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【 2012-11-19 】
+ 魅力 +
大阪から336km。
広島県安芸高田市に所在するTSタカタサーキット。
今年の春と秋の大運動会でしかタカタを走ったことが無いペーペーが語るには
少々おこがましい気がするのだれど、そこを踏まえて書くとするならば、
ボクが最も魅力に感じたのは、その高低差だった。
それというのも、ボクにとってのモータースポーツの起源は舞洲であり、
現在は 『 舞洲スポーツアイランドイベント広場A 』 と改名されてはいるが
当時、そこは 『 軽飛行場跡地 』 と呼ばれていた場所である。
その名の通り、セスナ機などの離着陸を考えて作られたのだろう、
2本の滑走路を備えた、どこまでも平坦なレイアウト。
・・・を目指していたはず。
実際、ボクがその存在を知る頃には、路面は荒れまくりのウネりまくり。
こんなトコロに飛行機が降りてくれば、大参事に至るコト間違いなし。
近年の改修により、かなりウネリがマシにはなったのだけれど、
それでも飛行機の離着陸なんて論外である。
そもそも、過去に飛行機が降り立ったという実績があるのだろうか?
または飛び立ったという記録は?
そんな話をボクは寡聞にして聞いたことが無い。
だけどもそれも、あくまで路面がうねっているだけ。
ワインディングロードのような高低差ではない。
波打った広場。
これこそ舞洲を指し示す表現であると思う。
ボクはそんな舞洲でモータースポーツを始めたという経緯があるから、
より一層、タカタサーキットの高低差にココロを奪われたのかもしれない。
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+ シビレル +
具体的なお話。
そう、タカタサーキットの魅力についての。
見えないクリップを目指して駆け上る3コーナーの脱出にはシビれるし、
オン・ザ・レールで走り抜けるスリ鉢コーナーは爽快そのもの。
でも何と言ってもハイライトは、新コース・入口と名付けられたコーナー。
3速全開から微小なステアリングワークとアクセルワークだけで姿勢を作り、
段差のついた縁石付近にあるクリッピングポイント目掛けて飛び込む。
旋回姿勢が決まってしまえば、あとはパーシャルに保ったアクセルを全開に戻すだけ。
どれだけ挙動を乱さず、車速を落とさず、コース上に残れるか。加速できるか。
クリップ手前からジワリとアクセルを全快に戻し、加速状態を維持できれば最高!
例えば、これがワインディングロードならば、クルマが何台あっても足りない。
免許もお金も精神も、いや、命だって何個いるのかワカンナイ。
サーキットであればこそ。
クローズドコースであるからこそ楽しめる。
もちろん、新コース・入口でも危険は少なくない。
クリップから先は下りのストレート、ランオフエリアは荒れ気味で、車速はノリノリ。
そんな状態でコースオフしたらどうなるか?なんて想像に難くない。
それはダ○ビッシュ渾身のオーバースローより放たれたトマトが、
金おろしに向かって飛び込んでいくようなものだ。
でもね。
だけれどもね。
だからこそ、このコーナーは気持ち良いのだ。
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+ TPO +
と、ココまでトロけたことを書いておいて何なんだけど。
煽るだけ煽った後に落とすようでアレなんだけど。
何事にも、時と場合というモノがある。
例えば、舞洲であれば、少なくともブツかるモノがない。
ジムカーナであれば1台づつしか走らない。
でも、場所がサーキット、しかも混走となれば話は変わってくる。
何事も自己責任。
でもジブンだけでは済まない事態に陥ったら?
それは無責任というものじゃないか。
分かりやすい例え話となるかは、はなはだ疑問ではあるのだけど、
自戒の意味を込めて、ボクの恥晒しな失敗談をご紹介したい。
時は春の大運動会。
たしかコースレイアウトにも混走で走ることにも慣れてきた、
5枠目ぐらいだったろうか。
チキチキバンバンよろしく、新コース・入口に飛び込んだボクは
ランオフエリアに右のリアタイヤを落としてしまう。
急激にグリップを失い、一瞬のうちにスピンモードへ移行。
ざらついた痛々しい衝撃がNBさんに襲いかかる。
まさに金おろし。
挙句の果てに停まった先は、あろうことか、再びコース上。
しかもレコードラインのド真ん中。
何度もNBさんを襲った衝撃でエンジンもストールしてしまう。
キーを回しても掛からない。
湧きあがる恐怖から歪な表情を貼りつかせて顔を上げたとき、
新コース・入口を下ってくるNAさんが視界に入る。
あ、ダメだ。
このラインは正面衝突コースだ。
金おろしどころか、壁に向かって投げられたトマトになる。
目の前を下ってくるNAさんを盛大に巻き込んで。
視界の全てが果てしなく、スローモーションに感じられる。
あぁ、コレ、知ってる。
見たことあるもの。
何度か。
これまでの人生で幾度目かとなる走馬灯に包まれながら、
ゆっくりと、でも確実に近づいてくる現実を感じる。
が、ボクの予想と反して、そのNAさんはテールをスライドさせながら向きを変えていく。
ゆっくりとカウンターを当てながら直撃ラインから外れていくNAさん。
そこで目があった。
ボクはフロントウィンドーごしに。
マツオカくんはサイドウィンドーごしに。
マツオカくんの後ろを走ってたナカタくんの車載より。
見事だった。
ボクみたく、陳腐で貧相な言語libしか持ち合わせていなければ、
それ意外に形容のしようがない。
華麗なテールスライドで走行ラインを変えるマツオカくんの視線に、
『 これは恋に落ちるかも? 』 と心底想った。
冗談はさておき、つまるトコロ、ボクは運が良かったのだ。
これがマツオカくんのような上手いドライバーでなかったら、
きっとこんなブログすら書けなかっただろう。
九死に一生を得た、いや、一生を授けてもらった。
いやはや本当に助かりました。感謝。
【本日の教訓】
いくら刹那的で甘美な快楽に溺れるような状況に陥っても
周りにクルマがいるときは、絶対、ムチャしちゃダメ。
written 2012-11-19
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