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2020年09月27日 イイね!

FCのエンジン振動対策 中村屋へGO!【追記あり】

FCのエンジン振動対策 中村屋へGO!【追記あり】自分なりにブースト不良(微妙にMAXブーストが低い)に関する対策をしてきましたが、エンジンの振動をまず何とかするために回転物系の一式交換をすることにしました。
今までの流れから今回の作業はRECHARGE(中村屋)へお願いしました。




9月はじめ頃は台風が来ましたが、その前に稲刈りは無事に完了。今年はウンカ被害の警報もあったので早めに刈って正解でした、
帰省した息子にも手伝ってもらい助かりました。昨年はぬかるんだ田んぼにコンバインが埋まったので・・・。



9月某日。予約していた日になりました。
MAXブーストが微妙に低い現象のほかに、エンジンの振動があるので「回転が上がるのがもっさりしている」という状態です。
振動の原因として回転物系のバランスがおかしい可能性が高いので、まずその原因と思われるものを交換してみるのが今回の目的です。
振動がなくなって更にMAXブーストも戻れば一番良いのでしょうけど。

朝5時に出発! 帰省していた息子に道中かなりの部分を運転してもらいました。



姫路にある豊富PAのヤマザキデイリーストアの焼きたてパンコーナーでメロンパンを買いました。
事前にネットで見て美味しそうだったので寄って買うと決めていました。買えて良かった(笑)



今回は渋滞もなく9時半過ぎに到着。



中村さんに車を預けて、さっそくリフトに上げて作業が開始されました。



ミッションが降りた時の写真。久々に見たナイトのデュアルフリクションクラッチ。
12年前にDIYで取り付けたものです。
取り付ける時はピカピカだったけど、さすがに汚くなってますね。当たり前か。



クラッチを外したところで作業をしていただいている杉さんに見せてもらってビックリ!
8枚ある摩材のうち3枚が剥げてなくなっています。


このクラッチを選定する際にもこの摩材が剥げるという話は聞いたことがあったので悩んだんですよね。
実際 当時の自分の作業記録にも「摩材が剥げないか心配です」と書いています。
でも自分ごときのヌルイ運転では剥げないだろうと勝手に思っていました。まさか本当に剥げるとは。


外から帰ってきた中村さんがこのクラッチを見た時に、「こいつが犯人や~(笑)」と言われ、
摩材が剥げるとバランスに影響があるんだなと初めて理解しました。
ぬか喜びはせず最後まで作業を見守ることに。


ミッションの釜の中にクラッチの摩材が粉々になったものや破片などが散乱していました。



取り外されたマツダスピードの軽量フライホイール。
これも12年前に新品を取り付けたやつです。走行距離が少ないのでまだ綺麗ですね。



取り外されたリヤステーショナリギヤ。自分は初めて実物を見ました。
エキセンと接する部分である内部のメタルはあちこちが剥げて銅色みたいな下地が出ていました。
ギヤ部分はささくれた感じでエッジがたっています。
エンジンに固定する面の部分は少し錆び気味です(写真右下)。


ステーショナリギヤを外した時に出たらしい金属のクズ。
ギヤがささくれたように摩耗して、それがちぎれた感じの破片です。



ステーショナリギヤを外した状態のエンジン側。
固定部分の面が錆びかけていたのをこの後ペーパーで綺麗にされました。


部品の取り外しはひと通り完了です。


待合室のテーブルに置いてあるFCのモデルカー。




これから組付けられる新品部品です。
リヤステーショナリギヤASSY、カウンターウェイト、オートエクゼの軽量フライホイール。

オートエクゼのは穴無しタイプなので同じ軽量タイプでも穴あき(マツスピとか)よりも慣性モーメントの違いで安定感が高いみたい。


新品のリヤステーショナリギヤASSY。内部のメタルはもちろん綺麗です。
厳密に言えばこの内部メタルとエキセンとのオイルクリアランスを合わせるためにメタルがサイズ違いで何種類もあるらしいです。
今回の自分の場合は組み合わせが成り行きになりますが、今まで特に問題が出たことはないみたいだし偏摩耗しているメタルよりは遥かに良い状態になるかと思います。



FD純正のクラッチディスク。今回ディスクだけはFD純正を使います。
FDのパワーに合わせて設計してあるのでFCで流用するには対応馬力的に十分らしいです。



リヤステーショナリギヤが組み付けられました。エキセンを手で上方向にグイっと持ち上げる力を加えながら押し込む感じです。
エキセンの中心にあるニードルベアリングとシールも新品に交換されました。



続いてオートエクゼの軽量フラホも組み付け。



クラッチディスクは前述したFD純正ですが、クラッチカバーはFC純正です。
久々にFC純正カバーに戻りました。(もちろんこれも新品です)



ミッションなど着々と元通りに戻っていきます。


最後の細かい作業。


そしてついにエンジン始動。
中村さんが車に乗り込みアクセルを「ブオンブオン」とあおって回転フィールをチェック。

緊張の瞬間でしたが、中村さんの「OK!」というリアクションを見てホッとしました。


さっそく試運転してもらいました。
中村さんの見解ですが、エンジンの振動はなくなり綺麗に回転があがりエンジンフィールもOKとのことでした。
ステーショナリギヤを新品交換しているので全開加速はできませんが振動の問題はこれで解決しそうです。
ブースト圧の件に関しては、慣らし運転が完了してから確認してみます。

