evolution化」
・バネのメーカー 「Swift」 → 「APEXi純正」
・バネレート フロント 「8k」 → 「9k」にUP
・バネレート リヤ 「6k」 → 「7k」にUP
・フロントキャスター角を少し寝かせる状態に変更(アッパーマウントによる)



今後バネだけを他のメーカーとか違うレートにしてみるとか、何度か使ってみて考えていこうと思います。
まずは春の運転訓練でどんな具合か走って確認してみようと思います。

私だけでは違いが分からない可能性もあるので、師匠のひだぼんに運転してみてもらってどんな感じか聞いてみようと思います(笑)←オイ


まあもう少しダンパーの慣らしも必要だと思うので、まずは春になったらドライブしてみたい所です。


詳細レポは本家ホムペにUPしています。
Posted at 2019/02/12 22:44:52 | コメント(3) | トラックバック(0) | FC3Sいじり~ | クルマ

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