いったん中村屋に戻って、息子と2人で5分程度試運転させてもらいました。
鈍感な自分ですが、確かに振動が減りエンジンが軽やかになったと思います。



中村さん、スタッフの皆さん、丸一日お世話になりました~。





帰り道も息子にかなりの部分を運転してもらいました。
ステーショナリギヤとエキセン・ローターとの接触面の「慣らし」が必要なので3000rpm以下、0ブースト以下で運転しました。


走行距離300km弱。地道に運転。。 アクセルをもっと踏みたい(笑)


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無事に帰宅後、交換してもらった部品を観察してみました。

まずはナイトスポーツのデュアルフリクションクラッチのカバー側。
12年前に新品を取り付けてから今まで使ってきたものです。
クラッチディスクとの当たり面も特に異常はみられません。
162000kmぐらいから190500kmまで使用したので28500km使ったことになります。


デュアルフリクションクラッチのディスク側。
当たり前ですが上記クラッチカバーとセットで交換したもの。28500km使用しました。
こっちの面(カバー側)は多少の摩耗はあるものの特に異常なしです。


反対の面(フライホイール側)は摩材が3ヶ所剥がれています。



続いてマツダスピードのフライホイール。上記クラッチとセットで交換。12年、28500km使用。
クラッチとの接触面は特別傷んだ感じはありません。



カウンターウェイト。これもフラホとセットで新品交換したもの。
もちろん異常は見られず錆が出ているぐらいでしょうか。 今回は念のために新品にしてもらいましたが。



クラッチのレリーズベアリングや、エキセンシャフト中央のニードルベアリング、フラホのボルトなど。
これらも新品にしてもらっています。




最後にリヤステーショナリギヤ。今回いちばん興味があるパーツでした。
ギヤの部分はささくれた感じでエッジがたっていました。


内側のエキセンシャフトと接する部分。メタルの表面が剥がれてあちこち銅色が出ています。
1ヶ所だけ一直線上に剥がれた跡がありました。微妙に偏芯回転してたってことでしょうか。
他にも所々に銅色が出ています。



今回もっとも気になったのはこのステーショナリギヤのOリングの状態。
昔から雑誌やネットなどでもこのOリングが「カチカチになってゴムとは思えない」とよく書かれています。
はたして自分のはどうなのかがすごく気になっていました。


取り外してみたところ、
形状こそつぶれ気味ですが普通にゴムの弾力性が残っていてオイルシールの役割はまだまだ十分かと思います。
これは意外でした。カチカチになっているのが当たり前だと信じていたからです。
ちなみに自分の場合は1998年にエンジンをオーバーホールしてもらっているので22年使っています。
距離ですがエンジンオーバーホールが114500kmなので現在190500kmで76000km使ってきたことになります。

年数と距離がいってるからといって必ずカチカチに硬化するという訳でもなさそうです。

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慣らし運転は500kmぐらいはしたいので、その後息子が帰省からアパートに戻る際に、新幹線を使わずFCで送って行くことにしました。
片道250kmぐらいでしょうか。福岡県までGO!

当たり前ですが 帰り道は自分一人なので、行きの道中は息子にほぼ運転してもらいました。
パーキングで小休止。



関門橋~



関門橋をバックにパシャリ



息子をアパートまで送ったらトンボ帰りです。慣らしはこの時点で完了としました。
クラッチとかを交換してもらってから合計500km以上走りました。

そして帰り道にちょいと全開加速してみました。
何度かピーク値をチェック。以前より微増し77~78kPa。


78kPaだとしてkgf/cm2に換算したら0.8kgのブースト圧か。
それなら正常の範囲では?? と考えたいところではありますが、自分に言い聞かせているだけですね(笑)
過去には全開加速すると0.85kgf/cm2とか出ていたのでやっぱ若干低いと思います。

エンジンの振動に関する問題はこれで解決したかと思います。
結果的に振動によるノックリタードなどは無かったということですね。
制御で故意にMAXブーストを落としている訳ではなさそうです。


中村さんいわく、「ROMの書き換えでブースト圧を上げることは可能だがお勧めはしない」とのこと。
まあ当たり前ですよね、今までかかっていたブーストが落ちてきたからと言って無理やり上げるのはリスクが高い。

となるとタービンか?
エンジンをオーバーホールしてもらった時にもタービンはそのまま使い続けています。
19万km以上使っているのでさすがにリビルトタービン等に交換してもよい時期かもしれません。


とりあえずエンジン自体に致命的な問題はなさそうなのでホッとしました。
運転していても異常は感じられないし、何よりもアイドルアップ制御がかなり改善しているのでむしろ好調にも思える。
タービン交換も考えながらしばらくこの状態で乗っていこうかと思います。


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<追記>
ここまでレポを書いていて、昨夜すこしだけ試運転してみたらエンジンが吹けなくなっていました。
なんかグズってアクセル踏んでもガボガボいったりガックンガックンとなったり。
中古の圧力センサー(純正)に交換してみただけなんですけどね、、もし圧力センサーが異常だとこんな症状になるのだろうか。元に戻して確認していないので真相は分かりません。

圧力センサーを変えてみる前は、中村屋からの帰り道290kmと、福岡の往復500kmは上記不具合症状はまったく出ませんでした。

近いうちに元々付けていた方の圧力センサーに戻してどうなるか確認してみようと思います。でもあまり関係ない気もするので今から不安ですね。。(^^;
=========================================
↑↑↑↑↑↑↑
<更に追記>
元の圧力センサーに戻したら不具合症状は出なくなりました。
好調にエンジンは吹けています。
ヤフオクで入手したセンサーがハズレだったのかもしれません。
コメントくださった皆様お騒がせしましたm(_ _)m
Posted at 2020/09/27 19:51:53 | コメント(8) | トラックバック(0) | FC3Sいじり~ | クルマ

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